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生命の花 改訂版  作者: 元精肉鮮魚店
第二章 竜の谷

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73/73

閑話 竜の谷 登場人物(ネタバレ、イメージ崩壊の恐れ有り)

 完全に主観によるものです。

 ネタバレを多分に含みますので、先に本編をお楽しみ下さい。

 モンハンネタが多いのは、個人的な趣味です。


 完全なオマケ要素ですので、読み飛ばしてもらって構いません。

 エテュセ


 脇役街道を突き進む、本編の主人公。

 見た目には、目が金色なだけの小柄な少女。「美」は付かない。

 ちまたでは短気で暴力的と思われているのだが、実際にはそれほど短気でも暴力的でも無い。

 が、本人がその誤解を解こうとしない事と、本人の言動があまりにもそれっぽい為に、今でもそう思われている。

 メルディスの元での立場は外交官になるのだが、基本的には脅迫外交。

 政戦両略に優れる冷徹な知恵者とも思われているが、実際には両方とも並程度。

 ただし桁外れの戦闘能力を有しているので、決断が異常に早く、逆らわせないので優秀と言えなくもない。


 二三一


 第二章の主人公の一人。基本的なRPG基準に照らして考えると、オーガの類に分類される筋肉の塊。見た目にはバンナみたいなスーパーヘビー級の体型。

 とは言え性格は真面目でお節介なお人好し。それでも柔軟な思考を持っているので、意外なくらい衝突が少ない。

 むしろエテュセと言う頼まれなくても衝突する人物が近くにいるので、緩衝材としての役割も担う苦労人。

 容姿が怖い事は自覚しているので異性にモテない事を少し気にしているのだが、実は元収容所の亜人達からはモテモテ。本人に自覚が無いだけの、無自覚リア充。

 戦闘能力が極めて高く、元収容所のメンバーの中ではエテュセ、メルディスに次ぐ三番手なのだが、本人は七、八位くらいだと思っているので日々トレーニングを欠かさない。

 本名は不明。


 メルディス


 女王になった銀髪エルフの美少女、と言うより美女。

 周りからは寛容と慈愛の女王という評価なのだが、暴力の権化として暴れまわるエテュセの尻拭いをさせられた結果、そういうふうになってしまった。

 エテュセとは顔を合わせると口論になっているが、お互いに言いたい事が言い合えるくらいの仲良しで、割と考え方や価値観がエテュセと似ているところもある。

 もしエテュセがいなかったら、独裁者になっていたかもしれない。


 シェル


 チラッとだけ出てくる、自称女王親衛隊隊長。

 それなりの実力者なのだが、二三一と違って融通が効かず要領が悪い為、評価されない可哀想な子。

 本人は必死に隠しているつもりなのだが、二三一に対しラブアピールしているのは元収容所では公然の秘密と化している。

 しかし二三一本人が気付いていないので、周りから苦笑いされるくらい痛々しい空回りを続けている。


 セーラム


 今後主人公的立ち位置になる、金髪エルフの美少女。

 短気で短絡的、困ったことは腕力で解決と言う、見た目にそぐわない迷惑な性格であり、それで解決させられる脅威の戦闘能力を持つと言う迷惑な存在。

 武器戦闘はガルムウィックから、魔術はアリアドリから英才教育を受け、やり過ぎた場合にはラーからたしなめられると言う、恵まれた環境で育っている。

 が、粗野で脳筋に育ってしまったのは、やはり竜の影響と言える。


 ラー


 四枚の翼を持つ、白銀の竜の女王。竜としては小型で、大きさを例えると大きめのクックか、小さめのレウスくらい。

 人との共存が欠かせないと考える先見の明を持っているのだが、あまりにも革新的な考えであったため、他の竜からは受け入れられなかった。

 剣と魔法の世界に、ダイヤモンド並の装甲の超高性能戦闘機を放り込んだような戦闘能力で、炎と言うよりビームとしか言い様がないブレスを吐く事が出来る。

 普段は銀髪の穏やかな美女で、怒るときも笑顔なのですごく怖い。

 その非常識な戦闘能力は巧妙に隠されているので、アリアドリ以外からは弱いのでは? と疑われていた。


 アリアドリ


 竜の谷に住む竜の中では最大の大きさで、ラオより一回りか二回りくらい大きく、大きな翼で飛ぶ事も出来る。黒ミラみたいな色と翼を持つラオより二回りくらい大きい竜が、銀レウス並の機動力を持っていると考えると、おおよそアリアドリに近い。

