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27 円卓の会議(1)

『えー…キスしたいでしょ?』


『したいですけど…できません!…なんで秘密も言えません!』



 …


「…とまぁ彼の信用については保証いたします。若干不安はありますが」


「ふーむ…アリアの下に就く者にしては精神的に未熟だな」


「うちは別にいいよー」


「右に同じ」


 とある円卓の間。そこでは4人ほどの影が中央の映像を見ながら話し合っていた。映像は水色のオーブから映し出され、そこでは男女二人のトラブルが発生している。


 赤髪の女性…アリアは映像と他の3名を見渡し、男の素性について説明する。


「彼の名はグラム。冒険者をリタイアした表の住人です。彼の潜在能力に目をつけ、先日スカウトいたしました」


「「「…」」」


「彼のスキル等については説明はできません。皆さんと情報を共有するにはかなりデリケートですので」


 アリアのよく通る声に3名は黙る。まるで…彼女の口からの言葉を一言一句聞き逃さないかのように。

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