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ドクターヘリ救急救命  作者: 零
Another story
15/54

No.4 〜another story〜

ドクターヘリ緊急救命No.4

〜another story〜


そして、各国の王位継承者がディズニーランドへと入っていった。


藍沢と田中はゼノとノアとして入園した



そして、シンデレラ城に来ていた。



ジル「さぁ、プリンセス。こちらへ」


ノア「はい」


ジル「それでは、どうぞ」


そうジルが言うと、藍沢が田中の前に跪いた。


藍沢「ノア。いや、亜依。俺と結婚してください」


田中「はい」


そして、藍沢が田中に婚約指輪をはめた。


田中「ありがとう」


藍沢「あぁ」


ジル「おめでとう。耕作」


田中「えっ?」


藍沢「ありがとう。新海」


田中「えっ??」


すると、ジル?が特殊メイクをはずした。そこから現れたのは新海先生だったんだ。


田中「新海先生!?」


新海「お久しぶりです」


藍沢「悪いな。俺は王位継承者第4位じゃない。 」


田中「そっか。良かった」


新海「えっ?」


田中「もし本当にそうだったらいつか翔南を出ていかないといけないじゃない?」


新海「そういうことか」


藍沢「プロポーズは受けてくれるか?」


田中「もちろん」


新海「良かった」


藍沢「王位継承者第4位は嘘だが、3日間あの部屋なのは事実だし、今日のディズニーランド貸切も事実だ。明日のセレモニーは嘘だが、ディズニーシーに明日行くのは事実だ」


田中「わかった」


そして、ディズニーランドを藍沢と田中は2人で楽しんだ。





そして、3日目

藍沢「今日なんだけど、どうする」


田中「ん?どこに行くの?」


藍沢「どこがいい」


田中「耕作とシーに行きたいな。もう1回」


藍沢「わかった。行こう。」


そこに、トントンとドアをノックされた。


藍沢「はい」


そこにいたのはホテルのウェディングプランナーだった。


スタッフ「新海様よりウェディングのタキシードとドレスの試着をと賜っておりますので、御二人とも着替えた上でディズニーシーをお楽しみください」



田中「わかりました。じゃあお互い服、着替えこよ。耕作は王子みたいに」


藍沢「畏まりました。プリンセス」


田中「ゼノ様の服が楽しみだわ」


藍沢「じゃあ、着替えたらここにいてくれ」


田中「わかった」




そして、服を着替え、藍沢と田中はプリンスとプリンセスになって今から部屋を出るところだった。





その頃、翔南では…


朝のカンファレンス。


橘「今日まで藍沢と田中は有給だ。このメンバーでベストを尽くそう」


黒田「ヘリ番は?」


緋山「私と名取です」


黒田「わかった」



そこに、ホットラインが鳴り響く。



名取「こちら翔南救命センター」


その電話は地方自治体ではなく、ディズニーリゾートを経営するオリエンタルランドの消防課からの通報だった。


消防課「ホテルで意識不明のお客様がいらっしゃるんですが」


それを聞いて名取の電話を橘が変わる


橘「場所は」


消防課「ホテル ミラコスタです」


橘「緋山!藍沢と田中が宿泊してるのミラコスタだよな!」


緋山「はい!」


橘「ミラコスタにウチのフライトドクターが宿泊してます。藍沢耕作と田中亜依です。」


そう、橘が言うのと同時に黒田が藍沢に緋山が田中に電話をかけ始めた。


藍沢と田中は同時に電話に出た。


藍沢「はい。藍沢です」

田中「はい。田中です」


黒田「藍沢!」

緋山「田中!」


藍沢と田中は同じ状況だと分かり、田中は電話に向かっていった。


田中「藍沢先生が隣にいる。電話切るね」


緋山「うん」



それを聞いて藍沢は電話をスピーカーにした。


藍沢「どうしました?」


返ってきたのは黒田の声ではなく、橘の声だった。


橘「お前達が泊まってるホテル ミラコスタで意識不明の患者だ。」


すると、消防課の人物と電話を続けていた名取が橘に言った。


名取「患者はホテルの専用ラウンジらしいです」


それがスピーカーから聞こえた藍沢と田中は答えた。


2人「向かいます!」


橘は聞こえてきた2人の声に


橘「処置を出来るだけ頼む。こっちからも黒田先生と緋山に行ってもらう」


藍沢「わかりました」


そして、電話を切った。



王子とプリンセスの服だったが、2人は気にせずに全速力で走り、専用ラウンジにきた。


そこには消防課の人がいた。



藍沢「翔南救命センターの藍沢です」


田中「田中です」


消防課「こちらです」



そして、2人はスグに患者のもとに駆け寄った。


患者は意識を取り戻していた。

だが、患者は妊婦でもうすぐ破水しそうだ。


スグに藍沢が緋山に電話をかける。

田中は患者に点滴を始めた。


緋山が藍沢からの電話を出る。


緋山「はい。」


藍沢「緋山か?」


緋山「どうした?私と黒田先生はまだ、5分かかるけど」


藍沢「患者は意識を取り戻してた。だが…」


緋山「どうした?」


藍沢「妊婦だ」


緋山「えっ?」


藍沢「患者は妊婦だ。もうすぐ破水しそうだ」


緋山「……」


藍沢「どうすればいい」


緋山「今の妊婦の姿勢は?」


藍沢「床に座ってる。感じだ。」


緋山「妊婦のお尻の下に毛布か何かひいて。それで、背中から腰にかけて毛布入れて妊婦がキツくない姿勢をとらせて」


藍沢「わかった。聞こえたか?」


田中「聞こえた。緋山先生達は着いたらスグに専用ラウンジに来て。」


緋山「わかった」


藍沢「このままでも良いか?電話」


