情報基盤部編 2012年7月~2012年9月 ④
この章はブラックな話はないです。
仕事のいろはを書いた話になります。
働いていた会社のルールや状況に沿った仕事の仕方、見方を列挙しました。
2026/6/28 内容を大幅に省略しました。
この章で書いていた内容は別に分けて投稿予定です。
7月
私は情報基盤部に戻ってきた。
以前のチームからはすでに外されていてどのチームにも所属していない扱いになっていた。
私の新しいOJT役として50代の先輩社員が担当することになった。
その人の普段の業務は部署内の雑務全般と部長の秘書的な役割であった。秘書といってもスケジュール管理を主にしている程度であった。
私はその人の隣の席に座りリハビリも兼ねて業務に取り組むことになった。
基本的な仕事は
”部署内にあるすべてのプリンターへの用紙の補充”
”大型シュレッダーの掃除”
がメインだった。
200人がいるオフィスには島と呼ばれる机を10個ほど並べた連結させた集団が20個ほどあった。
その島一つ一つにプリンターが備え付けられていた。
それとは別に大型プリンター複合機が2台あった。
始業開始時と昼休憩後私はそれらの機器の用紙を補充していった。
先輩社員たちからの嫌がらせはなくなったが睨むような視線が常にあった。
嫌がらせがなかったのは時折人事部が入室して私の様子を見に来てくれたことに効果あったようだ。
用紙の補充を毎日していると今まで見えてこなかったものが見えるようになってきた。
派遣社員同士も仲がよくないらしく派遣社員同士で罵り合いをしている場面に何度も遭遇した。
派遣社員も会社が複数社に分かれており会社同士で勢力争いをしている。
そのため自分の島のプリンターの用紙がなくなるとほかの島のプリンターから用紙を盗んだりしたりして一層溝が深まる状態に陥っていた。
私は9月末までの間、OJT役の人から仕事のいろはについて学ぶことができた。
今でも役に立っている言葉をいくつか書き出してみた。
※非常に多くのことを教えてもらいました。書いていましたらとても長くなったので今別に分けて投稿予定です。
”人間関係の形は直線上の点と線ではなく自分を中心とした円形上である。
誰かと仲良くなるということはその反対側の人と距離ができてしまうということである。
誰と関係を持つべきかはきちんと考えて交流しないといけない。”
”未来を見る。
まずは来年、その次は3年後、そして5年後、最終的には10年後を見るようにする。
仕事では3年先を見れたら十分。人生計画なら10年は見ておきたい。
最初はまず失敗する。見当はずれな結果になる。それで十分この力は10年以上かけて養う能力である。
だんだんと仕事の中身が見えていき、まわりの環境(人間関係、経営層の考え、社会の考え)も見えてくる。
やってはいけないのは仕事の中身を見ずに計画してしまうこと。
あくまでも日々の仕事の積み重ねの結果の一年後、3年後。。。というように考えていく。膨大な情報を整理することになるが
慣れてくればそれも見えるようになる。”
”説明してわかる資料はだめ。
資料を一人でも読んでわかるような資料を作ること。
読む人の知識レベルによって資料のつくりは異なる。誰に向けて作成する資料なのかを考える。
説明されないとわからない資料は時間が経つと理解されない資料となる。資料は会議で見た時間よりも
会議後に見る時間のほうが多くなる。その時理解される資料がよい資料というカテゴリに入る。
一人で見ても理解できる資料を作成するのが読み手の業務も効率になるので最上の資料である。”
”止めること、失敗を認めることも勇気”
日々プロジェクトを推進していると新しいことを始めることばかりに目が行ってしまう。
管理者も新しいことが生まれることが素晴らしいことと感じ評価が高くつくことがある。
今やっている定例業務も誰かが発案したから生まれた仕事というのも少なくない。
その仕事を無くすということはそれを創った人に失礼に当たるのではないかと考えることがある。
これは間違った考えだ。
サラリーマンと言うのは会社の利益を増やすことに貢献するために働いている。
人によって収益を上げることに交換するのか、費用を軽減することに貢献するのかは役割の違いでしかない。
どちらが偉いとか上下もない。
今ある仕事が意味がない、もしくは現在ではマイナスの要素が多いというのであればそれは止めてしまうか改善が必要なのである。
しかしそれができない人が多い。
行動に起こせない人に話を聞くと先輩社員の顔に泥を塗ることになると説明する人がいる。
そのハードルを越えることは大変なことであるがそれを超えて実績を得たときの称賛はハードルを越える価値があったのだと感じるだろう。
これは単に業務が改善され利益が増えたという意味やメンバーからの称賛という意味ではない。
誰も改善ができなかったものを改善したという自信の能力の向上という意味である。
”正しさとは点ではなく面(範囲)である。”
正しくないものは間違っていると白黒で判断する人がいる。
世の中白黒で判断できることよりもその間の灰色の部分が多い。
そもそも正しさとは1つの点ではなく、的のような大きな円のようなものである。
その中心に理想的な正解があってその正解に近ければ近いほど人々は正しいのだと判断する。
中心に近いものが絶対に正しく一点の曇りもないかと言うと世の中それほど単純ではない。




