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44 達成不可能な試験(7)
「…この事は他の四総帥には…」
「当然秘密にしています。あなただから明かした秘密です」
「…しかし…なぜこのタイミングで私に…」
「正直あなたは油断のならない女性です。私の素性を探ろうとするぐらいですから。ですが、周りの者に暴露するような方ではないとわかっています。その分別はついている…そこがあなたの良いところです」
「…アリア様…」
アリアから秘密を明かされることで萎縮するミシェル。それは主から信頼されているという後ろめたさもあるのだろう。
なにもかも全てがお見通し。改めて主人の目敏さに敬服するミシェルである。
しかしそれでもまだ納得していない部分もある。
「しかし…まだ私にはわからないところがあります」
「…なんでしょう?」
「そのような難解な試験をなぜグラムに?門外不出の秘密を解かせるつもりなのですか?」
そう。それだけの秘密を赤の他人に…下手をすれば全てを悟らせることになる。ミシェルからすればあまりにも危険な選択だと考えるのは当然であった。




