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最強勇者と奴隷魔王  作者: キミヒラ
フェルア滅亡編

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進軍!モンスティオ

ハンナは目が覚めた。

そこは星の見える丘だった。


「ここはどこ?」


ハンナは不思議がる。そこにはジェーン、ダイヤ、クレアもいた。


「ハンナ!生きてたの?」


「違うわ、ジェーン。私たちは間違いなく死んでたわ」


ハンナはジェーンに冷静に返す。クレアは騒ぐ。


「じゃあここは天国?」


「ちがいますわ。天国がこんなとこなわけないでしょ」


クレアに突っ込むダイヤ。そこにヨナが来る。


「あなたたち見ない顔ね。なんでここに?」


するとどこからともなくベルが現れる。


「この子達はパティのお友達だよ」


「あ、そうなの。でも不思議ねここはゼロと契約してる人しか来れないはずよ」


すると先に来ていたマオが言う。


「恐らく私のようにゼロに親しいものへの強い気持ちがここに連れてきたのでしょう」


ハンナ達は納得する。しかしベルが言う。


「でもお母様……パティのお母さんのテレサ様が

いないわ。あれだけ愛してると言ってたのに」


ハンナはそれに対して返した。


「きっと、自分にはこれ以上パティに関わらない方がいいと自分で本当の死を選んだのかもしれないわね」


ハンナたちは 悲しそうにしていた。しかしヨナはこういった。


「違うわ。多分年上すぎるからよ」


「へ?」


「多分ゼロの好みじゃない?」


「ちょっと! あんたテレサ様の悪口言うの?」


「あったことも無い女なんて知らないわよ!」


ハンナとヨナは言い争いになる。しかしマオが止めた


「やめてください! 今はそんなくだらない事で

争わないで!」


「そ、そうね」


落ち着きを取り戻すヨナ。するとそこにもう1人話しかけてきた。


「あの……」


「えっ? セラ! なんでここに!」


話しかけたのは何者かに殺されたセラだった。


「私も死んじゃって気がついたらここにいたんです! せっかく出番が多くなったと思ったのに」


落ち込むセラ。こればかりはマオもなんも言えなかった。


「と、とりあえずリディアが大変なんです!

ゼロが私を殺したと思い込んでキメラクイーンの姿になったのですよ!」


「キメラクイーン?」


セラが疑問に思う。


「キメラクイーンはかつてゼロが倒したモンスターの女王です。そんなことも知らないんですか?

あなたたち人間はバカなんですか?」


「な、なにを!」


セラは怒ろうとするがオルガがとめた。


「全くアタシも出番ないというのに! あんたばかり出番あるだけでも感謝しな!」


ハンナは驚いた。


(この人女の人なの! 男みたいな筋肉!)


するとジェーンはなにか言いたそうだった。


「どうしたのジェーン?」


「素晴らしい! お姉さん、すごい!」


ジェーンはオルガの筋骨隆々の体に惚れていた。


「あ、ども……」


オルガは戸惑っていた。そしてマオはイラついていた。自分が話してるのに中々進まないからである。

獣化しそうなぐらいに。つむぎは言う。


「そんなイライラしてたらゼロと付き合えないよ」


「わかってますよ!」


マオは怒ったがそのあとウルフが機嫌を取り

話した。


「これは真剣な話なんです。何者かが偽物のゼロになりあなた方のお友達のリディアをはめたんですよ。ホントだったら殺すつもりだったのに私が変わりに死んでさらにややこしくなった。

キメラクイーンとなったリディアは人間を憎み

間違いなくゼロのいるフェルアに攻撃します。

なぜなら、リディアの知ってる国と言ったらフェルアぐらいしか知らないから」


事態は大変ということを知ったがセラは納得いかなかった。


(今の言い方自分だってリディアをバカにしてるよね? ね?)


しかしセラにとってもリディアは大事な友達。

何とかしてゼロに伝えないとと思った中アズサが言う。


「私たちが幻影人になって伝えれば簡単なのでは?」


「ゼロには通じるかもしれません。でも今のリディアには通じません。リディアの頭でも幻影者ミラージアンのことは想定してると思いますし。

今はそんなことどうでもいいと思います。うん」


(いや、これ絶対バカにしてるよね)


セラは再び心の中で突っ込んだ。


これに対してナタリアは言う。


「状況は何となくわかったけどこの真相は

ゼロやソフィアには早く伝えた方がいいわね」


こうして幻影者となった彼女達の話は終わったが

ベルが気になった。


「アズサさん。あの時テレサ様に何かを言ってましたよね。あなたは一体何者なんですか?」


「私が誰かなんてあまり意味ないわ。でもこれだけは言えるわ。私はずっとゼロの元にいたい。

そしてあなたたちと一緒に住みたいと思ってる。

それだけは確かよ」


ベルは気になっていたが深くは考えなかった。

かつての聖女マリアの生まれ変わった姿なのか

それとも本人なのか今となってはあまり意味の無いことなのだから。


そして話は現実世界へと変わる。

フェルアを初め、各国にモンスティオとビストリア

の軍が進軍した。

モンスター達は人間を無差別に襲った。


「男は全員殺せ! だが利用価値があるやつは奴隷にするのだ!

