朝からにぎやか…
かいとは、走ってきた。
「かいとさんは朝から元気ですね」
陸はその光景を見て、笑う。
桜子は隣にいて、同じく笑う。
「かいとくん、元気ね」
かいとは止まる。
桜子と陸を見ていう。
「おはよう、桜子、陸」
桜子は穏やかな声でいう。
「おはよう、かいとくん」
陸も言葉を続ける。
「おはよう、かいとさん」
会ったら挨拶をする。
かいとはそういうひとだ。
陸は、桜子といる時間のため正直邪魔されたくないが。
陸は笑顔で聞く。
「かいとさん、朝から何で走ってたの?」
「ちょっとな」
桜子も質問する。
「なんでか知りたいな」
「なんでもないんだ、ただ…その、本当になんでもないんだ」
かいとは顔を赤くさせる。ので、桜子もそれ以上は何もいわない。
三人で一緒に学校につくと、玄関のはじっこで話をする。
三人とも幼なじみだ。
仲はいいと思う。
学校についたため、陸は桜子の顔を見る。
「僕、先に教室行きます」
桜子は
「え、一緒に」
「いえ、先に行きます」
陸は困ったような顔で笑うと、歩いていく。
かいとは、いう。
「陸、昔よりはしゃべるのになんか、俺のこと…嫌ってんのかな、さんづけだし」
「嫌ってないよ、絶対!」
「嫌われてるぜ!絶対」
陸は戻ってくる。
「かいとくんのこと嫌ってないよ!僕はただ、桜子さんはかいとくんが好きで、邪魔したくなくて!」
陸がかいとくんと言った。
陸の言葉に、桜子は顔を赤くする。
「好きだけど、こんなところで」
早い時間ではあるが、生徒は少しだけいる。
三人を見て止まっている。
陸ははずかしくなる。
「朝から大きい声だしてすみません!」
と、謝る。
かいとはまっ赤になる。
「桜子が俺のこと、好きなわけないだろ!雑だし、話おもしろくねーし!」
桜子が答える。
「かいとくんはたしかに少し雑だけど、好きだよ」
という、会話を後から来たいつきと色葉は見た。
「何してんだろ」
「いつき、これは私行くべきだよね」
「え、うん、」
「だよね!」
いつきは言わなきゃよかったと思う。
色葉はかいとの元へ行き、腕にくっつく。
「何ですか、私も話にいれてください、かいと先輩のこと好きです!」
いつきは静かに廊下を歩いて行く。
陸はあわあわと桜子と色葉を見つめる。
「ここは学校…静かに教室へいかないかしら…」
「そうですね、じゃあ、私はかいと先輩とくっついて行くので」
「離れたらどう…かな?」
桜子は怒りをおさえた笑顔だ。
色葉のその顔はにまりとしてる。
陸は女性二人へという。
「とりあえず、みんなで行きますか…?」
桜子
「ええ、そうしましょう」
色葉
「行きましょうー」
かいとは何ともいえない。
いつきは静かに教室へつく。
自分の席に座る。
小さくつぶやく。
「兄が好きすぎて困る、だな…………まわりが」