緋山「良いよ。何か変化があったらちゃんと伝えて」


藍沢「あぁ」


黒田が緋山に尋ねた

黒田「妊婦か」


緋山「はい」


黒田「なら、お前の専門だな。お前が俺たちに指示しろ」


緋山「えっ」


黒田「周産期にいたんだろ」


緋山「わかりました」



そこに藍沢と繋がっている電話から声が聞こえてきた。


田中「藍沢先生!破水した」


藍沢「緋山、妊婦が破水した」


緋山「じゃあ、掛け声かけて妊婦に産ませて」


田中が妊婦に掛け声を掛け始めた。



藍沢「緋山、あと何分だ」


緋山「もう、ロビーに着いた。」


藍沢「3階だ」


緋山「わかった」



そして、緋山と黒田が到着した。


その時、妊婦の体から子供の頭が出た。



緋山「田中、変わる」


田中「お願い」


そして、緋山のおかげで元気な子供が生まれた。



母親「先生、ありがとう」


緋山「元気に生まれて良かったですね」


母親「うん。最初の男女の先生は?服、王子様ぽかったけど」


緋山「あの2人はウェディングプランを考えにここに来てたの。それで、試着したところに電話が入って駆けつけたって感じ」


母親「あの2人にもわざわざお休みの日なのにありがとうございましたって言っといて貰えますか」


黒田「わかりました。伝えておきます」


母親「ありがとうございます」


緋山が母親と子供をヘリに載せに行った。


そこに田中と藍沢が現れた。

黒田が2人に話しかける。


黒田「あの母親、感謝してたぞ。ありがとうございましたって」


藍沢「そうですか」


黒田「悪かったな。休みなのに」


田中「いえ、大丈夫です」


黒田「それと…」


2人「……」


黒田「2人ともよく似合ってる」


田中「えっ?」


黒田「タキシードとドレス」


藍沢「ありがとうございます」


黒田「早く本物を見せてくれ」


2人「はい」



ヘリに母子を乗せた緋山が走ってきた。


緋山「黒田先生、そろそろ」


黒田「あぁ。じゃあ、2人とも明日」


2人「はい」



そして、黒田と緋山は母子をヘリに乗せて行った。



そのヘリを見送る藍沢と田中の後ろにウェディングプランナーの方と消防課の方とホテルの支配人?がいた。


それに気がついた田中が3人に向かって話し出す。


田中「すみません、ドレスを汚してしまったんですけどいくらぐらいのクリーニング代ですか」


藍沢「あ、自分のもいくらぐらいですか」


そこにいたディズニーのさんにんかキャストは驚いた。



『妊婦を助けてくれ』



そう頼んだのは、私たちだ。

この2人の医師は仲間の医師が来るまで妊婦の出産を手助けしてくれた。


そのせいで服が汚れたのだ。


なのに、この医師達は汚してしまったから弁償すると言い出したのだ。



そして、ホテルの支配人?が言った。



支配人?「その服のことはお気になさらなくて良いですよ。さぁ、別の服に着替えてください。」


田中「でも…」


支配人?「今、御二人が着ていらっしゃる服は綺麗になりましたらお宅に配送いたしますね」


藍沢「えっ…」


支配人?「ぜひ貰ってください」


藍沢「ありがとうございます」


支配人?「どちらのお宅にお送りすれば良いでしょうか」


田中「私の家でお願いします」


支配人?「畏まりました」


藍沢「あなたは、支配人ですか?」


支配人?「いえ、私は副支配人です。我がホテルの支配人はミッキーマウスです」


藍沢「なるほど。ありがとうございます副支配人。ご迷惑をお掛けします」


副支配人「とんでもございません。」


消防課「本当にありがとうございました。私はここで」


田中「いえ、元気な子供が生まれて、母子ともに元気そうで良かったです」


そして、消防課のキャストは帰っていった。




スタッフ「行きましょうか。御二人とも」


藍沢と田中「はい」



そして、2人は着替えた。



新しい服に…



次に2人が着たのはジャスミンとアラジンだった。



そして、2人はシーに入園した。


すると2人のところにディズニーシーのキャストさんが1人駆け寄ってきた。


キャスト「藍沢様と田中様ですか?」


藍沢「はい」


キャスト「こちらにどうぞ」


そう言って案内されたのは、美しい装飾に包まれた部屋だった。


キャスト「本日はゼノ様とノア様とお呼びしますね」


田中「はあ」


キャスト「本日は3組のカップルの方に王子とプリンセスとなって頂き、専属のキャストがお2人の執事として付いてパークを楽しんで頂く。という試みをしております。お2人はその3組のうちの1組に選ばれました」


藍沢「そうなんですか」


キャスト「ええ。3組のうち最も王子、プリンセスとして振る舞われたカップルにはディズニーリゾートでの結婚式を無料にする。というおまけもございます。」


田中「凄いですね」


キャスト「お2人は王子とプリンセスとしての品格をもって今日1日パークをぜひ楽しんでください」


藍沢「ありがとうございます」


そこにドアをノックする音が聞こえてきた。


キャスト「はい」


外のキャスト「準備が出来ました」


キャスト「わかりました。さぁ、外に参りましょう」


促され2人は外に出る。そこにいたのは3頭の馬だった。


キャスト「馬には乗れますか?」


田中「はい」


藍沢「ええ」


そう。2人は馬に乗れる。乗馬の経験もある。


キャスト「ではお好きな馬にお乗り下さい」


そして、2人が馬に乗るとキャストが訪ねてきた。


キャスト「どこに参りましょうか」


ノア「アラビアンコートに」


キャスト「では参りましょう」

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