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☀ 姉の代わりに巨漢公爵に嫁いだ取り柄のない子爵令嬢は、浄化魔法が開花しました。  作者: 雪*苺
【 約一ヵ月後( 月曜日 )】サブリエル 魔法使いになる??
13/50

⭕ 公爵夫人の異変 5 / 不思議な力


サブリエル

「 創生王様、魔法を使い過ぎると魔(ま)法(ほ)力(りき)切(ぎ)れを起こして疲れるそうですけど、浄化を使い過ぎるとど(・)う(・)な(・)る(・)のですか?

  やっぱり疲れちゃいますか? 」


創生王

「 我(われ)の眷属だからな、浄化は何(ど)れだけ使っても疲れんぞ。

  異世界人の聖女のように制御やコントロールをする為に奮闘する必要もないしな。

  単体,広範囲,全体と状況に応じて臨機応変に使える 」


サブリエル

「 そうなんですね。

  何(なん)か聖女様よりもチートっぽいですね… 」


創生王

「 チートぉ?

  御(お)主(ぬし)は時(とき)々(どき)良(よ)く分からぬ言葉を使うな。

  別に構わぬが 」


サブリエル

「 あの……創生王様、≪ シピアンドダレ大陸 ≫に異世界人の聖女様が居(お)られる事は分かりましたけど……、浄化を使えるようになった私も聖女様の手伝いをした方が良(よ)いのでしょうか? 」


創生王

「 それはならん。

  サブリエルは聖女ではない。

  聖女から聖女の役目を奪ってはならんぞ。

  サブリエルは聖女に干渉する事も関わる事もしてはならん。

  我(われ)がさ(・)せ(・)ん(・)よ 」


サブリエル

「 そうなんですね!

  良(よ)かったです。

  安心しました(////)

  私はフォンオスコ公爵家(け)の公爵夫人として生活を続けて良(い)いんですね? 」


創生王

「 当然だ。

  サブリエルはフォンオスコ公爵領地の公爵夫人として好きに生きると良(よ)い。

  ≪ シピアンドダレ大陸 ≫の危機は勇者,聖女,救世主等(など)に任せとけば良(よ)いのだ 」


サブリエル

「 聖女様だけじゃなくて、勇者様や救世主様も居(い)るんですか? 」


創生王

「 ≪ シピアンドダレ大陸 ≫に現存する国(くに)々(ぐに)が挙(こぞ)って召喚したがるからな。

  成功率を下げて失敗率を上げてやったわ!

  召喚に失敗した召喚術師と召喚された異世界人はゲル状となってしまうが、致し方無いな 」


サブリエル

「 えっ……召喚の成功率を下げる──なんて事が出来るんですか?

  それに召喚術師と異世界人がゲル状にって…… 」


創生王

「 召喚術が失敗するよう精霊に妨害をさせておるし、召喚術師と異世界人がゲル状化するのは、妖精に悪戯をさせておるからだな 」


サブリエル

「 ………………精霊と妖精にそ(・)ん(・)な(・)事をさせれるんですか? 」


創生王

「 当然だ。

  我(われ)は精霊と妖精を生み出す創生王だからな!

  我(われ)は精霊と妖精にと(・)っ(・)て(・)は生みの親、創造主(ゴディオール)であるからな。

  創生王には精霊も妖精も絶対服従なのだ 」


 創生王って……、結構ヤバい奴なのかも知れませんよ?

 だって、召喚魔法を成功させない為に精霊に妨害をさせたり、妖精に悪戯をさせて召喚術師と召喚された異世界人をゲル状にさせちゃうんですよ?

 ゲル状ですよ、ゲル状ぉ~~~~!!

 とんでもなくないですか?!

 聖女様の手伝いをしなくても良(い)いのは有(あ)り難(がた)いんですけどね~~。


サブリエル

「 ──創生王様、今の姿が創生王様の本来の姿なのですか? 」


創生王

「 うむ!

  我(われ)の姿は〈 皇(コウ) 〉と〈 神の遣い 〉によって生み出された当時の姿だ。

  御(お)主(ぬし)、この姿は好まぬのか? 」


サブリエル

「 好まない……というより…………割りと好みです(////)

  大人の姿にもなれるんですか? 」


創生王

「 勿論なれるぞ。

  我(われ)は創生王だからな!

  あらゆる種族の垣根を超えて自在に姿を変えられる 」


サブリエル

「 あの……じゃあ、自称も変えれますか?