 作中では負けるために戦っていたので、物理戦闘のみだったが、極めて高位の魔術を駆使する事も出来る。

 その気になればアリアドリとラーの二体で西の大地を支配出来たと思われるが、ラーにそのつもりがなかったので、そんな事にはなっていない。

 露骨に怪しい人物ではあるのだが、女王に対しては絶対の忠誠を誓っている。

 ちなみに竜の衣服は鱗を元に魔力で作り出しているので、竜から人に戻った時に全裸と言う事はない。また、そう言う仕組みなので、鱗の色に近い服である事が多い。

 

 ガルムウィック


 教育係である、竜の老騎士。ラーやアリアドリもガルムウィックから育てられていて、今ではエスカやセーラムを教育している。

 エスカからは尊敬されているのだが、それ以外の竜やセーラムを含む一部の亜人からは、その厳格な性格を煙たがられている。

 女王に対しては忠誠を誓っているものの、女王の考え方には懐疑的なところもある。

 本人も認める、古い石頭な生粋の戦士なので、腕力以外の解決法を模索して実践するアリアドリとはそりが合わない。

 竜としての大きさはグラビくらい。あんなに丸くないけど。


 エスカ


 竜の谷最年少の竜。セーラムよりちょっと年上。

 ただし竜の成長速度の問題もあって、その実力は残念ながら今のところセーラムにギャフンと言わされている。

 セーラムがどうのと言うより、「姫の騎士」と言う立場に憧れているので、セーラムを守る事を自分の役割だと思っていたのだが、セーラムからボコボコにされる毎日なので自信が無くなっていた。

 ガルムウィックの影響を強く受けているので、アリアドリの事をよく思っていないのだが、アリアドリからは何とも思われていない。

 二三一と出会い、「姫の騎士」から「女王の騎士」、または「国を守る盾としての騎士」と言う立場もある事を知り、只今勉強中。

 真面目で勤勉な性格なので、騙されやすい。

 竜としての大きさは標準サイズのクックぐらい。


 ルードレイ


 その他の竜代表。経験値の塊。特筆する事も無い、やられ役の中でも名前とセリフがある。

 強い弱いで言えば、めちゃくちゃ強いのだが、相手が悪過ぎた為にただボコられるだけの存在。

 ルードレイに関して言えば、エロい。

 竜としての大きさはけっこうデカく、エテュセや二三一は感動を覚えたくらい。


『よく切れる剣』


 この世界では名前によって存在を固定するので、こう言う特徴だけを伝える呼称は実能力を発揮させないための、ある種の封印法でもある。

 本来であれば聖剣なんたらカリバーとかの名前があるべき剣。

 本当によく切れるのだが、それ以外の特殊な能力は無い。


『ドラゴン・シールド』


 竜の谷の者達が持っている盾ではなく、二三一が下賜された女王が持っていた盾。ありとあらゆる攻撃に対する強い耐性があり、若干ではあるが形状変化の能力があるので、ブレスなどの広域攻撃に対しても使用者を守る事が出来る。

 とはいえ、球体になって使用者を守ると言うほど変化出来るわけではなく、形態変化ではなく形状変化止まり。

 ただし、前面からの攻撃に対しては恐ろしく効果が高く、正面からであればラーのビームブレスやアリアドリパンチでさえ防ぐ事も出来る。


『幼竜オル』


 竜の谷に住む竜ではなく、セーラムが個人的に契約している召喚獣である竜。

 在り方が違うので、人の姿に変化する事は出来ない。

 まだ幼いので竜としての戦闘能力は低いのだが、機動力は極めて高く、それだけで見るとラーに匹敵する。

 言葉を理解するほど知能が高く、返事をするときには「ピー」と鳴く。

 生命の花は『強さ』がメインテーマなのですが、この第二章では『竜』と『騎士』と言うモノに注目してみました。


 どちらもある種の『強さ』の象徴ではあるのですが、どうにも便利に扱われすぎているような気がします。

 竜はともかく、騎士と言うのは本来やるべき事があり、最優先されるされる役割があるはずなのですが、騎士のそう言うところは触れられない事が多いです。

 できればその辺を深く突っ込みたかったのですが、あまりそこを表現出来なかったのが残念です。


 二三一に関しても、不釣り合いにカッコイイ本名を考えていたのですが、彼が誇るとすれば失敗を取り返す事の出来た自分と言う事で、二三一を名乗り続けるだろうと思い、最期まで名前を明かさず、その番号を名前にしました。


 ここまで読んでいただき、ありがとうございます。

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