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彼岸の鏡像  作者: 秋映


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#0 罪人の国

「キミ、本当に何も覚えてないのね。名前も分からないなんてびっくりしちゃった」


とある国、軍部の廊下を歩く影が2つ。少年の前を歩く女性のツインテールが揺れている。


「だけど大丈夫よ。ちゃんとアタシ達が助けてあげるから、キミはなんにも心配しなくて良いの」


視線と、仕草と、声色。その全てが彼女を美しく、そして可憐に見せている。

普通の男子なら浮き足立つような場面だろうが、あいにく少年には記憶がない。自分が普通だったかどうかも忘れてしまったようだ。


「新しく名前を貰ったのでしょう?安心したわ、今日からキミもアタシ達の仲間なのね」


彼女は雰囲気にそぐわない軍服をまとっている。

明日からは少年も着ることになる、揃いの一式が手渡された。


「嬉しいわ。ようやくあの忌々しい偽善者たちを滅ぼすことができるなんて」


天使のような笑顔を見せた彼女は、実際そのような可愛らしい生き物ではない。先の世間話で話したことが正しいのなら、彼女は罪を犯している。


「アタシ達はキミを歓迎するわ。きちんと最後まで使ってあげる」


この国の政府は罪人と契約を結び、戦争をしている。罪人の中でも特に凶悪な犯罪に手を染め、政府からの監視が強い者は「大罪人」と呼ばれ、コードネームが付く。


「怖がらなくていいのよ。きちんと仕事をすれば死ぬことはないのだから」


彼女のコードネームは〝女帝〟。

大罪人の序列で下から数えて4番目の地位を持っている。


「罪人の国へようこそ、ルカ」


かくして少年__ルカは自分が誰なのかも分からないまま、戦争に参加させられることとなったのだ。

大罪人紹介

・コードネーム〝女帝〟

性別:女性

罪状:横領(オブラートに包んだ表現)

術解名:「債権徴収」

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