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29 円卓の会議(3)
「もー…そんな喧嘩しないでよー。うちはめんどくさいの嫌いなのねー」
二人の牽制に対し呆れたように注意をする者が1人。やや背の小さい童女のような影。言葉はやや軽く、それでいて若々しい。
アリアとユリエはすぐに彼女のほうを向く。
「『海淵のササリ』…あなたはグラムのことをどう思っていますか?率直な意見を聞きたいのですが」
アリアは澄んだ瞳でササリと呼ばれた童女に質問をする。しかしササリの返答はなんとも判断の難しいものだった。
「だから別に気にしてないよ?アリアのとこで仕事するんでしょ?うちの管轄は北地区。アリアは東地区。こっちに迷惑かけないならそっちでやってくれて構わないから」
「…そうですか」
アリアはなおも冷静な表情で応じたものの、やはりササリの心中を測りかねるのか言葉は重い。




