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あなたへと道をつなげるために4
うづきは、今回かけらと人に分かれたエリィーの監視としてここにいた。
うづきとは、いつきとかいとの姉である。
ソメリには伝えてある。
うづきとソメリは話をする。
「エリィーちゃんは、桜子と同じね」
「さくらこさん?」
「こっちの国に任されたかけらの一つで、人の姿してるの」
「そうなんですか!?」
「うん…弟ががんばって、桜子を助けたいみたい」
「助けるって…」
「かけらが暴走したら危ないのに、人の姿になって、壊れやすくなってると知ってから壊れたら、殺す…のが嫌なの」
「本当に危ないんでしょうか」
「うーん、わからないけど…危ないといわれてる」
「その弟さんは、探してるんですか?助ける方法を」
「うん、探してる…見つからないみたいだけど」
「うづきさんは探してるんですか?」
「私?探してないよ、だって、赤井家がどうにかすればいいと思ってるし」
「そうなんですか…」
「探してる?ソメリは」
「…さがして…ないですね」
「そう、まあ、探してられないもんね」
ソメリは思う。
エリィーは、家族だ。
なのに、自分は…。
何もできてないなと。




