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Gypsophila  作者: 蠢爾
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屋上からの帰り道には、


会社や学校に向かう人たちが沢山見える。


眠そうに歩く人や、使い込まれた参考書を開きながら歩く人、


楽しそうに友達と談笑しながら改札を通る人、暗い顔で満員電車に乗り込む人。


それぞれ悩みや辛さを抱えていて、


それぞれ向かう先も違う。


同じ教室に居たって、隣のデスクで作業していたって、


そこが本人にとってどんな場所なのかは確実に違っていて、

それは必ずしも期待に溢れた場所ではない。


行き場がない人だっているし、向かえない人だっている。


それでも、朝は平等にやってきて、


嫌でも時間は進んでいく。


その中で、生きていくのだ。




夜明けという、闇と光が溶け込んだ、

絶望と希望の景色。


何かが始まる、そんな期待と、不安。


混沌としていて、怖くてたまらないのに、

何処かに確固たる光が、

救いが、

前を向く力がある、新しい世界。



涙でぐしゃぐしゃなのに、ふっと笑っているような、そんな世界。



彼女が教えてくれた世界は、

見せてくれた未来は、

そんな、夜明けのようなものだった。



さぁ、今日も生こうか。


この世界を。


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カスミソウ_Gypsophila(ギプソフィラ)

花言葉は「清らかな心」「無邪気」「親切」「幸福」「切なる願い」「感激」「永遠の愛」「純潔」

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