いつきと色葉
今日は、青色で雲のない空だ。
まぶしいほどにきれいな空だ。
「きれいな空」
いつきはつぶやく。
一人で学校へ行くのは嫌いではない。
歩く、歩く。
後ろから声をかけられる。
「いつき!おはよう、元気ー?」
そこには色葉がいた。
まぶしい笑顔。
「おはよう、色葉」
色葉は両手をあげて伸びをする。
「朝は眠いよね、私も眠いよー」
「うん、そう…眠い!昨日ね、兄さんのかいてた小説読んだりしてたの」
「え!かいと先輩の!?見たい!見たい、いいなーどんなの!?」
「現代の話だったよ」
「れ、恋愛?もしかして!」
「恋愛は…んー、兄さんに直接聞いた方がいいよ!」
「聞きたい!」
そこへ、かいとが通る。
かいとは一人だ。
色葉は声をかける。
「おはようございます!かいと先輩」
「おはよ、いろ…は!?」
色葉はかいとの腕に抱きつく。
「先輩!先輩の小説読みたいです!」
「え…!?」
かいとは固まる。
「い、いや!恥ずかしいから!」
「見たいですー!」
いつきも後ろから暗く笑う。
「私も読みたいな」
「いつき!何でいうんだ!」
「勝手に私の見るから」
いつきはにやーっとする。
かいとは顔を赤くさせる。
「い、いや!恥ずかしいから!」
「読みたいですー」
かいとは汗をかく。
かいとはだっと逃げる。
相当にはずかしいのだ。
「かいと先輩ぃ!」
いつきと色葉が残る。
「ふふっ、兄さん、勝手に読むから」
「かいと先輩いっちゃった…」
色葉はかいとを追いかけようとしたが逃げるのが早すぎた。
「先輩早すぎるよー!」
「私たちも行こっか」
いつきがいうと、色葉が笑う。
「うん!行こう」
色葉のまぶしい笑顔。
笑顔が見れる。
それがうれしい。
いつきにとって笑う色葉はかわいい。
笑ってなくてもかわいいけど、やっぱり。
好きな人の笑顔を見ると元気になる。




