お風呂に入れない、その時に ~ペットボトルシャワーのススメ
今回の地震に遭われた皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。
現在、被災された方々に向けて、シャワーやお風呂を提供している場所も少しずつ増えていると、ニュースなどで報じられています。こうした支援が一日も早く、必要としている全ての方に届く事を願っています。
一方で、支援が届くまでにはどうしても時間がかかります。
場所によっては、まだシャワーやお風呂を利用できない方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、すでに御存知方も多いと思いますが、『ペットボトルシャワー』について書いてみようと思います。
そんな方法、知っているよ・・・という方もいらっしゃるでしょう。
それで構いません。
ですが、もし今まで知らなかった方が一人でもいて、こういう方法があるのかと思っていただけるのであれば、それだけで書く意味はあると思っています。
●●作り方●●
用意するもの 空のペットボトル。500mlがオススメです。
1.ペットボトルのフタ、または底の部分に小さな穴を開けます。
今回は使いやすさから、フタ部分に開ける方をオススメします。
穴は画鋲などで開けます。千枚通し、キリなどを使ってもいいです。多分固くて、開けにくいと思います。千枚通しの先を、少しあぶると開けやすいです。
道具を使う際には、けがをしないよう十分注意してください。
特に、火で道具をあぶって穴を開ける方法を取る場合は、やけどや火災などに注意が必要です。
無理をせず、安全にできる方法を選んでください。
2.穴が開けば、完成です。
3.ペットボトルに水を入れ、軽く押します。
すると、穴から水が出てきます。強く押せば勢いよく、軽く押せば少しずつ水が出ます。
これを使えば、簡単な水浴びや、手足を洗うための道具として利用できます。
また、天候や気温にもよりますが、日当たりのよい場所に置いておけば、水が少し温かくなる事もあります。勿論、お風呂のお湯のように温かくなるわけではありません。
それでも、冷たい水をそのまま使うよりは、少し楽になるかもしれません。
ペットボトルは高温になる場所に長時間放置せず、容器も清潔なものを使うようにしてください。
災害時こそ衛生が大事です。
災害が起きると、食料や水、電気、寝る場所など、まず生きていくために必要なものが優先されます。
それは当然の事です。ですが、同時に身体を清潔に保つ事も、とても大切です。
手や足を水で洗う。
口の中の衛生も大切です。歯磨き粉が十分になくても、歯ブラシだけで歯を磨く。歯ブラシが使えない場合には、清潔なハンカチなどを指に巻き、少し湿らせて歯や口の中を拭く方法もあります。
水が少し使えるのであれば、一口程度の水でうがいをするだけでも構いません。
勿論、普段と同じようなケアができれば一番です。
ですが、災害時にはいつも通りができない事があります。
そんな時は、できる範囲で少しずつ衛生を保つ事が大切です。
そして、衛生について考える時に、どうしても避けて通れないのが下半身です。
ここは、特に清潔に保ちたい場所です。
前回、マンホールトイレについて書きましたが、災害時にはトイレの問題と同時に、その周辺の衛生をどう保つかという問題も出てきます。
ただ、下半身を洗うとなると、手や顔を洗うのとは違います。
人目が気になります。
避難所では、十分なプライバシーを確保できない場合もあります。身体を洗いたいと思っても、簡単に場所を確保できない事もあるでしょう。
だからこそ、シャワーやお風呂を利用できるようになるまでの間、こうした簡易的な方法を知っておく事にも意味があると思います。
もちろん、ペットボトルシャワーは、お風呂や本格的なシャワーの代わりになるものではありません。
それでも、身体の一部を洗ったり、手足を清潔にしたりする事はできます。
災害時には、どうしても生きるために必要なものが優先されます。
食べる。
飲む。
眠る。
安全な場所にいる。
どれも大切です。
でも、人はそれだけで何日も過ごせるものでもありません。
現在、シャワーやお風呂を提供する支援も行われていると、報道されています。それらを利用できる方は、ぜひ利用していただければと思います。
ただ、支援が届くまでの間に、そういえば、こんな方法もあると思い出していただければ・・・その程度の気持ちで、今回書きました。
使うのは、身近にあるペットボトル一本です。プラス、穴を開けられるもの。
穴を開ける際は、くれぐれも怪我には注意してください。
この記事が、必要としている誰かの役に立てば幸いです。




