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ドクターヘリ救急救命  作者: 零
Another story
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No.38 〜another story〜

No.38 〜another story〜



3月5日 08:30a.m.


今日は亜依が先に目覚めた。

前髪が前に降りていて、いつもよりも幼く見える耕作は優しい顔で眠っている。そんな耕作に優しく触れるだけのキスをした。


すると、ゆっくりと耕作のまぶたが開く。


亜依「おはよう」


耕作「…おはよ」


亜依「今日はどうする?」


耕作「星華の布団買わないとな」


亜依「そうね」


耕作「亜依が欲しいものは?」


亜依「んー、新しい医学書が出たらしいから見に行きたいかな」


耕作「なら、医学書から見に行くか」


亜依「布団じゃないの?」


耕作「先に買っとけば安心だろ?」


亜依「そうね」


耕作「なら、駅前の百貨店だな」


亜依「そうね」



***





名取が出勤すると医局のソファーで寄り添って寝ている橘と三井がいた。


名取は前に回って写真を撮ると、自分の席につこうとした。



だが、気がついたのだ。



昨日、自分が帰る時には山積みになっていた藍沢と田中のデスクの書類が無くなっており、そればかりか他のドクターの入力しなければならない書類として割り振られていたものも減っていた。



なぜ???




そうこうしていると、医局に藤川と大野が入ってこようとした。


名取は唇の前に人差し指を当てるジャスチャーをすると2人は音を立てないように入ってきた。


名取「おはようございます」


いつもよりも声を小さくして言うと、同じ様に声を小さくして挨拶してくれた。


大野「めずらしいですね」


藤川「そうだな」


名取「どうすれば…」


大野「そのままです」


藤川「そうだな」


名取「はい」





***




亜依の欲しい医学書を買ったあと、3人は星華の布団を見に来ていた。



亜依「どれにする?」


耕作「これは?」


亜依「いいと思う」


耕作「じゃあ、これでいいな?」


亜依「うん」


星華『ふぇぇ〜ん』


耕作「星華?亜依、星華の授乳は?」


亜依「あ、行かないと」


耕作「行ってこい。布団は買っておく」


亜依「わかった。お願い」


亜依はベビーバックを持って行ってしまった。


その後ろ姿を見た藍沢は近くにいた女性店員に声をかけた。



藍沢「すみません」


女性店員「はい」


藍沢「これを1セットお願いします」


女性店員「かしこまりました。おかけになって、少々お待ちください」


店員はすぐ側のイスに腰掛けるように言って奥へと行ってしまった。



すると、女性店員が男性店員を連れてきた。



女性店員「こちらのお布団でお間違いないでしょうか」


藍沢「はい」


女性店員「お願いします」


男性店員「はい」


すると、男性店員が白い手袋をして、布団を持った。


女性店員「お客様、お会計をさせて頂きますのでこちらへお願いします」


藍沢「はい」



そして、カウンターへ連れてこられた



女性店員「お会計が〜円になります」


藍沢「カードでお願いします」


女性店員「お支払いは」


藍沢「一括で」


女性店員「畏まりました」



支払いを終えて、藍沢は亜依にLINEをした。



ー買った布団を車にのせて来る


ーありがとう、助かる


ー終わったら教えてくれ、


ーわかった


ー迎えに行く


ーお願いします



藍沢が布団を載せ終わり、店内に戻るとLINEが入った。



ー終わりました


ー今行く



そして、授乳室を出ると藍沢がいた。



亜依「お待たせ」


耕作「いや、終わったか?」


亜依「うん!」


すると、耕作が星華のことを横抱きにした。


耕作「寝てるんだろ?」


亜依「うん」


耕作「次はどこに行く?」


亜依「カフェ!」


耕作「行こう」



そして、カフェでお茶をして、店内を歩いていると、目の前で男性が倒れた。



耕作「田中」


亜依「うん」



男性に駆け寄り、声をかける。



田中「翔南救命センターの田中です。分かりますか?」


しかし、反応が無い。


田中「藍沢先生!」


藍沢「あぁ。頭をかなり打っていたからな」


staffが駆け寄ってきた。


staff「お客様?!」


藍沢「今ここで消防に連絡して、翔南救命センターの藍沢がドクターヘリ要請を出していると伝えてください」


staff「はい!」


staffはすぐに電話をかける。



それを見て近くにいたstaffも近寄ってくる。



藍沢「AEDを持ってきて」


staff「はい!」



そして、もう1人はAEDの場所に向かって駆け出していく。


隣にいた女性staffが藍沢に


staff「私は何をすればいいですか!」


藍沢「俺も救命医だ。俺達の子供をもってて貰えるか?」


staff「はい!」



すると、消防に電話をしていたstaffが俺に視線を向けてきた。


藍沢はすぐに電話を代わると話し出した。


藍沢「翔南救命センターの藍沢です。○○百貨店で男性が転倒し頭部を強打、意識不明。自分と翔南救命センターの田中の判断でドクターヘリを要請します」


消防『わかりました。現場医師判断のドクターヘリ要請を翔南に出しました。8分後到着予定です』


藍沢「ありがとうございます」


電話を着ると、藍沢はその他の周りにいたstaffに言った。


藍沢「ドクターヘリがここに来る。ヘリポートからここまで道を開けさせてくれ」




***



翔南では…


ホットラインが鳴り響く。



横峯「翔南救命センターです」


『藍沢先生、田中先生からドクターヘリ要請です。○○百貨店で男性が転倒、頭部を強打、意識不明です』


CSの

町田がグーサインを出している。


横峯「わかりました、出動します」




***




staffが館内放送をして!客とstaffで駐車場のヘリポートから藍沢達のところまで幅5m程の道が出来た。



そして、救命医夫婦によって処置が始まった。



田中「心停止した!」


藍沢「代わる!」


藍沢が心マしていると聞きなれた声が聞こえてきた。


黒田「藍沢!田中!」


田中「1分前に心停止です」


黒田「横峯、ライン取れ」


横峯「はい!」


黒田「藍沢、代わる。お前は頭を診てくれ」


藍沢「はい!」


藍沢が診察をしていく。



藍沢「脳梗塞の疑いがあります」


黒田「わかった。こっちも心拍再開した。ヘリで運ぶ」


田中・横峯・谷口「はい!」


藍沢「横峯、新海にコンサル依頼しとけ」


横峯「はい!」


黒田「行くぞ」




3人と患者は行ってしまった。



田中「あ、子供を預けてごめんなさいね」


女性staff「いえ、ありがとうございました」


藍沢「亜依、行くぞ」


亜依「うん」


そして、藍沢夫妻と星華はその場をそっと離れたのでした。




耕作「あとは食品か?」


亜依「うん」


耕作「行くぞ」


そう言うと、耕作は片手で器用に星華を横抱きにすると、反対の手を亜依と繋いだ。



亜依「耕作?!」


耕作「迷子防止だ」


亜依「もう!」




わちゃわちゃしながら食品を買っていったのであった。




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