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18 馬鹿共をざまぁしたい!!

本日より不定期更新になります。

明日は更新お休みします


一夜明けて、ダンさんを風魔法で浮かせながら慎重に運んでいた為に少々時間がかかりながらも、ルフォンの街に戻ってきた。

帰って直ぐオペラはカルマパパに呼ばれているらしく足早に帰って行った。

門番の警備隊の人はアタシの事を覚えていて、重症のダンを見て慌てて医務室に運んでくれた。

事情を説明するためにギルドに向かうことを警備隊に告げてダンサンを任せてギルドに向う。



クラリスを連れてギルドに来ると、ゾフィスさんが受付に居なくて呼んてもらったら、現在面倒くさい事になっている事を教えてくれた。

既にロッゾ達は帰還していて、クナシも目を覚して元気にしているみたいなのだが、護衛に付いていた仲間が規約違反をして、貴族を殺そうとしたと伯爵側から抗議があったらしく、現在ギルマスの部屋でロッゾが話し合いをしているみたいで、アタシ達がクラリスを連れて帰ってきたことで状況が変わる為に説明も兼ねて、ゾフィスさんに連れられてギルドマスターの部屋へ。



「マスター、待ち人が解決策を持ってきてくれましたよ」

「待ち人?」

「ただいまマニカさん、解決策連れてきたよ!!」

「キラさんじゃねぇか!!」


部屋に入るとロッゾは驚いていたが、今は話し合いが先なので、クラリスを部屋の中に入れる。


「クラリス!?生きてたか!!」



アタシ達の調査結果とクラリスの証言を照らし合わせて報告すると、伯爵側の証言とまるで一致しない事が証明された。

そして、クラリスの証言どおりなら、エドワードは犯罪行為を働いた事により騎士団に引き渡す事になる。

クラリスは今回の事件の報告のためギルド職員と共に騎士団の下に向った。



「あの野郎俺の仲間に!!!」

「落ち着きなロッゾ」

「今後どうなるかわ解らないけど、ダンさんちゃんと生きてるから安心して」

「あぁ、本当にキラさんには感謝しかねぇな、俺達だけじゃ無く、クラリスやダンまで世話になって」

「しかし、パーティーを別けてまで良くこんな依頼受けたわね貴方達」

「それは……」



今回の護衛依頼を持ってきたのはエリーなんだそう。

パーティーに入れて貰ったお礼に高額依頼を取ってきたとこの護衛の依頼を持ってきたはいいが、別に受けていた依頼と重なってしまっ為断る事も検討したが、エリーが絶対に断れ無いと言い出し仕方なくパーティーを別けて依頼を受けることにした。

護衛依頼は7日間で初めて来たルフォンの街の案内や周辺の散策との内容だったため特に問題ないと判断していたそう。



「なる程、ロッゾこの依頼を受理した受付嬢が存在しなかったりするんだけどね」

「しかもこの依頼ですが、私もギルマスも目を通していません」

「なっ!!!」

「完璧に嵌められた感じがするね」



ギルドの依頼規約というのがあって、依頼主がギルドに依頼を提出→金額等の査定→ギルマスかサブマスの許可→依頼として受理っと言う流れが存在するのだが、この依頼ギルマスの確認もサブマスの確認もされていない違法な依頼なわけです。


こうなると鍵はエリー何だが、街について直ぐに用事が有るからと姿を消して以来姿を見ていないらしく、ギルドの職員が借りている宿に行ったが帰っていないそう。

逃げたか、事は面倒くさい方向に向かいまくっているみたいだ。


悩んでいると、外が騒がしくなってだんだんその音が部屋に近づきドアが開かれて中に入って来たのは、噂のボルビノ伯爵と息子のエドワードだった。



「いきなり来てなんの様ですかボルビノ伯爵」

「おや、なんの用とはご挨拶ですなギルドマスター。我が息子を殺しかけたパーティーのリーダーが帰ったと連絡を受けて来たんですよ。

君の事は調べさせて貰ったが、タトン子爵のご子息だそうだね、落ちぶれて冒険者になったとは聞いていたかが仲間までもが屑とは」

「なにっ!!!」

「貴様の仲間のせいで僕は死にかけた。それに、我が伯爵家を潰そうと計画していたそうだな!!」

「そんな事してねぇ!」

「言い訳は見苦しいぞ!証人も居るんだ!!」



エドワードの後から行方い知れずだったエリーが出て来て、今回の件は全てロッゾがボルビノ伯爵を落とし入れる為に計画したもので、自分は脅されてロッゾに手を貸していたと言い始めた。

話の途中でアタシに気づいたエリーはアタシを巻き込み始めるし。



「護衛だった2人もグルだったんです!!私が魔物に襲われたのもロッゾの計画のうちです。そちらに居るキラさんに助けて頂かなかったら私は…」

「なる程、小娘貴様がエリーの言っていた精霊使いか」

「キラさんは、上位精霊を守護に持っていますわ」

「ほう、小娘伯爵家に使える気はないか?平民上がりの冒険者よりはいい暮らしをさせてやるぞ」


ロッゾ程じゃ無いけど腹立ってきちゃたんだけど、この伯爵親子とエリーボコボコにしちゃ駄目かな?


