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プロローグ6
「それにしても…」
こうして働いてわかったんだが、妙に人数が少ない。一応仕事ができるぐらいには集まってるんだが、報酬のことを考えればもっと集まっていたはずだ。
俺も最初は高倍率でふるい落とされるやつもいるんじゃないか…と思ったんだが…。結果的にはすんなりと仕事にありつけるし。
一日働いて宿二泊。それも朝飯から夕飯まで込み、風呂にも入れるそこそこ良いとこの宿並みの報酬。
他のクエストの報酬も狩猟や探索といったものならそれなりに高いが、危険の伴うものだ。こんな単純な肉体労働でこの報酬ならもう少し人が集まりそうなもんだが…。
んー…俺の考えすぎか?実はこのクエストの報酬は世間一般だとそこまで割りに合わないとか…。単に俺が貧乏だからこのクエストに魅力を感じただけか?
「まっ…そんなのはどうでも良いか…」
まずは仕事だな。今日一日頑張れば少しは楽できる。パーティーのことは忘れて集中だ。