  “ 我(われ) ” っていう自称は、その姿には似合わないというか……違和感があるというか…… 」


創生王

「 そうなのか?

  サブリエルが言うなら自称を変えるのは構わんぞ。

  この姿には如(い)何(か)様(よう)な自称が合うのだ? 」


サブリエル

「 ── “ ボク ” ですわ!!

  “ ボク ” という自称が合いますわ。

  ピッタリです! 」


創生王

「 そうなのか?

  ならば今から我(われ)は、我(われ)の事を “ ボク ” と言うようにしよう 」


サブリエル

「 有(あ)り難(がと)う御座います(////)

  序(つい)でに髪も短い方が男の子っぽく見えますし、似合うと思います 」


創生王

「 ふぅん?

  そうなのか?

  では肩の上より短くしてみようか 」


 そう言った創生王様の腰まで伸びていた長い髪は、みるみる内に短くなると、肩に付かないぐらいの長さで止(と)まりました。

 私の目の前に立っているのはオカッパヘアーみたいな髪型に変えた創生王様です。

 見た目は10歳ぐらいの少年の姿をしているので、使用人達が見ても間違いなく子供らしく見えます。


創生王

「 おぉ、そうであった。

  大事な事を伝えなけれならんかったわ 」


サブリエル

「 大事な事…ですか? 」


創生王

「 うむ!

  サブリエルは我(われ)──いや、ボク(創生王)の眷属となった。

  故(ゆえ)にサブリエルよ、夫であるリィグレーシェドと夫婦の営みは出来なくなるぞ。

  生殖行為の類(たぐ)い以外の夫婦のスキンシップとやらは大目に見てやるが、過剰な性的スキンシップをする事は許せん故(ゆえ)、心せよ 」


サブリエル

「 えと……それって……、私はリィグレーシェド様との間(あいだ)に子供は…… 」


創生王

「 当然、出来ん。

  諦めよ。

  サブリエルが男(ケダモノ)を知らぬ処女(おとめ)であるから、ボクは “ 創生王の祝福 ” を授けたのだぞ。

  処女(おとめ)である事を捨てる事は許さぬよ。

  サブリエルが非処女となる事は許せんのだ 」


サブリエル

「 ………………そう、ですか…。

  私は別に構いませんけど……リィグレーシェド様が、どう思われるか……ですね 」


創生王

「 嫌(いや)ではないのか?

  愛しておる夫(リィグレーシェド)と生殖行為が出来んのだぞ。

  自分の血を受け継いだ子孫を残す事が出来んのだぞ。

  嫌(いや)ではないのか? 」


サブリエル

「 …………そりゃあ……フォンオスコ公爵夫人となったからには、フォンオスコ公爵家(け)の為に跡継ぎを産まなければいけないと覚悟はしていました。

  悪魔の儀式に身を投じるのは至極嫌(いや)ではありますが……、代(だい)々(だい)続くフォンオスコ公爵家(け)をリィグレーシェド様の代で絶やす訳にはいきませんから、嫌(いや)々(いや)ながらも覚悟はしていました。

  巨漢夫に乗っかられて、子作りに励んでいる最中に窒息死をしないか不安で堪りませんでしたし……。

  私は未(ま)だ死にたくないので!! 」


創生王

「 そ、そうか…… 」


サブリエル

「 リィグレーシェド様は異性としても人間的にも素晴らしい御方で、私みたいな人間には勿体無い程の優良物件ですわ。

  私はリィグレーシェド様が好きです。

  好きではありますが、あんな巨漢デブゴン──いえ、リィグレーシェド様と●●●●(夫婦の営み)をしたいとは微塵も思いません!!

  確(しっか)り痩せて頂かないと無理です~~~~!!!! 」


創生王

「 そ、そうか…… 」


サブリエル

「 ですから、リィグレーシェド様と●●●●(夫婦の営み)が出来なくなっても今の私には何(なん)等(ら)問題はありません!!

  寧(むし)ろ、●●●●(夫婦の営み)をしなくても良(い)い大義名分を得られる事が出来てラッキーですわ!!

  私の寿命が確実に伸びました!!

  有(あ)り難(がと)う御座います!! 」


創生王

「 そ…そうか……。

  サブリエルが構わぬなら良(よ)い。

  泣かれて嫌(いや)がられたら、夫(リィグレーシェド)へ抱(いだ)いておる愛情を “ 消してしまおう ” と思っていたのだが──、その必要は無さそうだな 」


サブリエル

「 はい?