「お断りします」

「何故ですキラさん、お強いのですからギルドより伯爵様の私兵として雇われたほうが報酬も良いですし、私も雇ってもらえることになったので女同士一緒にパーティー組みましょう!私魔法使いでサポートもが得意なんです」

「アタシは断わるって言ったんだけど、てか何でアンタとパーティー組まなきゃいけない訳?」

「でも、絶対に伯爵様に雇ってもらった方が」

「小娘何か不満なのだ?給金は弾むし最高の待遇を約束するぞ!何なら息子の専属護衛として雇っても良い!!」



堪忍袋の緒が切れそうなのもあって口を開きかけた瞬間、部屋にノックオンが響き開きっぱなしの扉に立っていたのは、オペラだった。



「お待たせ姫さん、連れてきたで!」

「オペラ、えっ?連れてきたって」

「連絡を受けて来てみれば随分と面白い話をしているね、ボルビノ伯爵。私にも解るように説明して頂けるかな?」

「なぁっ!?ガ、ガルフォード公爵!!」

「扉も開けっ放しで騒ぎ立てるなど、貴族としての礼儀がなってない。それに私が管理している街で随分な騒ぎを起こしてくれたね」



オペラが一歩後ろに引いて中に誘導した人物は剣を腰に指し武装して登場いたしましたカルマパパ!!

後ろに控えるは超有能執事のセルジオさん!!

お二人とも若干黒いオーラが漏れていて伯爵達に向けている笑顔が真っ黒です!!


英雄ガルフォード公爵の来訪に驚きを隠せない伯爵親子とエリー。

公爵の登場は予想していなかったのか、狼狽えながらも自分達は被害者でロッゾが全面的に悪いと主張する伯爵親子にエリー。

本当に貴族の間ではガルフォード公爵に逆らうべからずが浸透してるんだね。

しまいには、アタシを公爵様の私兵として雇ってみてはとすすめる始末。

精霊は欲しいが、今を切り抜ける方が大事なようだ。



「この娘を、家でかい?」

「はい、このエリーの話ではこの娘上位精霊を守護に持っていて、装備品は古代級(アーティスト)かそれ以上の物を所有しているらしくアイテムボックスも持っているとか」



エリー(クソ女)伯爵に人の装備品の推定レアリティまでも報告してた訳か…。

大方雇い入れて使える様なら仲間に引き入れて、使えなければイオンを奪い装備品を奪って自分達の物にする気だったね。

エリー(クソ女)は人の物を値踏みする事には特化してるみたいだけど、力量を測ることは出来なかったかな?

てか、伯爵の言い訳すればする程カルマパパの機嫌が急降下していってるの気づいてるのかな?



