Propulsepour réveiller ~覚醒する力~ -2ー
はじいた
久遠思ったスタンガンの攻撃を…
それから久遠の体が吹き飛ばされた
見えない攻撃に・・・
久遠はそれを予期していたようできれいに受け身をとる
まるで久遠と羽矢の間に見えない壁ができたかのような…
「ふぅ。気のせいではないみたいね」
スタンガンのスイッチをオフにする
馬乗りの姿勢からは、解放された。
「はあはあ、何がしたかったんだ久遠。」
起るように久遠に詰め寄ろうとした
しかし、見えない壁が久遠に触れさせない
「なんだっ」
「しらない。でもそれあなたがやったのよ。羽矢。」
僕がやった・・・の 本当に
これは確かにさっき久遠が男たちと絡まれた時にも一瞬生じた
「久遠はこれを引き出すために?」
「うん。まさか本当に私が羽矢を殺すと思ってなかったでしょうね」
ぎっと睨まれた
一瞬くらい思った
それくらい久遠からさっきがほとばしっていたのだ
「はぁ、いくら私でもひとをころすほどスタンガンの威力あげたりなんかしないよ」
「にこにこしながらスタンガン振り上げられたときマジでやられるのかと思った。久遠、お前怖いよ」
さぁっと久遠お顔から色が抜け落ちる
蒼白だった
「わ・・・私、こわい?」
口元を押さえて立ちすくむ久遠を見て自分が久遠を傷つけたことに気が付く
「迫力があったってこと言いたかったんだ。案外お前女優に向いてるんじゃない?」
「きらいになったりは・・・」
「してないから、少しパニックになっただけだ」
「ほんと」
「うん。それで、これなんだと思う」
羽矢は、目の前にある半透明な箱をこんこんと叩く
どうやらこれは、固いようだ
「結界の一種?」
「結界ってなんで…そんなものが?」
「結界ってそもそも何?」
「そうね。小説とか漫画とかに出てくるやつなら説明もどき できるけどいる?」
「頼む。」
「まかされたわ。
そうね、領域内を守る目的で、なんらかの手段で防御することかな。
あとね、外敵を排除したり、侵入させないように特殊力で生成された壁に囲まれた空間のことかな。
逆にね、結界の中に邪悪な存在や異質な存在を閉じ込めることで外界に対する影響を抑えることもできるっていうのもあるよ」
久遠、よくすらすらいえるね。
妙な知識は持っているんだよな
ファンタジー系の物語とかよく読んでいるのは知っていたけど・・・やくにたつんだなぁ
「なるほどよくわかったよ。でも、どうして僕がそんなのつかえるの?」
しばらく悩んでいた久遠は頭上を指さす
頭上には相も変わらず輝くオーロラと青い太陽
「あれの影響じゃない。これみたいにね」
そういってライムグリーンに変わった髪を指す
「まぁ、何が起こっても不思議じゃないね」
「うん。だからきっとはやみたいな人これからたくさん現れるよ。」
羽矢みたいな人―――特殊な能力を使える人間
こういう存在が現れても不思議がない
そう言い切れる久遠は凄いと思う
だってこの世界にすっかりなじんでる
羽矢は、まだ町を歩くときに会うおかしな人間に驚かされていた
毛むくじゃらのくまのような人間
頭にうさ耳(本物)がついている人
手が、2つくらい多いやつとか、羽が生えてる人間とか…
羽矢は、驚かされているばかりだ
「ファンタジー世界に迷い込んだと思えば案外いけるよ。」
「久遠。君が呼んでいるそのファンタジーの本。今度かしてくれないかな。」
羽矢の頼みにすんなりとOKを出す久遠
久遠君のその順応力は称賛に値するよ
「その能力のことたくさん調べれば自分想い通りに扱えるようになるんじゃない?」
この、よくわからない力
「しることで、知らないときよりも恐怖は消えるんじゃないかな」
知る…
たしかにそれは重要なこと
この力とともに生きるにしてもそうでないにしても知っといて損はないはず
「で、どうやって調べるの?」
「実験よ。発動条件やら持続時間影響範囲内とかいろいろ謎だから一つ一つしらみつぶしにやってみるのよ。勿論私は協力させてもらうからね」
最後のは、自分の願望だよね
まぁ、久遠は本当にこういうのが昔から好きだよね
将来の夢 の欄 に 小学生の久遠は 魔法使い と書いたのだ
それがかなわないと笑われた久遠
唇をかんで怒りで震えていた
「だったらクオン、科学者になる。」
そう宣言した
理由を聞いてみると、今の時点では当たり前で理論もわかっている。
でも、昔の人から見たらこれはもう魔法以外の何物でもないわ
だからよ
理由を聞いたのはつい最近だ
それでも、答えてくれた
とても昔の出来事なのに・・・
「この世界でなら久遠も魔法使いになれるかもしれないね」
この、何が起こるか予測不可能な世界なら、かなわないと否定され続けた願いがかなうかもしれない
それは、奇跡みたいな出来事
「うん そうかもしれないね」
久遠は心の中で暗い笑みを浮かべ、胸の内でつぶやいた
――――――この世界で 私は 悪い 魔女 だろうけど…ね
同じ話を何回も投稿しちゃっていたみたいです
ごめんなさい(>_<)
いくつか修正を加えました。
これからも、~バル・マスケ~仮面舞踏会 をよろしくお願いします。




