39.ニーヴに捧げる永遠(とわ)の唄<最終話>
中庭での食事会は、騎士団と街の住人が入り乱れた、馬鹿騒ぎに近いものだった。途中披露されたウェディングケーキは、ニコラスとフェッロの手によりコレットの予定通りに仕上げられ、人々に絶賛された。
食事会が終わると、クラウスとコレットは着替えもしないままに馬車に押し込まれる。馬車はしばらく走り、一軒の家の前に着いた。
「ここは?」
もう何が起きても驚かないコレットは、ドレスの裾を持ち上げて中に入り、室内を見渡す。
「俺たちの家、だそうだ」
あとから入ってきたクラウスの手には、ティル・ナ・ノーグ公爵家の紋章が描かれたカードがあった。
「俺の荷物は届いているだと? あぁ、これか。いつの間に……」
「私の着替えもあるわ」
玄関わきの小部屋には、宿舎に置いてあったはずのクラウスの私物一切と、サン・クール寺院で着替えたコレットの服がまとめてあった。
「この分じゃ、宿舎の俺の部屋はもうないな。くそっ、やられた」
「くすくす。ここに住むしかないんですね」
師団長としてのクラウスに支給された家は城のすぐそばにあり、クラウスの勤務には便利だが、コレットの店は少し遠かった。
「……」
可笑しそうに笑うコレットを、クラウスは複雑な顔をして見つめる。
「俺“たち”の家なんだが……。君は本当にいいのか」
結婚といえば、人生の一大事である。決して、その場の勢いや雰囲気でするものではなく、ましてケーキの配達のついでにするものではない。街の人たちに乗せられて、ノイシュの登場で断れなくなったコレットが、クラウスのためにとりあえず言葉を合わせてくれたのなら、断るのは今だとクラウスは言った。
「今なら、冗談の笑い話で済む」
「冗談? クラウス様は冗談で誓いの言葉を口にされたんですか?」
「いや……」
式の後からずっと笑い通しだったコレットは、クラウスの言葉にゆったりと微笑む。
「俺は、冗談などで誓いを立てはしない」
「私もです」
玄関先で突っ立ったままのクラウスに、コレットが寄り添う。厚い胸板に身を寄せてクラウスを見上げると、クラウスは怒ったようにも泣きそうにも見える顔でコレットを見ていた。
(なんだか今日は、いままで見たことのないいろいろなお顔を見ているわ)
焦ったり困ったり照れたり怒ったり。
普段あまり表情の動くことのないクラウスが、今日は様々な顔を見せた。それだけクラウスも平素と違う状態だったわけだが、コレットはクラウスの新しい面を見つけるたびに、嬉しくて仕方なかった。
クラウスは、そんなコレットの気持ちを知ってか知らずか、溜息を一つつくと、自分にぴったりとくっついているコレットに腕を回した。
「……コレット」
「はい」
優しく抱きしめられ、触れ合った体から直接響く声に、コレットはうっとりと目を閉じる。これが夢なら、ずっと覚めないでほしいと思っていると、温かな体が不意に離れた。
「クラウス様?」
コレットは、残念な気持ちでクラウスを見つめる。碧の瞳はコレットを見つめ返したまま下に降りて行き、コレットの前で跪いた。
「順番が逆になってしまってすまない。だが、こういうことはきちんとしておかなければ。
……コレット=ラヴィネル嬢。俺と結婚していただけませんか?」
「!」
コレットの、クラウスに捧げ持たれた手が震える。突然の求婚に心臓が跳ね、瞬いた瞳には涙が滲んだ。
「俺の全てを賭けて、君を守ると誓う。だから、この先の君の人生を、俺にくれ」
コレットの瞳からこぼれた涙が、ぽたりとドレスに落ちる。メリルがコレットのことを想って作ってくれたウェディングドレスは、光沢のある生地の上に、ふんわり軽く透き通った綿織物を重ね、ところどころにリボンがついた、かわいらしいドレスだった。
「コレット……返事は?」
声もなく涙をこぼすコレットに、クラウスは不安になって問いかける。誓いの言葉は冗談ではないと言われたが、断るのは今だとも言った手前、返事を聞くまでは安心できなかったのである。
「コレット?」
「……っ、はい。
クラウス様。私でよければ……」
よろしくお願いします、と言い終える前に、コレットは再び広い胸に包まれた。
きつく、きつく抱きしめられる。コレットの細い体は折れそうになり、クラウスの胸につけられた星章が頬に当たって痛かったけれど、その痛みよりも何よりも、あまりの幸福感に今にも死んでしまいそうだった。
「っ、すまない」
腕の中で目を閉じてぐったりしてしまったコレットに、クラウスは力の加減をせずに抱きしめてしまったと焦る。
「コレット、大丈夫か」
涙を流し、浅く息をするコレットの頬を、クラウスがぺちぺちと叩く。コレットは大きく息を吸って目を開けると、クラウスを見つめて微笑んだ。
「クラウス様、好きです」
「……ぬ。
あ、あぁ」
まっすぐ見つめられての告白に、クラウスは動揺する。
「これが夢だったら、これ以上幸せな夢はありません。私、クラウス様とずっとずっと一緒にいたいです」
「夢などではない。俺も、君と共に生きていきたい」