女は美しいものは生かせ!ただし理性を奪い動物のように手懐けるのだ。子供は男は殺せ!女は美しいものは育てるのだ!

太っているのは食料行き、老人はほっとけ」


こうして各国でモンスティオの兵士たちが人間たちを襲ったのであった。


「人間共は敵だ。殺戮の化身だ!我々モンスター共を経験値と金稼ぎで皆殺しにしたのだ!

なんにも罪のないモンスターを!」


恨みを込めて人間に攻撃をするモンスターたち。

それに対して人間の兵士たちはモンスターに

抵抗する。


「何が!殺戮の化身だ! モンスターも人間を襲うではないか! お前たちは害虫なんだよ!」


この争いをキメラクイーンとなったリディアと

サラマンダーは見ていた。


「いかがですか?女王様。これが人間の本来の姿です。貴方様が一緒にいたゼロもこのような粗暴で自分勝手で強欲なそんな男だったのですよ」


するとキメラクイーンは持っていた杖で床を叩き大きな音を鳴らす。


「黙れ! ゼロの悪口をいうな! 私にはモンスターどもも大して変わらないように見える。

仇討ちのように見えるが結局は人間の女を奪いたいだけではないか」


するとサラマンダーは電撃魔法をキメラクイーンにかける。


「あああっ!」


「女王になったら調子に乗りおって小娘が!

お前は黙って侵攻の指示をしてればいいんだ!」


そういうとサラマンダーは指示をする。


「さっさと美しい女共をさらってしまえ!

そしてフェルアの街を焼き尽くすのだ!」


するとそこにモンスターたちを素早く切り裂く者が2人現れる。

ザビエラとジャンヌである。


「ジャンヌ! お前が出る幕ではない!」


「いいえ。私もお供します! こんな惨状を見てられない!」


モンスター共は怯む。そしてサビエラとジャンヌは

モンスター立ちを駆逐していった。しかし殺してはいない。戦闘不能になるぐらいの峰打ちをしていた。


「くそっ!」


サラマンダーは悔しがる。ゴルディアではオーラムとキャロルが食い止めていた。


コーヤーではアニーとフランクの銃の腕に苦戦していたモンスターたち。


ウルマリアではオウカたちが戦っていた。


そしてネオギランではダンテとカオルコがホストやキャバ嬢と力を合わせて鎮圧をしていた。


ジェノンではシスターたちが戦闘能力が高く。

モンスターの敵ではなかった。ティアラは

ソフィアに救われた命を大事にするため生きることを最優先に指示した。


このことにキメラクイーンは言う。


「弱くないか?」


「なっ! 人間どもめ!」


サラマンダーは再び悔しがる。リディアが返す。


「お前には分からないよ。なぜみんなが強いのか。

それはみんなゼロが好きだから。ゼロのためなら

戦えると信じてるからだよ」


リディアは徐々にキメラクイーンの姿から元の少女の姿に戻ろうとする。それをサラマンダーがとめた。


「ならぬ! お前はあの猫娘が殺されたことを

忘れたのか!」


リディアは思い出し再びキメラクイーンの姿になった。


「だが、ゼロはそんな事しない! あれは偽物だ!

私はその偽物を!」


「いいや、あなたの目的はゼロを殺すこと

そしてフェルアと同盟国を滅ぼすことだ。

ゼロに対しての憎さをもっと上げろ!

