↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
5/5

第4話:ヴァンパイア

藍は、名も知らぬヴァンパイアに招かれ、その者の家であろう場所に居た。

と言っても、こういう話にありがちな、墓場や地下や場違いな豪邸なんかではない。

街のはずれにある、ただただ普通の一軒家だ。


「まぁ、適当にくつろいでくれ。

そして、真剣に聞いてくれ。」


「待てよ待てよ、、!!そろそろ名前ぐらい教えてくれないか?」


もっともである。

藍は、この男に出会い、そしてこの家に着くまで、名前すらも教えてもらってなかった。

無用心にもほどがある。


「ん・・・それもそうだな。すまない。

俺は、緋涙 赤夜(ひるい あや)だ。なんとでも呼んでくれて構わん。」


「あやって・・・俺より女っぽいじゃないか・・・。」


赤夜は、藍を睨みながら言った。


「・・・以後、女っぽいは禁句だ。」


「そ、、そんなに睨むなよ・・・。

俺は藍。黒羽藍だ。」


「お前の名は知ってる。なんてったって、お前は俺を除けば唯一の生き残りなんだ。」


赤夜は、溜め息混じりにそう言った。


「え・・・?」


「やはり知らなかったか・・・。これから、すべてをお前に話す。

なにかあっても、途中で口は出すな。質問は後だ。わかったか?」


「わ、、わかった。」


藍は、一方的な赤夜に若干の嫌悪感を抱きながらも、頷いた。


「ヴァンパイアは・・・約3年前に、俺とお前以外が滅んだ。なぜだか分かるか?」


「・・・。」


「我々は昔から、人間とは真逆の闇の世界。夜の世界で生きてきた。だから、人間と出会ってしまうことなど滅多に無かった。

だが30年ほど前から、人間は我々の生きる世界に。我々が活動する時間にも姿を現すようになった。

そして、我々の血を吸う場面が幾度と無く目撃されるようになり・・・後に、ヴァンパイアハンターと名乗る人間が姿を現し始めたのだ。」


「ヴァンパイアハンター・・・?」


「ヴァンパイアハンターは、我々を片っ端から殺した。そして、最終的に・・・俺とお前が残った。これが、今のヴァンパイアだ。分からないとこ、あるか?」


「待てよ。なんで返り討ちにしてやらなかったんだよ?所詮、人間だろう?

あんな奴ら、、」


「藍。我々ヴァンパイアが1番恐れるものは何か・・・分かるか?」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。