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2つの問題

「ねぇねぇ、拓くん」

 通学路で会って早々、久保さんが話しかけた。

「ん?どうかした久保さん」

「私ってずっとコンタクトじゃん」

 急な話題は、もう慣れっこ。

「うん。そうだね……学校とか、公の場に出る時はね」

「でね、昨日お姉ちゃんに聞かれたの」

「若葉さんに?」

「そう……って。なんでお姉ちゃん名前で呼んでるの?」

「あぁ。昨日の成り行きで……」

 しばらく久保さんは黙り込んで、咳払いをして話題を変える。

「拓くんは、どっちがいい?ずっと私がメガネか、コンタクトか」

「えー。どっちだろう」

 僕は少し悩む。メガネもコンタクトも、どっちの姿の久保さんを見てるから、少し分からない。

「久保さんなら、なんでもいいかな……でも、機能だとやっぱりメガネだよね」

「ね。メガネが一番いいんだよね。楽だし。わざわざコンタクトに付け替える暇ないし」

「……え、久保さん。その答えを期待してたの?」

「別にー」

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