No.28 〜another story〜
No.28 〜another story〜
視察開始から1週間後…
2月2日火曜日
朝のカンファレンス室には英国から来ている4人と翔南の救命のフライトドクターとフライトナースがスクラブとフライトスーツ姿で集まっていた。
橘「…通常のカンファレンスは以上だ」
田中「今日、視察団の4人は英国に戻られます」
海棠「1週間、お世話になりました。また、会う機会がありましたら、ぜひお話させてください。ありがとうございました」
橘「では、解散!」
視察団の4人がそれぞれついていた人に挨拶に行く。
それを見て、フェローの3人と谷口はICUへと歩いていく。
藍沢と海棠
海棠「藍沢先生、今日までありがとうございました」
藍沢「どうせまた来るつもりなんだろ?」
海棠「まぁ」
藍沢「とりあえずはこれで終わりか」
海棠「何かアドバイスとか無いですか?」
藍沢「医者は神じゃない。所詮、救える命しか救うことはできない。神のように全てを救えるわけじゃない。だから医者は救える命を確実に救うために日々勉強する。」
海棠「えっ…」
藍沢「それは俺も同じだ」
海棠「そうね。毎日勉強するわ」
藍沢「あぁ」
緋山と島
島「今日までありがとうございました」
緋山「いえ、こちらこそ」
島「またお会いできればと思います」
緋山「レジデントですか?」
島「そうですね。まぁ、恐らくそうなるでしょうね」
緋山「気をつけて帰ってくださいね」
島「はい」
田中と神城
田中「お疲れ様でした」
神城「いや、実に充実した1週間でした」
田中「それは良かったです」
神城「ありがとうございました」
田中「ありがとうございました」
藤川、大野と増本
増本「お世話になりました」
藤川「いやいや、そんなことないって〜」
大野「1週間、お疲れ様でした」
増本「お疲れ様でした。沢山の刺激を頂けたので本国に持って帰ろうと思います」
大野「ぜひ、そうしてください」
増本「お幸せに」
大野「ありがとうございます」
すると、海棠が増本のことをドア付近から呼ばれた。
藤川「呼ばれてるぞ。団長に」
増本「はい」
頷いてドアの方を向く。
増本「すぐに参ります。少しお待ち頂けませんか」
海棠「わかった。焦らずとも良い。出発に間に合うように済ませなさい。私は先に着替えて院長に視察団団長として挨拶をしてくる。用が済んだら、服を着替えてロビーに来て。良いか」
増本「はい」
海棠「古代、神城。聞こえたか」
島「はい」
神城「はい?」
海棠「神城、用が済んだら、着替えてロビーに来てくれ。出発時刻に間に合わなければ自腹で帰ってきなさい。と申したのだ。良いな」
神城「御意」
そして、海棠が橘と藍沢と一緒にスタッフルームを出ていった。
増本「御二人ともお世話になりました。また機会がありましたらよろしくお願いします」
大野「こちらこそ」
藤川「もちろん」
こうして、英国日本視察団の翔南救命センターチームは本国に帰っていった




