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ムアと器

ムアは続ける。

かいとの怒りは無視だ。


「かいと。静かにしてて」


「ていうか、さっきのムアと違うのか」


ムアは答える。


「ムア…名前か。まあいいや。ムアはかいとの器を壊すために分裂した。かいとの繋がりはとても深いみたい」


深い繋がり

ムアは暗い顔をする。


「なかなか器にできない、これは難しい」


「難しいというか…やめろって」


「壊すことだけ。そのために繋がりを壊さないと。壊してはできた。でも深さがある」


「なかなか壊れないのか?」


壊れているように見えるのに

ムアはいう。


「簡単だと思ったら深いね繋がり」


「そっ、そっか」


ムアは一番壊せない繋がりがあるという。

かいとの前に桜の花が現れる。

ムアは冷たい目をする。


「繋がりの深さ、か」


ムアは桜の花を見た。

かいとはその顔に眉を下げた。

その顔は恨みがましい顔だ。


かいとの器。

繋がりを壊せたはずなのに表面だけ

裏面は壊せない


かいとはいう。


「あきらめろよ。世界壊すの、あと人の話を聞けって…」


ムアは無視する。

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