  リィグレーシェド様への愛情を “ 消す ” って、そんな事まで出来るんですか? 」


創生王

「 まぁな。

  記憶の改竄,記憶の上書き,記憶の書き換え,記憶の忘却等(など)、ボクにしてみれば朝飯前だからな。

  要(い)らぬ感情を消し去る事も可能である。

  凄いであろう! 」


サブリエル

「 そうですね…………とても凄いと思います… 」


 記憶を弄(いじ)る事が出来て、感情も消し去る事が出来るって、何(ど)処(こ)までチートなんですか、創生王っていうのは!!

 絶対に敵に回したら駄目な相手ですよ!!


創生王

「 サブリエルよ、御(お)主(ぬし)が今、夫(リィグレーシェド)にしておる夫婦のスキンシップとやらをボクに教えよ。

  セーフとアウトを判断する 」


サブリエル

「 分かりましたわ… 」


 私は創生王様にリィグレーシェド様へ試みている夫婦のスキンシップを教えました。

 創生王様の言われるような過剰な性的スキンシップなんて1つも無いと思うんですけど、私からのおさわり(ボディータッチ)や手を握る行為は性的スキンシップの中に入るのでしょうか?

 あぁ……ハグもありましたね~~~。






サブリエル

「 あの…創生王様、如何(いかが)でしょうか?

  アウトなスキンシップは有りますか? 」


創生王

「 まぁ……良(よ)い。

  ギリセーフとしてやろう。

  但し、口と口の接吻は許さんぞ!

  頬とか額(ひたい)(オデコ)とか手の甲への接吻は許してやるが、それ以外の場所への接吻は禁止だ!! 」


サブリエル

「 創生王様……お顔が赤くなってませんか? 」


創生王

「 き…気の所為であるぞ!

  ボクは顔を赤らめてはいない!

  断じてないからな! 」


 何(なん)か、ムキになっちゃって可愛いです~~♥️

 夫婦のスキンシップとかに抵抗が無いのかも知れませんね?


創生王

「 新たな夫婦のスキンシップとやらを増やしたい時は、先ずはボクに相談するように!

  創生王であるボクが “ 駄目 ” と言ったスキンシップは、ボクが許可しないと出来ないから、ボクを無視して新たなスキンシップを試みようとするでないぞ!

  良(よ)いな、サブリエルよ 」


サブリエル

「 分かりましたわ。

  肝に命(めい)じて心しますわ 」


 非処女は駄目って、何(ど)れだけ処女が好きなんですかね、創生王って…………。

 非処女に対して嫌(いや)な思い出でもあるのでしょうか??


創生王

「 そうであった。

  眷属となったのだから、何(い)時(つ)までも “ 創生王様 ” と呼ばれるのも他人行儀であるな。

  サブリエルよ、ボクの眷属となった暁(あかつき)だ。

  ボクに呼び名を付けよ 」


サブリエル

「 はい?

  私が創生王様へ名前を付けるのですか? 」


創生王

「 うむ。

  実体化させた姿を長期間維持させる為には、縛りとなる名前が必要なのだ。

  創生王に名付けが出来る等(など)、名誉ある事である。

  大いに喜ぶが良(よ)い! 」


サブリエル

「 有(あ)り難(がと)う御座います… 」


 名前……何(なに)が良(い)いのかしら??

 リィグレーシェド様みたいに長い名前は呼び難(にく)いから、どうせなら短い名前にしたいですよね。

 惑星のコア(核(かく))から生まれた〈 皇(コウ) 〉と〈 皇(コウ) 〉の元へ遣わされた〈 神の遣い 〉の手によって生み出された創生王様…。

 創生王様に変な名前は付けれないですよね…。

 ペットに付けるような軽い気持ちで付けたりしたら、罰(バチ)が当たりそうです……。


創生王

「 どうしたのだ、サブリエルよ。

  良(よ)い名は思い付かんか? 」


サブリエル

「 えと………… “ ニテンス ” はどうでしょうか?

  愛称は──ニティとか? 」


創生王

「 ニテンスか。

  ならば、ボクはサブリエルから “ ニティ ” と呼ばれるのだな? 」


サブリエル

「 はい。

  そうなります 」


創生王

「 うむ、“ ニテンス ” で良(よ)い。

  ボクの実体化した姿を長期間定着させる名は、 “ ニテンス・フォンオスコ ” である!! 」


 そう宣言した創生王様──いえ、ニテンス様の足下には複雑な模様の魔法陣が現れました。


創生王:ニテンス

「 定着は問題なく成功したな。

  サブリエルよ、今からボクの事は “ ニティ ” と呼ぶようにな。

  敬称は必要ないぞ 」


サブリエル

「 はい、分かりました。

  ニティ…? 」


創生王:ニテンス

「 うむ!

