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異世界でギルド経営  作者: materialism
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討伐開始

討伐債を完売した俺は、

ギルドに向かい、メリッサさんに応募してきた冒険者を集めておくよう頼んだ。

また、お城にも出向き、マテウスさんたちにも訓練を開始することを伝えた。


金貨10万枚を持ち、意気揚々と傭兵都市タルパスに向かう。

前回はカネが無くて雇えなかったからなあ。

そこで傭兵を82人ほど雇い入れた。


ボリュームディスカウントを主張したら、

金貨8万枚で雇うことができた。


王都に戻ると、マテウスさんたちが出迎えてくれた。

メリッサさんが集めてくれた冒険者も一緒だ。


早速、王都近郊で訓練を開始した。


今回は、街道沿いにいる盗賊団の討伐なので、

地の利は明らかに向こうの方が上だ。


襲ってくるポイントが分かっていればいいのだが、

それも分かっていない。


となれば、荷車に兵を載せて、

襲ってきたところを返り討ちにするしかないな。


という訳で、その動作の確認を何回も行った。

流石に傭兵たちは全員、慣れるのも早かったが、

冒険者たちは不器用なのもいて、玉石混交といった感じだ。


それでも、訓練を続けて、

マテウスさんがもう大丈夫と太鼓判を押したところで、

王都近郊で野営することにした。


野営の準備中、大男が現れた。

誰だと思っていると、なんと武器屋だった。

俺が盗賊団の討伐を行うと知り、

単身駆けつけたとのこと。

断る理由も無いので、討伐隊に加わってもらった。


翌朝、荷車5台に、傭兵と冒険者を乗り込ませ、

王都を出発する。


マテウスさん、ユンゲルスさん、ユンガーさん、武器屋、冒険者1人を、

それぞれの荷車の御者役とした。

俺はマテウスさんの隣に座らせてもらった。


暫く、街道を進んでいると、案の定、盗賊たちに囲まれた。


マテウスさんに盗賊たちとの話は任せて、

俺は盗賊たちの数を数えていた。

死角に盗賊がいることを考慮しても、

大体20人くらいか・・・少ないな・・・


頃合いかと思われるタイミングで、

荷車に乗っている傭兵および冒険者たちに合図を出した。

護衛はいないと思い込んでいた盗賊たちは、

あっという間に取り押さえられた。

なにしろ5倍の兵力差があったからねえ。


その後、盗賊の1人を締め上げて、本隊の場所を聞き出した。


なんでも、盗賊団の本隊は農業都市ネテアを襲っているとのこと。

これは助けに行かないと!


これにマテウスさんが反対する。

「今から行っても間に合うかどうか・・・。

所詮、盗賊の襲撃。農業都市とは言え、守り切るでしょう。

むしろ盗賊のアジトで待ち伏せをしませんか?」


うーん。どうしよう?


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