男子の雑談
「なぁ、森川ってさ」
「な。羨ましいよな」
3人のグループが、一緒に帰っている。
「久保さん、普段はつまんなさそうなのにさ、森川がいると5倍くらいは笑うし話すよな」
森川は、側から見れば羨ましいの連続。久保さんの魅力は見れば見るほど可愛いと言うこと。
「あんなかわいい子と一緒なんて、どんな徳積んだんだろうな」
「俺さ、久保さんと委員会一緒なんだけど、めっちゃつまんなそうだったし、すんごいあくびしてた。話を聞いてるのか聞いてないのかだし」
「そう。久保、森川がいないと本当につまんなそうだよ。この前、用事がるから話しかけたらさ『え、何』って言われた」
「でも、言葉に棘はないだろ?」
「ない。でも、明らかに距離取ってたよな」
「ある意味こえーよ」
評価は三者三様。分かったことは、久保さんは明らかに森川以外と距離をとっている。
さも、「あなたには興味がありませんよ」という風。
「なんであんな可愛いのに友達いないの?」
「森川意外の男は興味ないんじゃね?」
「いや、ないない。」
「それはないだろ」
3人とも思ってることは同じ。
「水乃じゃね?」
「いや、どっちかと言えば森川のほうがよく話す」
男子同士なのか、森川と水乃はよく話している。
「ほら、久保が武貝叩いた時も森川、水乃と話してたじゃん」
1人が笑い出す。
「あの時の森川、完全に保護者だったよな。武貝の言うこともわかる」
「あれは半分くらい武貝が正しいんじゃね?」
あのことを森川に聞いても「ああ」くらいの反応だった。自分たちでもわかるほど、相当根に持ってるやつ。




