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異世界でギルド経営  作者: materialism
23/47

冒険者のランキング

お城を出る俺に、

メランさんは城門まで見送ってくれた。

なんか嬉しいね。


ギルドの窓口で、メリッサさんが、やはり眠そうにしている。


「こんにちは。」

「こんにちは・・・」

「こちらも金貨1500枚の依頼を受けてきたぞ。」

「あら、特典じゃないのね。」

「うっ、まあいいじゃないか。まあ、君のおかげだよ。」


賞金稼ぎの履歴管理はできていたから、

それを利用して請け負うことができた。

メリッサさんのおかげだ。


「それで頼みがある。とりあえず賞金稼ぎの上位10名限定で、

この依頼を貼り出して欲しい。応募人員が5名になったら教えてくれ。」

「はーい。」


さて、俺は攻略方法を考えるか。


犯人たちは洞窟にいる。

洞窟ということは奥は行き止まりだろうか?


行き止まりであれば、入り口を塞いでしまえば

兵糧攻めができるがなあ。


もし出入り口が2つ以上あるようなら、厄介だな。


犯人たちは、洞窟の構造について知り尽くしているだろうしなあ。


むしろ、誘き出した方が安全か・・・


誘き出すとしたら、何処がいいかな?

隠れる場所があって、かつ、逃げづらい場所がいいよなあ、

と地図を見ながら考えていると、


ギルドの窓口の方で怒鳴り声が聞こえてきた。


見ると、窓口に冒険者たちが詰めかけている。


「おお、どうしたんだ?」

メリッサさんに声をかける。


「さっき出した依頼が、10名限定なものだから・・・」

その中に入れなかった冒険者が文句を言っているのか。

そこまで考えていなかったな。


そこで、冒険者たちに向けてスピーチを行う。

窓口で支払われた賞金から冒険者のランキングをつけたこと、

高額な依頼は、ランキングの上位の冒険者が優先されるようになること、

などなど、説明した。


冒険者たちも、自分たちがルールを守っていないという負い目があるので、

それ以上のクレームに発展することなく収束した。


ただ、こういうトラブルはできるだけ避けたいなあ・・・

たまたま俺がいたから良かったが、

メリッサさんだけのときだと心配だ。

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