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❗✒ 姉の代わりに巨漢公爵に嫁いだ取り柄のない子爵令嬢は、浄化魔法が開花しました。  作者: 雪*苺
【 約一ヵ月後( 月曜日 )】サブリエル 魔法使いになる??
20/50

✒ 公爵様の御帰宅 5 / 君は誰だ!?


──*──*──*── 廊下


 既に22時を過ぎた時間に階段を上がってる人物は────。


リィグレーシェド

「 ──サブリエル?

  こんな時間にのですか? 」


サブリエル

「 えぇ~~と…………寝る前にリグ様の声が聞きたくて?(////)」


リィグレーシェド

「 サブリエル…(////)

  書斎は閉めてしまったから私の部屋でも構わないかな? 」


サブリエル

「 はい!

  大丈夫ですわ(////)」


リィグレーシェド

「 ………………では行きましょうか。

 ( ……少しは警戒してほしいものだな…。

   夫婦だから警戒もしないのかな?

   サブリエル……私から抱きしめたいけれど…… “ 呪われている ” と打ち明けてしまったからな… )」


サブリエル

「 あ、あの……リグ様、私…………リグ様に御願いしたい事があるのです。

  聞いていただけますか? 」


リィグレーシェド

「 御願い…ですか?

  私に叶えられる事ならいのですが… 」


サブリエル

「 …………ですよね~~ 」


 はぁ……巨漢デブゴンのリィグレーシェド様を前にしてもロマンスなんて芽生えませんよね~~。

 ロマンスが芽生えても困りますけどぉ!

 それにしても……こんな時間まで書斎で仕事をしていたなんて、働き過ぎじゃないですか?

 明日あしたから1ヵ月間の休みを頂けたから張り切っているのでしょうか?

 休日前は頑張っちゃいがちですからね~~。

 そういう所は異世界でも同じなのかも知れませんね?

 それにしても……長身のデブゴンって隣に立たれるだけでも脅威を感じてしまいます。

 カ◯ゴン先生よりは身長ないですけど、この巨体がバランスを崩して私の方へ倒れてたりでもしたあかつきには間違いなく、私はしゅんする事になるでしょうね!!

 なんて恐ろしい凶器なのでしょうか!!

 こんな全身凶器男が屋敷内を我が物顔でどう(どう)と闊歩しているなんて、まさに恐怖でしかありませんよっ!!


 巨漢巨体全身凶器デブゴンの部屋に案内されている私ですけど──、ベッドの上に押し倒されたりしませんよねぇ!!

 のし掛かられたら私──、ペチャンコに潰れちゃいますからね!!

 うぅ~~~~こんな調子で “ 隷属 ” なんて出来るのでしょうか……。

 ニテンス(創生王)様ぁ~~~~、自信がありませぇ~~~~ん!!

 ひぃ~~~~ん……( 泣 )


リィグレーシェド

「 ──着きました。

  が私の自室です 」


サブリエル

「 …………お邪魔致しますわ 」


リィグレーシェド

「 邪魔だなんて思いません。

  ──どうぞ 」


 凶器デブゴン──いえ、リィグレーシェド様が両扉の片方を開けてくれます。

 見事な迄に立派な扉です。

 流石はフォンオスコ公爵当主なだけあります。

 れするような彫刻が扉に彫られています。

 お金を掛けてますね~~。


──*──*──*── リィグレーシェドの自室


 扉が立派ですから、部屋の中もに立派なのかと思いましたけど…………、あまり生活感を感じない室内です。

 あるのはベッド,テーブルとソファー,クローゼット,本棚,机と椅子…………。

 えぇと…………いくらなんでも当主の部屋としては質素過ぎやしませんか??

 あのベッド……デブゴンが──いえ、リィグレーシェド様が毎晩寝るのに使っているベッドですわよね??

 普通のベッドよりは大きくて、丈夫そうな作りをしてそうですけど、幾らなんでもリィグレーシェド様の体型には小さ過ぎやしません??

 リィグレーシェド様……ベッドの上じゃなくて床で寝てるのでしょうか?

 そうなると、余計リアル◯ビゴン先生になっちゃいますけど……似合いそう??

 ベッドとは名ばかりのソファーでしょうか?

 肝心のソファーは小さくてリィグレーシェド様が座れないサイズですし。


サブリエル

「 ──随分と殺風…いえ、スッキリとしたお部屋ですわね… 」


リィグレーシェド

「 あまり物を置くのは好きではなくてね。

  室内が広いからガラン…として見えてしまうね… 」


 床で寝るなら広い方が丁度いと私は思いますけどね~~。 

 スマホ(スマートフォン)が有れば、床で寝ているデブゴン──いえ、リィグレーシェド様が撮れたのに残念です…。

 デブゴン──いえ、リィグレーシェド様は感じで床に寝るのでしょうね?

 うつぶせ……だと肺とか臓器が脂肪で押し潰されてしまいそうですから、定番の仰向けスタイルでしょうか?