クラウスの大きな手が、コレットの髪を撫でる。大好きなその感触にコレットが瞳を閉じると、クラウスもまた瞳を閉じて顔を寄せた。
「……コレット、君が好きだ。愛している」
ささやきは、小さく、甘く。
吐息が頬にかかり、もうすぐ唇が重なる――という瞬間。
がたん! と窓の外で音がした。
「あっ、馬鹿、おまえ、何してんだよ」
「ご、ごめん、だって足場が」
「くっそ、いいところなのに! 余計なことすんじゃねぇよ」
「式じゃおでこにちゅーだったもんな。あれはないよなー」
「……おまえたち、何をしている」
「「「うあああああああ!」」」
クラウスが、玄関横の小窓のカーテンを開ける。そこには、エメリッヒを始め、見慣れた十八分隊の面々がいた。
「いいい、いえ、ちょっとですね」
「ほら、分隊長、まだ飲み足りないんじゃないかなーって」
「さっきはずいぶん緊張してたみたいだし」
クラウスに睨まれた分隊員たちは、しどろもどろに窓に貼りついていた理由を口にする。クラウスは小窓の前で仁王立ちになり、その後ろでコレットは顔を真っ赤にしてしゃがみこんでいた。
「つまり、あれです! 飲みに行きましょう!」
「おまえらな……」
なんだそれはと頭を抱えたクラウスに、分隊員とクラウスのやり取りに腹を抱えて笑っていたエメリッヒが口を開いた。
「くっ、くくっ……。あ、すみません。あまりにもいつも通りなので……。
そんな呆れ顔をなさらずに、こいつらの気持ちも汲んでやってください。我らが分隊長のご結婚ですから、身内だけで祝わせてもらいたいんですよ」
礼拝堂の式のときも、中庭での食事会のときも、十八分隊の面々は他の客に遠慮してほとんどクラウスたちに近付かなかった。しかし、敬愛する上官の結婚を誰よりも喜んでいたのは、やはり最も身近に二人に接してきた分隊員たちだった。
「今からか?」
クラウスが渋るそぶりをする。眉根に皺を寄せつつも、口元が締まりきらないのは、分隊員たちの気持ちが嬉しいからに他ならない。
「今からです。海竜亭の二階を予約してあります」
「ずいぶんと用意周到だな。式の段取りといい、すでに届いている荷物といい、黒幕はおまえか」
「ははっ、何をおっしゃいます。俺一人でこんなことできるわけないじゃないですか。
すべては領主様の采配ですよ」
「何?」
今朝、礼拝堂に呼び出されるまで何も知らなかったクラウスは、どういうことだとエメリッヒを問いただす。クラウスの後ろでしゃがみこんでいたコレットも、ことの詳細を知りたくなって、顔を出した。
「ですからね、そりゃ俺らとしても分隊長には幸せになってほしいと思っていたわけで」
クラウスに師団長着任の打診があったとき、エメリッヒにそれを知らされた分隊員たちは複雑な心境だった。後任の分隊長がエメリッヒであることに異論はなかったが、何せ、十八分隊の分隊員たちは、口下手で不器用で、怒ると怖いが、純情で懐の深い上官のことが好きだったのだ。
できれば他所へ行ってほしくない。そう思う反面、自慢の上官が周囲に認められて出世することは、誇らしくもあった。
「ところが、あなたは悩んでいたでしょう? しかも昇進を断る理由が、恋人に会えなくなるからだときたもんだ。
こりゃ俺らがひと肌脱がなきゃと思いましたよ」
こうして、本人たちには内緒の結婚式の計画が始まった。
はじめは、今日予約してある海竜亭で行う予定だった。結婚式といっても真似事のようなもので、大きな体に似合わず繊細な神経の持ち主に、外堀を埋めて求婚させようという計画だった。
しかしそれがいつの間にかサリの耳に入り、ノイシュの知るところとなり、さらに似たような時期にクラウスが騎士団長に師団長着任を断りたい旨を伝えた。
「『毎日会えれば問題ないんだね?』がノイシュ様のお答えだったそうですよ。
そこからはもう俺らも驚くほどの急展開で、いつの間にか場所はサン・クール寺院になってるし、ホープ司祭はおもしろがってノイシュ様に役を譲ると言うし、お二人の式なら当然ウェディングケーキはコレットさんに作ってもらわなければという話になって、急きょ第九師団の新入りに手伝ってもらうことになるし」
そうこうするうちにメリルがエメリッヒのところに乗り込んできて、ニコラスについて言及してきた。
「聞けば、商店街の主に奥様連中が、コレットさんと分隊長をくっつける会を結成していたらしいんですね。あちらの発端は、メリルさんが『娘がいたらドレスを作ってやりたかった』という話をしたことらしいのですが、それならコレットさんに作ってやればいいという話になり、ドレスができるなら式をしなくちゃという話になり、奥様方が盛り上がったところで、旦那どもが『よぉし、次の商店街の企画は結婚式だ! “結婚式もできる商店街”ってのはどうよ』と言い出したそうです」
そこまで聞いたコレットは、あまりの展開にぽかんと口を開ける。毎日顔を合わせ、ごく普通に会話をしていた商店街のご近所さんが、自分についてそんなことを画策していたとは、全く知らなかった。
「それにほら、コレットさんは外から来た方でしょう?
