番外編2~記憶の鍵はどこに~
一度無くした物は中々見つからないもの。
でも、諦めずに探し続ければ、いつか見つかるものですよ。
机の下とか………
角が生えはじめた頃から不思議な夢を見る。
前世なのでしょうか?
夢の中の私は“人間”で、周りも“人間”ばかり。
私の両親は事故で亡くなりシスター達が私の親代わりでした。
そこでも私はチビと呼ばれからかわれていました。
逆に泣かせましたけどね。
「***は***だよ。大人になったら見返せば良いよ。」
「***ちゃんは優しいですね。」
よく助けに入って来る男の子が居ました。
その子はよく話を聞いてくれました。
大好きな馬の話を延々と、私が一方的にしていただけですけどね。
あの子はよく辛抱強く聞いてくれて居ましたよ。
「ねえ、***」
「はい?」
「大人になったらけっこんしてください(照)」
「けっこん?……大人にならないとわからないよ。(゜ω゜?)」
「そうだよね(笑)」
「まずは“こいびと”からってしすたーがいってました」
「なら、大人になったら、“こくはく“するね。」
「うん。***ちゃん。わたしよりかわいい子に“うわき”はだめだよ。」
「“うわき”ってなに?」
「ほかの子を好きになることだってしすたーがいってました。」
「わかった。***いがい好きにならないよ。」
「やくそくです。」
「やくそくだよ。」
小さいながらませてます。この二人。
その後男の子は、里親に引き取られて離れ離れになってしまいました。
高校生になって再会できたんです。
同じクラスでよく話していました。
「***君、“世界樹の声”ってゲーム知っていますか?」
「…いや、知らない。」
「今度、ゲーム仲間と一緒にやって見ません?」
「…面白いのか?」
「マイナーだけど面白いですよ。自由度が高くて、自分で色んなMODを入れて楽しいですよ。ちなみに、ゲーム仲間は幼なじみ三人です。」
「あの三人か…。自分好みのMOD入れてるのか?」
「そうです。私が創造した種族を入れてるんです。ヘイムグルって言って…」
「馬好きだから馬の姿だろ?」
「!!知っていたんですか?」
覚えていてくれたんですか?
「今度皆で遊びましょう。」
「あぁ、今度な。“薫”」
「皆に言って来ます。」
嬉しかった。また皆で遊べると思った。
でも、ごめんなさい。私死んでしまったみたいです。
あの“やくそく”まだ覚えていてくれますか?
***君
終わり
続けて投稿したら指がつりました。雲猫ですよ。
シリアス回の番外編ですよ。
シリアスと言い張ります。
お気に入りに入れてるくれた方がいました。ありがとうございます。雲猫は涙が出るほど喜んでいます。((>ω<))
それではまた(^ω^)