「いかがですかな?我が家は断られましたが、ガルフォード公爵に言われて断る者はおりますまい」

「いや、断ります!」

「なっ!無礼だぞ小娘!!」

「そうですよキラさん!公爵様の誘いまで断るなんて」



尊敬するよ伯爵親子にエリー(クソ女)よ。

あのカルマパパの暗黒オーラが見えないとは、ギルドマスターのマニカさんなんて危険を察知したのかロッゾを自分の近くに呼び寄せてるもん。

ロッゾは公爵の出現にアタシが断ったことと2重に驚いてるみたいだけど、それ以上にカルマパパの暗黒オーラに怯えてる。

散々アタシを罵っている伯爵親子とエリーの会話を止めたのはカルマパパ。



「その様子ですと、伯爵とご子息殿そしてそこのお嬢さんはご存じないんだね」

「なにをですか?」

「私娘が出来たんですよ。出来たと言うのも可笑しい話ですがね」

「はぁ」

「私の能力はご存知だと思いますが、その能力のお陰で先日まで娘の存在を表立って公表できずに居ましてね」


伯爵親子とエリーは察しが付いたらしくドンドン顔色が悪くなっていく。


「先日神託が下り私の元に呼び戻すことが出来まして、やっと表立って娘をお披露目出来るようになったんですよ。この街の大体の人は知っているんだけどね」



カルマパパが満面の笑みでアタシを見て手招きしてアタシを呼んでいる。

企み顔のカルマパパに乗るとしますかね、カルマパパの横に行くと肩を抱かれた。



「この娘が私の愛娘何だけどね」



伯爵親子の顔が真っ青を通りこして真っ白になりましたよ見事に。

アタシに吐いた暴言の数々を思い出しているのだろう。

エリーは標的にしていたアタシが公爵令嬢だとは思わなかったみたいで冷や汗が止まらない様子。

ロッゾに関しては、声が出てなくて大きな口を開けちゃってるけど。



「さて、ボルビノ伯爵おわかりかと思うが、娘に呼ばれて私はここに来たわけなんだが…どういう事かもう一度説明してくれるかな?」

「そちらのお嬢様がガルフォード公爵様のご令嬢…」

「そう、やっと帰ってきたんだよ可愛いでしょ!私に似て戦闘能力も高くてね、Aランクの魔物をソロで倒すくらいだよ!!」

「Aランクを…ソロで」

「オヤ、そのお嬢さんに聞いてなかったのかい?彼女達を襲った群れのボスはAランクのブラックウルフだよ」



伯爵はエリーを睨み付けていた。

おそらくは、Aランクの魔物をアタシが倒したとはエリーからは言われてなくて、精霊使いで貴重な装備や魔導具を持っていたとしか聞いていなかったのだろう。

次第に勢いが無くなってきて戦意が消失してきた所に更に追い打ちを掛けるように畳み掛け始めるカルマパパ。



「後キラが助けた彼女の証言もあるんだけど」

「なっ!?お前、生きて!!」

「えぇ、この通り生きています!!私やダンにした仕打ち!キッチリと償っていただきます!!」



カルマパパが部屋のドアを開けると騎士団に行ったはずのクラリスが立っていて、彼女を見たエドワードは驚きを隠せないらしく脱力した。



「まだあるよ、別件で依頼を受けて調査してたんだけど、セルジオ」

「はい、僭越ながら私から説明させて頂きます。ボルビノ伯爵及びご子息様の同行及び周辺を調べた所数々の裏取引の関与が認められました」

「なっ!!!出鱈目なことを!!」

「僕はなそんなことしていない!!」

「そして、この裏取引で取引されていたものは、妖精や精霊ですね。妖精や精霊を調達の為にテイマーである冒険者殺害容疑もかかっております。冒険者エリー貴女にもですよ」

「そんな、私は何もしていません!!」



伯爵親子やエリーが抗議する中セルジオさんは今回の事件内用についての資料を全て読み、伯爵達に突きつけた。

そして極めつけが、ギルドに備え付けのマジックアイテムの代わりとして公爵家のマジックアイテムが持ち込まれた。



嘘発見器(真実の瞳) ランク古代級(アーティファクト)

『カルマが冒険者時代に手に入れた公爵便利アイテムの1つ。水晶型で誰が嘘を付いているか確認ができる便利アイテム!使い方は簡単、水晶に振れて魔力を流すとその日の出来事が映像として水晶に浮かび上がる仕組み』



クラリスは迷わず水晶に触れる、すると証言通りの映像が流れた。

これにより、伯爵親子とエリーは捕縛されて騎士団に投獄される事となった。

尋問した後に、王都に搬送されて王都で裁きを受ける事となった。


後始末を終えて、罪人は現在騎士団の牢に投獄中。

尋問には時間がかかる予定だそう。



「キラちゃんが無事で良かったよ」

「カルマパパ、セルジオ来てくれてありがとね、オペラも2人を連れてきてくれてありがとう」

「間に合って良かったわ」

「気にしなくて良いんだよキラちゃん!!本当はその場で殺したいぐらい何だけどね、国王陛下に引き渡さなきゃいけないし、コレでも我慢したんだよ!!」

「勿体無いお言葉ですお嬢様。旦那様も良く我慢しました。しかし王都に付くまでには腕の1本や2本、足の1本や2本なくなってるやもしれません」

「えっ!?」

「キラちゃん、裁判が受けられて死んでなければ大丈夫何だよ!」

「私も旦那様も後で尋問に加わりますからね、楽しみです」



本当に、この2人を敵に回すのはやめようと思います。

取り敢えず、何とか伯爵とエリーを捕らえることは出来たけど…何か腑に落ちないんだよね。

あっさり捕まり過ぎなとことか、何か起きないといいけど。

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