いずれは故郷に帰ってしまうのでは、という思いがあったようです。分隊長と結婚すれば、ずっとティル・ナ・ノーグに居てくれるだろうと」
メリルたちも、やはりコレットが好きだから、コレットにずっとこの街に居てほしいと思ったからこそ、内緒の結婚式を企画していた。
三者三様の想いが重なり、今日という日ができあがった。
何も知らなかったコレットとクラウスは、自分たちのことでそれほどまでに周囲に心を砕かせていたのかと、顔を見合わせて申し訳ない気持ちになった。
「いや、それぞれ勝手にやったことですからね。いいんですよ。
というか、俺ならこんな公開プロポーズ、絶対に嫌です。何の刑罰だって感じですよ」
「やらせた奴が何を言う。ノイシュ様の呼び出しがかかっているから、正装をして礼拝堂に行けと言ったのはおまえだろう」
「嘘はついてませんよね?」
「……分隊長は全員参加だと言ったろう」
「分隊長以上の職の方々がたくさんいたじゃないですか」
「あれもおまえの仕業か」
「噂を聞きつけたシド師団長が、竜騎士部隊を動かすと言ったから、話が大きくなっちゃったんですよ」
礼拝堂から中庭に続く道に花を降らせていたのは、思った通り、第八師団の竜だった。あれはきれいでしたねとコレットが微笑むと、クラウスは仕方なさそうに溜息をついた。
「今度何かやらかすときは、ちゃんと俺にも話を通せ。俺一人蚊帳の外とは気分が悪い」
「分隊長に言っちゃ、元も子もないでしょ。
ま、どうせ分隊長はコレットさんさえよければ、あとはなんだっていいんでしょうからね。分隊長のお気持ちより、コレットさんのお好みを優先させていただきますよ」
クラウスの考えることなどお見通しだと笑うエメリッヒに、クラウスはばつの悪そうな顔をする。相も変わらず仲の良い二人の様子に、コレットはくすりと笑った。
「事情はご了解いただけましたか?
では、任務の完了を祝って、飲みに行きましょう。もちろんコレットさんもご一緒に」
「任務って、だからおまえな。
……コレット。こいつらがこう言っているんだが、どうする?」
「お気持ちは嬉しいのですが、私はお店に戻ります。午後から開店しますって札を出してしまったんです」
コレットがそう言うと、分隊員たちが次々と口を開いた。
「あ、あれなら青果店のおかみが“臨時休業”の札に変えてたっす」
「店に出す予定の品物は、まとめて城で買い取るってサリさんが言ってました」
「サリさん、今日のウェディングケーキをすごく楽しみにしてたらしいんですけど、ノイシュ様にジークヴァルト騎士団長の足止め役を命じられてしまったとかで、来られなかったんす」
代わりにコレットの菓子を全部くれとねだったらしい。まさかサリ一人で食べるわけではないだろうが、全種類制覇くらいはしそうな勢いだったと、ノイシュとサリのやり取りを目撃した分隊員が語った。
「サリさんったら……メリルさんも、まったくもう。
それでも、一度はお店に行かないとだめです。クラウス様、どうぞ行ってらっしゃいませ」
「いいのか」
「はい。それにこれから私たちここに一緒に住むんですよね? 私も荷物を持ってこないと」
言って、コレットは恥ずかしそうに頬を染めた。クラウスは、そんなコレットを見て銅像のように硬直した。
「あぁ、はいはい。そういうのは後でやってくださいねー。
じゃぁ、コレットさん、分隊長お借りします。あ、もう分隊長じゃないんですね。でもいいですよね、俺らにとって、分隊長はいつまでも分隊長ですから」
エメリッヒの言葉に、分隊員たちがこくこくと頷く。エメリッヒに肩を押されて硬直の解けたクラウスもまた、口の端を上げて頷いた。
「行ってくる」
着替えを持ち、軽く手を上げるクラウスに、コレットは「行ってらっしゃいませ」と笑顔で見送る。
「夜までにはお返ししますからね。コレットさんもちゃんと帰ってきてくださいよ」
「? はい」
エメリッヒの念押しに、コレットが小首を傾げる。
「夜まで? どうせなら朝まで飲みましょうよ」
「そうですよ。どうせ明日は公休だし」
