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最初らへんだし説明とか多いのは許してね
敵が見つかるまでは今回の滅亡理由について解説してやろう。
滅亡理由どもはやっぱり世界を滅ぼすだけあってそりゃもう管理も使用も難しすぎるもんで基本的に使えたもんじゃあない。
だが、今回試運転で使ってみるのは滅亡理由の中でもかなり弱い定番の剣と魔法の中世ファンタジー世界を滅ぼした魔王、その核だ。
魔王と聞けばS級に匹敵するかそれを超えた存在と思われがちだがこいつはA-級に届くかどうかという強さだった。
向こうの世界では人類vs魔族という構図で長年戦争を続けて、最終的には勇者パーティも魔王に殺されて人類が絶滅、その数十年後に魔族内での紛争や権力抗争で魔族もほぼ絶滅。
生き残った少数の魔王とその配下が奮闘するも世界は衰退していき滅亡、となった。
魔王は先程言った通りそこまで強いというわけでもない。
だが、魔王として君臨し人類を滅ぼせたのには魔王の持つ能力に起因する。
圧倒的な倍率のバフとデバフ、そして多種多様な魔法だ。
配下の魔族を強化し、敵を弱体化させ、魔法で翻弄し、相手には不利な環境を強いり、自分は近づかせもせず削り切るという魔王という名にしては姑息な手だが、これがハマるハマる。
人類側の奴らはこれに手も足も出ずに負けたのだ。
俺はこのダンジョン攻略では野生の魔獣どもを切り抜け、配下の魔族を殺し、魔王とのタイマンで勝利した。
魔王はボロボロで弱りきっていたがそれでも流石は魔王といったところだろうか。
ここが分水嶺とわかっていたのか、最初からバフデバフに魔法の弾幕で速攻決めに来た。
だが、俺が魔王を追い詰め始めると後戻り不可能な切り札をきってきた。
限界を超えたバフの極致、【狂戦士化】。
それは一時的に理性を失うが本来の数十倍の能力を発揮する事が可能になる禁術。
魔王の肉体は自壊と再生を繰り返し、軽い身震いだけで緊張感が走る。
圧倒的なフィジカルで俺をねじ伏せようと自らの居城を破壊しながらも暴れ続けるが…最期には効果切れにより核を残して消滅した。
そんな魔王の残した核の能力は2つ。
【強化・弱化】【全属性魔法】だ。この2つは核を持っていれば自由に使用できるが、デメリットも有る。
それは理性のタガが緩むというものだ。これだけじゃ何がなんだかわからないだろうが、つまりはこれを使うとキレやすくなるわけだ。
今までなら我慢できたことも我慢できなくなり、ムカついただけで暴力を振るい始めるんじゃなかろうか?
んで、最終的にはただ暴れるだけのバケモンが完成する、と。
さて、こんなつまらない話は終わりにしよう。
俺の今いるダンジョンは地球よりも文明の発達した世界の残骸だ。
魔法と科学が組み合わさり生み出されたゴーレムたちの反乱により滅亡したこの世界ではそのゴーレムたちが我が物顔で闊歩し、人間、動物、植物関係なくありとあらゆる植物を死滅させている。
俺はこの荒廃した世界で慎重に歩みを進めていき、様々な形態のゴーレム集団を発見した。
蜘蛛型二体に人型一体に感知されるより先に速攻で決める!
「おーらよっと!まず二体ぃ!【パワーインパクト】!」
戦鎚を蜘蛛型の顔面、その真ん中にある感覚器を狙ってフルスイングで破壊。
そのまま人型を巻き込んで荒れ果てたビルの壁面に叩きつけ、粉砕する。
するとそこを残りの蜘蛛型が背後に回り、体に仕込まれたワイヤーで俺を捕えようとしている。
「舐めんな!【アースバインド】!【弱化】!」
そこをアースバインドでワイヤーごと蜘蛛型を絡め取り、弱化で抵抗を減らすことで動きを完全に阻止し、叩き潰した。
ゴーレムって殺すとかより壊すとかのが表現的に合ってるよね…?




