あとがき
とうとう完結しました。させました。(笑)
「チェリー」を最後まで読んでくださった皆様。どうもありがとうございます!!(^ ^)ノ
いかがでしたでしょうか? テーマソングにさせていただいた、大塚 愛の『さくらんぼ』は頭に流れましたでしょうか?
なるべく「さくらんぼ♪」ってカンジの可愛い話になるように書きました。キャラのセリフはきわどいものが多かったけど。(笑)
私の構想では、最後のキスの後、エンディングとしてこの曲が流れながら比奈と小宮が手を繋いで楽しそうに走ったり、あの場面この場面のアニメーションがまさに映画のエンディングにように流れる予定となっております。
本文中にも「笑顔咲く」、「繋がる」など、キーワードをあちこち散りばめておきました。比奈と小宮が遠い未来までずっと繋がっていられると感じていただければ幸いです。
気弱な純情少年だった小宮、人肌の温もりだけを求めて気持ちに蓋をしていた比奈。
本作は二人の心の成長と恋を描いています。
最初の童貞発言により、小宮の想いが通じるまでやたら遠回りしてしまいましたが、そのおかげで小宮は自分の中の「比奈を守りたい」という気持ちに気付き、比奈の心を動かすことができたのだと思います。
比奈を愛しいと思う小宮の優しさに包まれて、比奈は初めて一人を心から好きになるということ――『恋』を知ることができました。
全ては愛のなせる業、とまぁ痒いことを言っておきましょう。
しかし、比奈の一人称語りのわりには各キャラの心情が複雑だったこと、文字数制限、などにより、本作は色々疑問の残る作品だったと思います(特にイツキのことは謎だらけ)。
正直、全部を語るには三人称でないとキビチーですね。
補足として、小宮視点のオマケやイツキ視点のオマケを短編で書くという手もあるでしょうが。
すみません。ようやく終わったので、しばらくゆっくりしたいかも。(笑)
いずれ、またエネルギー充填したら、番外編を書こうとは思ってます。
比奈と小宮のその後の話になるかもしれないし、小宮かイツキの視点の話になるかもしれません。
イツキはなんだか可哀想だったから、幸せにしてあげたいとは思ってるんですよね。(^ ^;)
自分的には気に入ってるキャラのキャバ嬢アカリさんのお水のお話なんかもいいですね。
お水のお話って好きなんですよ〜。十代向けじゃありませんが。(笑)
小宮がちゃんと初体験する場面を見たいって方もいるかもしれませんね。
それは・・・比奈と小宮が高校卒業してからになるのかな?ちょっと想像つきませんね。(笑)
本作で小宮が脱・チェリーするのをずっと期待されてた方は申し訳ありません。m(_ _)m
作為的なんですが、タイトルの「チェリー」は童貞のチェリーと一見思わせておいて、恋の実「さくらんぼ」のことを示しています。
エッチな話から始まり、純愛でシメたかったんですよ。(汗)
まぁ、多くの方は途中からこの話の路線は見当ついたんではないかと思いますが。
ひとことで言うと王道です。(笑)
王道をここまで長々と書いてるのもどうかな〜ってカンジですが、わりと整合性をとるのが大変でして。(汗)
ちゃんとそれぞれのキャラの行動に理由をつけて本文で匂わせるように書いたらこんなに長くなってしまった次第なんです。m(_ _)m
これでもまだエピソードとしては足りてない気がしてます・・・・。実際、色々削りましたから。
本来なら比奈が自分に対する周囲の目に気付き、小宮に別れを突きつけたシーンの後、もっとイツキを絡ませてややこしくしていった方が面白かったんだろうと思いますが。
なんとか単行本一冊分くらいの量におさめたかったもんで短くまとめてしまいました。(^ ^;)
まぁ、作者の力量不足ということで・・・。(笑)
さて。あんまり長々と語るのもなんなんで、この辺で終わりにしたいと思います。
最後に。
ずっと応援してくださった皆様に多大なる感謝を。
企画参加作者様の藤村香穂里さんをはじめ、きよこさん、梶原ちなさん、篠原悠哩さん、ランプさん、温かい励ましどうもありがとうございました!
いつも私を褒め殺さんばかりにテンション上げてくれる関なみさん。(笑)
なみさんとのお喋りはパワーの源です。大好き☆
いつも適切なアドバイスをくださる篠森京夜さん。篠森さんのおかげで少しずつ成長していけてる私です。いくら感謝しても足りません。これからもよろしくお願いします。m(_ _)m
いつも美しいイラストを描いてくださる黒雛さん。今回のイラストは特に長い時間をかけていただいて大感謝です。癒しもいっぱいいただきました☆
毎回コメントをくださったカードさん。こんなに楽しんでいただけるなんて、ととても嬉しく思ってました。本当に励みになりました。ありがとうございます。m(_ _)m
その他、「腐敵」からずっと応援してくださってる方々(名前をあげるのは控えさせていただきます)、励ましコメントをくださった方々、各ランキングに投票してくださった方々、評価感想をくださった方々、本当にどうもありがとうございます。
そしてここまで読んでくださった皆様、長らくお付き合いいただき、本当にありがとうございました。
まだまだ未熟な私ですが、切磋琢磨してこれからも楽しい作品作りを心がけて書いていきたいと思います。その気持ちと本日の私があるのは皆さんのおかげです。
本当に、完結することができて良かったです。
皆様にも幸多からんことをお祈りしまして。
これにてしめさせていただきます。
6月3日 卯月海人