「馬っ鹿、おまえら何言ってんの? 分隊長たち、さっき式を挙げたんだぜ? つまり今夜は」
「それ以上言うな。分隊長に殺されたいか」
移動をはじめたとたん、わぁわぁと騒ぎ出した分隊員たちに、エメリッヒが冷静な一言を投げかける。
あっと気付いた分隊員たちが口を閉ざしたときには、時すでに遅く、はじめに言い出した分隊員は、クラウスに首根っこを摑まえられてつま先立ちになっていた。
「俺の着任式は来月だ。
つまり、それまではこれまで通り訓練を行う。……覚悟しろよ」
「ひいいいい」
断末魔のような悲鳴を上げる分隊員の周りで、他の者はどっと笑い声を上げる。楽しそうに歩いて行く一団を見送ったコレットは、ドレスを大事にしまい、店に向かった。
中央広場の噴水の周りには、今日も多くの人々が集まり、にぎやかな声が聞こえる。
商店街の住人は、コレットが戻ったのに気付くと、口々に祝いの言葉を述べた。メリルも我がことのように喜んでコレットを迎えたが、コレットはメリルに会った瞬間唇を尖らせた。
「こんなこと黙ってるなんて酷いです」
「あはっ、コレットちゃんのことだ、言ったら絶対嫌がるだろう?」
「そうですけど」
「余計なお世話だったかい?」
尋ねるメリルは、腰に手をあて片目を瞑る。
「……もうっ、メリルさんったら」
泣き笑いのようにくしゃっと顔をゆがませたコレットが、メリルに抱きつく。隣同士になったときから実の娘のようにかわいがってきた菓子店の店主に抱きつかれたメリルは、目じりの皺を深くして、コレットの背中をぽんぽんと叩いた。
抱き合う二人の上を、サン・クール寺院から竜舎へと戻る竜が舞う
雲一つないはずの空に、ふっと影がよぎったのに気付いたコレットは、太陽を背にしてはるか高みを飛ぶ姿に気付いた。
「あら」
式で使った残りだろうか。花びらが一枚、コレットの鼻先に舞い落ちてきた。何気なくコレットが手を伸ばすと、花びらは指先に触れた瞬間に虹色の粉となって消えた。
「妖精の粉だ!」
虹色の粉を見たとたん、メリルが言う。
「妖精の粉?」
「祝いの席に現れるという、情熱と幸福を司る祝福の妖精が振り撒く粉だよ。これに触れた者は末永く幸せになるんだ」
指先についた粉は、見る間に空中に溶けて消える。不思議を目の当たりにしたコレットは、ティル・ナ・ノーグの人々が信じる妖精というものが、急に身近に感じられた。
しばらく指先を見つめていたコレットが、再び空を見上げたときには、竜の姿はなかった。ティル・ナ・ノーグの街には心地よい風が吹き、青く澄んだ空がどこまでも続いていた。
コレットは、万物を創造したといわれるニーヴに想いを馳せる。
妖精は、本当にいるのだろうか。
礼拝堂で交わした誓いの言葉は、妖精の女王に届いたのだろうか。
「今から店を開けるのかい?」
「はい」
メリルの声に我に返ったコレットは、にこやかに返事をする。
「こんな日くらい休みなよ」
「ふふ、そうですね。でも、これからサリさんがお店の品物を全部買いに来てくれるというので」
「全部!?
まったく、あの人は、もう……」
呆れ顔のメリルに手を振り、コレットは微笑みを残して店に入っていく。
常若の国。
そこは妖精の女王、ニーヴの加護を受けた特別な土地。
一年中、春のようなうららかな日差しが降り注ぎ、心温かな人々が住まう街。
カララン
ドアベルが鳴る。
「いらっしゃいませ!」
コレットが明るい声が響く。
色とりどりの菓子が客を出迎え、店内には甘い香りが広がっている。
妖精に守られた街には、今日も笑顔があふれている。
この幸せが永遠に続くことを願って、人々は祈りを捧げる。
あぁ、ティル・ナ・ノーグよ。
願わくば
永遠に――
~Fin~
BGM:ZABADAK「二月の丘」
最後にやってきたのは、メイドたちを引きつれやってきたサリさんです(笑)。
ご愛読ありがとうございました。本編はこれにて完結となります。
その後のお話&リクエスト編が少々続く予定です。ご意見・ご感想お待ちしております!
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