ゼロは害悪。モンスター殺し!」


「ゼロは害悪……モンスター殺し……」


「そうだ! その意気だ!」


モンスター達は勢いを止めなかった。

それでもみんなは戦う。しかしその流れが一気に変わった。ゴルディアにて。


ゴルディアの王子オーラムは体を拳で貫かれていた。


「オーラム!」


キャロルは叫んだ。オーラムを殺した男。それは

マオの父レオンだった。


キャロルは怯えていた。レオンは言う。


「女。俺は女を殺す趣味はない。さっさと俺から立ち去れ!」


キャロルはオーラムの亡骸を背負いその場を離れようとする。だがレオンの怒りは収まってなかった。


「だが! お前の仲間は俺の娘を殺したのだ!」


レオンはキャロルの体を捕まえ強い力で握った。キャロルは叫ぶ。


「いやぁぁぁぁ!」


キャロルは全身骨折で死んだ。レオンは泣いていた。


一方コーヤーでもフランクとアニーが撃たれていた。そこには赤い髪のショートヘアーの軍人ぽい女性がいた。


「こんなんで早打ちの達人? 弱いわね。

こちらユジン任務完了よ」


そしてウルマリアでは


「ああっ、サンドラ! 私は!」


オウカは仲間のサンドラを殺してしまった。

オウカは何かに操られていた。


「あらららら。そちらのお人形さんはもうダメか

だったら次はあなたね!」


それはUFOマンを操りセラを殺害したメルアという少女だった。


「な、何をするつもりだ!」


オウカは体が自由に動かせなかった。メルアは言う。


「そうだ。いいこと思いついちゃった。あなたって空気を操れるのよねじゃあこれなんてどうかしら!」


「がっ! ああっ!」


苦しむオウカ。オウカは空気の拳で自分の首をしめていた。苦しがりオウカの息は止まり死んだ。


「あらららら。あっけないわー

お人形さんたち、みんなうごかなく

なっちゃった」


メルアは笑顔でこういい。オウカの死体をバックに自撮りを初め、撮った写真を投稿した。


世直しなう。


投稿にはこう書いてあった。


ギラネオンではホスト組の長ダンテがキャバ嬢組の

リーダー、カオルコに殺されていた。

カオルコの姿はパットという少女に変わった。


「残念。カオルコちゃんはとっくに死んでまーす」


カオルコの死骸はその辺に横たわっていた。


一方ジェノンも襲撃されていた。ティアラたち

シスターたちがその場で横たわっていた。

死んだシスターはガラスの破片になり服だけが残っていた。


「馬鹿な奴らめ! お前たち人造人レプリヒューマは主人がいなければ死ぬだけだ。

それなのに自分たちの国を作ろうだと

頭に虫でも湧いてるのか!」


そこにいたのは黄色い長い髪の女性だった。

彼女の名前はレオナという。

レオナはライオンの耳が生えていた褐色肌の人間に近い見た目の獣人の女性だった。


そこに倒れ込んでいたティアラが最後の力を振り絞ってレオナの足を捕まえる。


「テレサ様やソフィア様の為に……」


レオナは掴んだティアラの頭を踏みつけた。

ガラスが割れるような音がなり、ティアラは死んだ

ティアラの体はガラスの破片になっていた。

そこにはソフィアから譲り受けた銀の王冠が落ちていた。王冠はモンスターたちに踏まれ粉々に

なってしまった。


各国でかつてのゼロの仲間、そしてレオが

制圧して言った。フェルアでもサビエラとジャンヌは苦戦していた。それは女騎士カロリーナにである。


「久しぶりだな2人とも」


「騎士隊長殿……」


サビエラはカロリーナを見てこう言った。


「サビエラ……お前とはかなり小さい頃からの中だが、あの男と関わってからお前も甘くなったな」


「あなたに何がわかる!」


サビエラが対峙する中

カロリーナの後ろにはイスルギがいた。


「いつのま……」


イスルギはカロリーナを捕らえた。それは

一瞬のことだった。


「勇者の師匠か。さすがね」


ジャンヌは近づいた。その時サビエラが

急いでジャンヌの前に出る。


「危ない! ジャンヌ!」


イスルギは一瞬のうちに刀でサビエラを

切り捨てた。サビエラはカロリーナを連れ去りどこかへと去っていた。


「待て!」


ジャンヌは止めようとするがイスルギに追いつかなかった。ジャンヌはサビエラを看取る。


「サビエラ様! しっかりして!」


倒れ込んだサビエラに向かって必死に叫ぶジャンヌ。サビエラは答える。


「ジャンヌ……お前は死ぬな……

ジュリア様の為に……」


こうしてサビエラは動かなくなった。そして光に

なった。


「サビエラ様ぁ!」


ソフィアは駆けつけたが既に遅かった。


「そんな……サビエラ……」


ジャンヌは泣き崩れていた。そしてソフィアに

当たる。


「なんで今更……なんで! うぅっ」


ソフィアを叩くジャンヌ。ソフィアはジャンヌを

抱きしめ2人で泣いていた。


そしてモンスターの侵攻は続いていた。

そんな中1人の男が帰ってきた。ゼロである。


「キメラクイーン! いやリディア! 迎えに来たぞ!」


ゼロがリディアの目の前に現れた。




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