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また来る夜

また夜が来た。

いつきは目が覚める。

兄のかいとが無夢に腕を掴まれている。

その状態で動けないようだ。


いつきは小さな声を出す。


「兄どうし…」


かいとも小さな声でいう。


「掴まれて…動けない」


「ええ…!」


いつきは近づいて無夢を見る。

かいとの腕を掴んでいる。

離せなさそう

いつきは兄の手に触れる。


「無夢さん…」


無夢は起きない。


「無夢さん…離してください…」


無夢は離さない。

無夢は安心した顔だ。

いつきはかいとの動けない姿に何かしら探す。


「腕っぽいのないかな…兄さん体痛めちゃう」


かいとは泣きそうだ。


「悪い…助けて…」


いつきは部屋の中を動き回る。


「腕っぽいの…いや、何か柔らかいのとか」

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