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『ダンジョン物語』  作者: nankul naisa
プロローグ
6/6

06 防具購入

ハイサイ!nankul naisaです。

読んでいただきありがとうございます。



 ギルドで換金を終え、懐に少し余裕ができた影真は、再び武器屋へ足を運んだ。

 店の扉を開けると、カランと軽い音が響き、以前と同じように愛想のいい店主の奥さんが出迎えてくれる。


「いらっしゃい。あら、この前の短剣の子じゃない。今日はどうするの?」


 彼女の笑顔に少し肩の力が抜け、影真は棚に並ぶ防具へと目を向けた。金属製の鎧は値が張り、まだ手が届かない。だが、セール品の一角に、軽そうな革製の防具が並んでいる。


「……このあたりなら買えそうだな」


 手に取ったのは胸元を守るレザーベスト。派手さはないが、動きを妨げず、ひよこモンスターの爪や羽程度なら十分防げそうだ。

 奥さんは彼の視線に気づいて、にこにこと説明を加える。


「それは人気の定番品よ。軽くて丈夫だし、初心者さんにはぴったり。おまけに今日は在庫整理で少し安くしてあるの」


 影真は頷き、試しに羽織ってみる。革が体に馴染み、短剣を握る姿勢をとっても違和感はない。

 鏡に映る自分の姿に、ほんの少し冒険者らしさが増したようで、口元が自然と緩んだ。


「……これにします」


 支払いを済ませると、奥さんは包んで渡す代わりに、そのまま着て帰るのを勧めてくれた。影真は礼を言い、防具を身に着けたまま店を後にした。

 革の重みと安心感が、次の戦いへの小さな自信に変わった。


最後までお付き合いありがとうございました。

ゆる~く更新出来たらと思ってます。

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