藍沢と田中 其の九
ICUの藍沢の元から戻ってきたから田中は今日の日没時間を確認した。
午後6時日没。
そして、その日は何も起こらず日没を迎えた。
そして、ICUの藍沢の所に行くと…
藍沢「良かったな」
田中「えっ?」
藍沢「今日はヘリが飛ばなかった。何も無かったんだろ?」
田中「うん」
藍沢「良かったじゃないか」
田中「そうだね」
藍沢「あと5日か」
田中「うん」
藍沢「長いな」
田中「そうだね」
そして、藍沢はCTの検査を受けたが異常はなかった。
西条「大丈夫だ。異常ない」
藍沢「ありがとうございます」
田中「ありがとうございました」
西条「藍沢」
藍沢「はい」
西条「救命であと何を学ぶんだ?」
藍沢「黒田先生が戻ってきた」
西条「えっ…黒田先生が?」
田中「ご存知無かったですか?」
西条「あぁ」
藍沢「黒田先生のスキルはやっぱり凄い。それから、俺には出来ないスキルを田中は持ってる。俺はそれを身につけないといけないんです」
西条「黒田先生が戻ってきたならしょうがないか」
藍沢「トロントですか?」
西条「あぁ」
藍沢「俺は行きませんよ。新海は何て?」
西条「行くのには積極的だよ。藍沢」
藍沢「なら、良いじゃないですか」
西条「そうだな」
藍沢「それじゃ、俺達はこれで」
西条「あぁ」
そして、藍沢と田中は脳外の部長室を出ていった。
西条「藍沢、そっちにいるならちゃんと黒田先生のスキルをモノにしろよ」