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クロリネは更に追い詰める
クロリネは口角を柔らかく上げる。
「ですがどうなのでしょうか?何かを犠牲にしたあなたの大事な方は今何を思うのでしょうか」
有理香はクロリネの近くに来る。
クロリネは続ける。
「あなたも犠牲にされているといえるのでは?」
有理香はしっかりと前を向く。
強い言葉を放つ。
「クロリネ様。私はそれでも諦めませんわ!諦めること出来ませんの、私は諦めませんっ!!」
クロリネは下を見る。
花の針が地面から浮き出る。
クロリネは氷を現す。
花の針を凍らせた。
「有理香様。それです。大人しくて苛々していました。大人しいが過ぎて苛々するのです」
「そうですか……私は大人しくしますわ。自分の妹のことですわ」
氷が割れてしまう。
花の針がクロリネを狙う。
突き刺そうとする。
クロリネは微笑む。
「我慢していました。僕」




