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ジュース

「ねぇ久保さん。買いすぎだよ」

 僕は、自動販売機でジュースを買う久保さんを制止した。

「そう?」

「週二で飲んでるじゃん。飲み過ぎだよ。水筒を持ってきてよ。あと、お金大丈夫なの?」

 老婆心みたいなもので言ってしまった。

「え?拓たくくん。そんなに私が飲んでるように見えるの?」

 驚いた表情で久保さんは僕を見てきた。

「見えるよ。週二だよ。昼休みか放課後でしょ?」

 今日の僕は珍しく、久保さんに着いてきた。いつもなら、彼女の背中を見送るなんてことが多かったけど。

 まさか、ジュースを買うためだとは。

「週二で飲み過ぎとは言わない」

「でも、飲まない週も作ろうよ。このままじゃ、砂糖に支配されちゃうから」

 少し面白そうに言うと、久保さんは笑い出した。

「アハハハ。まぁ、そうかもね」

 そう言ってカルピスを開けた久保さん。

 ……明日以降は飲まないことを願おう。

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