  ボクの眷属とサブリエルにも証として呼び名を与える。

  サブリエル……だからな、サリーで良(よ)いな。

  今からボクはサブリエルを “ サリー ” と呼ぶ事とする。

  この名が、サリーをあ(・)ら(・)ゆ(・)る(・)悪意から守(ま)護(も)ってくれるぞ 」


サブリエル

「 有(あ)り難(がと)う御座います、ニティ 」


創生王:ニテンス

「 因(ちな)みにだが、ボクは “ ニテンス・フォンオスコ ” としてフォンオスコ公爵邸で暮らすからな。

  リィグレーシェドの実弟──という偽りの記憶をフォンオスコ公爵領地内の人間の記憶に刷り込んどいたぞ。

  使用人達はボクをリィグレーシェドの実弟として接してくれる! 」


サブリエル

「 えっ……フォンオスコ公爵領地内の人間の記憶に刷り込みって……そんな1度に記憶の改竄なんて出来ちゃうのですか? 」


創生王:ニテンス

「 先程、朝飯前だと言ったであろう。

  リィグレーシェドもボクを実弟として接するであろう。

  フフン。

  公爵領主の実弟だからな、公爵夫人のサリーと仲良くしても使用人達からも変な目では見られまいよ! 」


サブリエル

「 そう…ですね~~ 」


 やっぱり、とんでもない存在ですよ、創生王っいうのは!!

 リィグレーシェド様の実弟としてフォンオスコ公爵邸で暮らすと言う事は、私(サブリエル)の義理の弟──義弟となるわけですね。

 何(なん)か…意外と無難な関係かも知れませんね?

 義弟と歳の離れた義姉が仲良くするのは別に変な事ではありませんし。

 何(なに)せ、7歳も離れてますし?

 義理の姉弟が愛称で呼び合うのも、貴族の中では良(よ)くある事ですものね??


創生王:ニテンス

「 サリーよ、兄上(リィグレーシェド)が帰宅したら3人で団欒するぞ 」


サブリエル

「 団欒ですか? 」


創生王:ニテンス

「 うむ。

  夫であるリィグレーシェドを “ 隷属 ” せよ 」


サブリエル

「 はい??

  リィグレーシェド様を隷属する??

  はい??

  どういう事ですか??

  それって、必要ありますか?? 」


 突然のニテンス様による「 隷属 」発言に対して、私の思考が一瞬だけ止(と)まりましたよ!!

 夫を隷属…………奴隷の “ 隷 ” が付いてますから、良(い)い契約ではないっていうのは何(なん)と無くですが分かりますよ!!


サブリエル

「 ニティ、幾(いく)らなんでもリィグレーシェド様を隷属するなんて、とんでもない事ですわ!

  そんな事を言われても困りますわ!!

  リィグレーシェド様を “ 隷属させる ” なんて事は出来ません 」


創生王:ニテンス

「 ボクの眷属となったのだから、護衛に隷属を持つ事は必須条件だぞ。

  見知らぬ相手を隷属するより、身近な気安い奴を隷属する方が良(よ)いであろう。

  リィグレーシェドは王国近衛騎士第5部隊の隊長なのだろう?

  剣術の腕も確かであるし、群を抜いて強いではないか 」


サブリエル

「 確かにお強いとは聞いてはいますけど、あの体型ですよ?

  馬にも乗れませんよ?

  リィグレーシェド様が勇敢に戦う姿なんて微塵も想像出来ません。

  のし掛かり攻撃が得意技なんじゃないかって思うぐらい肥えてますよ!! 」


創生王:ニテンス

「 あれは外見だけだ。

  体重は極(ごく)々(ごく)一般的な成人男性と変わらんぞ。

  普通に歩き回って生活しておるだろうが 」


サブリエル

「 そ……それは確かにそうなんですけど…… 」


創生王:ニテンス

「 本(ほん)当(とう)の巨漢ならば、とっくに死んでおるし、この世に居(お)らんよ 」


サブリエル

「 そう…なんですか?? 」


 リィグレーシェド様は、既に死んでいないとお(・)か(・)し(・)い(・)ような状態……。

 見た目より体重は軽い??

 どういう事なのでしょうか??

◎ 訂正しました。

  会いますわ。─→ 合いますわ。

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