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一回目的な感じ! !


またもや短いです


アレからなんやかんやありつつも、とりあえずは自己紹介という流れに



まぁ俺は金髪少女には一応したが黒髪さんにはしてなかったんで、今一度



「どうも鬼島政成です、呼ぶ時はマサかマサナリでヨロシク!!」



と自己紹介



続いて金髪少女が


「私はリコ・ベルア・フォルテと申します」



で、更に続いて黒髪さん



「私はハル・アストと、ハルとお呼び下さい」



それぞれ自己紹介


リコとハルな、うむ覚えた。



「さて、自己紹介が終わったとこで聞きたいコトがあるわけだが……」




と、俺が言うとビクリとリコが反応し、あわあわしながら



「あ、はい、そうですよね?

えと、私の趣味は読書や、後はのんびりとお昼寝をするのが……」



「いやさ、この場面で趣味のコト聞いてどうするよ?

聞きたいコトっつーのは、そこじゃねぇつうの」



見合いの席じゃあるめぇに。



「あ、そ、そうですよね、えと、一応、私はこの国の第2王女をさしていただいておりまして……」



ほう、そういやハルが姫様とか姫様(駄)とか言ってたものな。



つうことは……



「ハルはアレか?

リコのメイド? 侍女?

的な感じのアレなん?」



なんかそれっぽい空気をまとってるし。



「あ、姫様の話にのるんですね?」



「まぁ聞きたかったコトと、そんなに離れてるワケでもなかったし」




そこから話題を膨らましてけば聞きたいコトも聞けるだろぅしねぇ。



まぁ横でリコがグッとガッツポーズしながら



(良し、流石は私!!

なんという話題転換術!!

私の話術に全民が喝采!!)



とかブツブツ言ってるのがイラッとくるが


まぁ同時に不気味でもあったんで今はスルー。


ハルの方もそんなリコを残念なモノを見る目で見ながらも



「えぇ、甚だ遺憾ながらも姫様(駄)付きのメイドをさせていただいております、甚だ遺憾ながら」


しれっと姫様(駄)って言ったな……


更に遺憾って二回言も、コチラでも大事なコトは二回言うのだろうか?



「って、ハル!!

アナタ、今、遺憾って言いました!?

しかも二回もっ!!」



どうやらリコにも聞こえてたらしい、あの不気味な状態から復帰し抗議の声を上げておる。



姫様(駄)の部分はスルーしてるが。



そんなリコにハルは真剣な眼差しでこう告げた。



「とても重要なコトですので」



と……



やはり重要なコトは二回言うらしい。



異世界でもそれは一緒なんだねぇ

いやはや勉強になるわい。




「重要っ!!

私、一応、姫ですよ!!

プリンセスですよっ!!

フリージア国、女の子のなりたいものランキング2位のプリンセスですよっ!!」



へぇ、ココってフリージアつう場所なんだねぇ。





「ちなみに1位は?」



きゃいきゃい言ってるリコを放置しハルに聞く。




「ギルド職員です、安定した収入と冒険者の方との出会いがあるので人気がありますね」



ほぅ、公務員+アルファみたいなもんか。



それにギルド……

ゲームとか本とかでよくあるアレか?



魔法とかがあることから察してたが、やはりファンタジックな世界っぽいな。



うむり、ちょっと楽しくなってきたぞ。





「ってちょっとハル聞いていますか!! それでも私のメイドですか!!」



「甚だ遺憾ながら……」



「三回目!!

あっ、そうか、そうですよね……

メイドとして扱われるのは不満ですよね……」



おぅ?


ファンタジックな世界に心を踊らせてる間になにやらシリアスっぽい空気になっとるぞ?




リコが下を見ながらふるふる震えてるし。



どうする?

一声くらいかけたほうが良いか?




そう考えてる間にリコがバッとハルをみやり



「そう、ハル!! アナタは私のメイドである前に私のお友達ですものねっ!!」



あぁ、なるほど、なんやかんやと言いながらも、この二人は仲が良いんだな



リコの言葉に感動したのかハルも若干涙目になりながら



「姫様……」



とリコに近づく、それに答えるように両手を広げるリコ。




うむ、仲良きコトは美し……。




「姫様、メイドでもなんでもやります、ですから、どうか、どうか、姫様の友達になるのだけはご勘弁をっ!!」



アレ?



「えっ? アレ? ハル?

あの、普通はここから私との感動の抱擁に繋がる場面では?」



「正直、俺もそんな流れだと思ったんだが?」



リコの困惑混じりの言葉に思わず俺も便乗。



そんな俺にハルはガバッと向き直り。





「何をバカなコトを言ってるんですかっ!!

もしそんなコトになったら他のメイドの方に


『えぇ~嘘~、あの子、姫様(駄)の友達なんだって~』


『えぇ~マジ~、姫様(駄)の友達が許されるのってアレだよね~

ぬいぐるみかエア友達だけだよね~』


『ウケる~』



とか言われてしまうんですよっ!!


そんな重い十字架を私に背負えって言うんですかっ!!」



うわぁ、なんていうか、うわぁ……。


必死すぎてもうね……。



「えっ? 私、そんな風に陰で言われてるんですか?

私、一応、姫ですよ?

プリンセスですよ?」



そう言いながらはらはらと涙を流すリコくん。




う、うむ……。



「まぁアレだ、うん、俺で良かったら友達になるぞ?」




「ほ、ホントですかっ!!」



俺の言葉に反応し泣き顔から一転、キラキラとした笑顔に変わるリコ。



一瞬、あっやっぱ無理と言いたくなったが、流石に自重し



「応っ!!」



ニッと笑って応えた。



「や、やりました、ぬいぐるみの、ミーちゃん、エア友達のエッちゃんに続いて三人目のお友達!! お友達が欲しくて召喚魔法を使ったかいがありましたっ!!」



あ、ハルが言ってたコト、本当だったんだ……



つか俺がコッチに来た理由ってそれだったんかい。



まぁでもあれだな、うん。



「わ~い、わ~い、お友達、お友達、話しかけたら返事をしてくれるお友達~

わ~い、わ~い!!」



と嬉しそうにはしゃぐリコをみると、それも悪くないかと思える俺であった……。







その横でえんがちょ切ってるハルの姿が見えなければだが……。




やはり名前を考えるのは苦手



あっキャラの名前と国の名前に深い意味はないです思いつきですので……。

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