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連呼

「拓くん拓くん拓くん」

「連呼しないでよ。一回で分かるから」

 いつもより、2回名前を呼ぶ回数が多い。

「拓くん拓くん」

「だから、2回言わないでって。一回で分かるって」

「なんか、呼びたくなるの」

「変なメカニズムだね」

 たまに久保さんは、変なのに取り憑かれるな。

「とにかく、今日は拓くんの名前を連呼しそう」

 ニコニコな笑顔で言うから、強くは言えないよ……。

「ねぇ、拓くん」

「今のは遊んでるよね?」

「バレチャッタ」

「あからさまじゃん」

 たまに久保さんって、理屈に合わないことするんだよなー。まるで子供。

「じゃあ、拓くんも私の名前連呼してみてよ」

「なんで僕がやらないと」

「いいじゃん。やり返しだって思って」

「おんなじ土俵には立ちたくないね」

「えー、そんなの綺麗事じゃん」

 思わず僕は固まる。

「なんか、久保さんって確信つくよね」

「次回予告、なくない?」


「ネタ切れらしいよ。困っちゃうよねー。創作開始記念日も控えてるのにね。あ、ちなみに、僕の方が先に出来たらしいよ。僕は最古参キャラだね。久保さんは、ボツキャラを除けば、2番目だね」


「えー、私の前に他のボツキャラ?なんか複雑」

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