 それとも横向き??


リィグレーシェド

「 サブリエル、ソファーに座ってください。

  私は……ベッドに座ります 」


サブリエル

「 はい。

  がとう御座います 」


 リィグレーシェド様がみずからソファーを動かしてくれます。

 ベッドと向かい合うように動かされたソファーを前にして、リィグレーシェド様が私に座るようにうながしてくださいます。

 私はリィグレーシェド様へ軽い会釈をしてからソファーの上に腰を下ろして座りました。

 私が座ったのを見届けたリィグレーシェド様もベッドの上に腰を下ろして座ります。

 リィグレーシェドがベッドの上に腰を下ろすと、ベッドがギシッ…ときしみます。

 ベッド……大丈夫でしょうか??

 リィグレーシェド様の体重に耐えられなくてベッドの足が折れてしまわないか心配になります。


 、私がベッドの足が折れてしまわないか心配してしまうのか、みなさんには分かりますか?

 分かりませんか──、そうですか。

 折れてしまう疑いがあるのは、体重が掛かっている側のベッドの足です。

 そうなると、バランスを崩したデブゴン──いえ、リィグレーシェド様がに向かって倒れてくるのか分かりますよね?

 そうです、リィグレーシェド様と向かい合っている私の方へバランスを崩して倒れてるのですよ!!

 私がピンチなんです!!

 ベッドの足にはなになんでも折れずに頑張って、巨漢デブゴンの体重に耐えてもらはないといけないのです!!

 どうか、折れないでくださいませぇ~~~~!!

 私の命を守る為にぃ!!


リィグレーシェド

「 あぁ……これではサブリエルが私を見上げる形になってしまいますね。

  首は大丈夫ですか?

  痛むようなら無理せず上げなくてもいですから 」


サブリエル

「 御心遣いがとう御座います。

  私は大丈夫ですわ。

  仮に私と目線を合わせる為にリグ様が床に座られたとしても、私がリグ様を見上げる形になるのは変わりませんわ。

  私の背が低過ぎる所為ですわ… 」


リィグレーシェド

「 サブリエル、自分の背丈を悲観する必要はありません。

  私はサブリエルが長身ではなくて嬉しいですよ 」


サブリエル

「 リグ様…… 」


 えっ、リィグレーシェド様は背が低い人が好きなのかしら??

 私が成人の儀式と結婚式を挙げて頂いた15歳の時、リィグレーシェド様は既に27歳…だった筈です。

 リィグレーシェド様と私の年齢差は12歳………。

 この巨漢デブゴンは──、もしかしなくてもロリコン…ですかっ?!

 貴族社会では貴族令嬢が20歳,30歳も離れた相手にとつぐ事は当たり前で……、産まれた瞬間から婚約者を勝手に決められてしまっている貴族令嬢もるらしいです。

 産まれた時に婚約者が20歳(ハタチ)でも、自分が成人を迎えた時に婚約者は35歳……。

 幼い頃にとしの近い相手と婚約させられるのはだ、幸せなのではないかとすら思えてしまいます。

 貴族の令息,令嬢が恋愛結婚する事はく思われていなくて……、まだ(まだ)理解してもらうのはむずかしいみたいですし。

 結婚は家同士の繋がりを強固にする為の手っ取り早い手段ですから、政略結婚はの時代になっても無くならないのでしょうね。

 私は…………フォンオスコ公爵とコォールス子爵を繋ぐ架け橋…………になる為にとつがされた訳ではないと言う事はじゅう(じゅう)承知しています。

 そもそも、私はコォールス子爵からを付けて放り出されたと言っても過言ではありません。

 人身御供として捧げられ、呆気なく捨てられたのです。

 コォールス子爵と私のえんは一方的に断ち切られてしまった身ですから、ぶっちゃけフォンオスコ公爵とコォールス子爵の架け橋になるなんて私にはさら(さら)ありませんよっ!!

 土下座されて、号泣しながら頼まれても断固拒否させていただきまっす!!


リィグレーシェド

「 あぁ……その……変な理由ではなくてですね…………私の周りには高身長者が多いですから、サブリエルのように低身長の女性は新鮮と言いますか!

  すみません……選んだ言葉が失礼でした…… 」


サブリエル

「 リグ様……。

  リグ様の職場には高身長の方が多いのですか? 」


リィグレーシェド

「 そうですね。

  1番背丈の低い者で180センチメートルですから 」


サブリエル

「 180…ですか?!

  それはたしかに高いですわね。

  …………リグ様の御気持ちも分かる気が致しますわ。

  小さき者に心を癒される事は私にもありますもの 」


リィグレーシェド

「 そうなのですか?

  サブリエルは小さき者に心を癒されるのか聞いてもいですか? 」


サブリエル

「 勿論ですわ。

  私が心を癒されるのは── 」


 私はリィグレーシェド様を訪ねた本来の目的も忘れて、すっかり他愛もない雑談に花を咲かせてしまうのでした。

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