現代エンジニアの俺が過労死して、異世界でスローライフが始まった
現代エンジニアである’タケル’が過労死して異世界に着ていたスーツのまま異世界転生した
着いた場所は謎の森の中エンジニアの知識を活かして森の中のスローライフを、開始した
コツコツコツ
時間は深夜3時 ワンルームマンションの廊下をスーツ姿のタケルがフラフラの足取りで歩いている 目の周りは窪み 顔はどす黒くなっている
商品開発の仕事で既に6日完徹
すでにブラックを通り越している
家に帰るのは7日ぶり。日曜日の朝位 自宅で目覚めたい 仕事を切り上げタクシーで帰宅
鍵を ガチャリと開け中にはいると 暗く冷え切った部屋に入ると 靴も脱がず玄関に倒れ込んだ
意識が遠くなり そのまま心臓の鼓動も停止した
タケルは木の匂いとチュンチュンと言う鳥の鳴き声で目覚めた 頬には冷たい土の感触
起き上がり 胡座をかくとポケットから手慣れたように紙タバコを取り出してライターで火をつける タバコの煙を吸い込みながら周囲を見渡す
「ここはどこだ」
タケルは森の中で目を覚ましたのだ
久しぶりにゆっくり寝て頭はスッキリした感覚はあるが
確か家に帰ったよな首を捻る
そんな時に頭の中で声がした
「やっと起きたか」
「だ 誰だ」
「私は神じゃ」
「お主は死んだのじゃ よくまあ あんな生活をしていたもんじゃな」
「まあ 新たな生活を楽しめ」
「では また」
「ちょっ ちょっとまて」
神と名乗ったものの声は一方的に言うと
聞こえ無くなってしまった
吸っていたタバコの火を指で消すとスーツのポケットに吸い殻を入れる
楽しめと言われてもな
ポケットからスマホを取り出しても圏外
さてどうするか
立ち上がるとスーツについた土を両手で払いおとす
(スーツ姿でアウトドアなんて最悪だな)
ぶつぶつ言ってはいるが気分は良かった
最近はパソコンと睨めっこしていた自分が嘘のように開放感がある
(そう言えば 神は俺が死んだって言ってたな
じゃここは天国か? 天国って雲の上とかじゃ無いのか)
死んだのに腹は減ってるな
とりあえず食料を確保しないと
そして なんと無く歩き出すと
柑橘系の実がなっている木を発見
見た目はグレープフルーツのような10cm代の
比較的大きな黄色い実だ
もちろん見た事が無い種類だ
さて 食べて大丈夫かとあたりを見渡す
地面には剥いた皮の残骸や食べ残しがある
これを見て安心して手でもぐと皮を剥いて食べ始めた
酸味は強めだが疲れた身体にはグッとくる 甘酸っぱいさで喉が潤う 思ったより美味い
野山で見た事が無い植物なんかを口にしなければいけない時は野生の動物が食べたあとがあるかを見つける事だ野草では新芽などを食べられているものは安全に食べられるという事だ
自分は3つも食べると腹も満たされた
さて どこか拠点にする場所を探すか
テントも寝袋も無いので夜になったら
流石にやばいよな
またしばらく森を探索すると
あったあった
森の中での広場だ
一般的に、ギャップと呼ぶらしいが
自分も昔はこんな場所を見つけてはキャンプをしていたものだ
とりあえず倒木していた巨木を背中にして拠点にする事にした
近くで燃やすための枝葉や太めの生木 そして蔓なんかを集めた 太めの枝を組んで蔓を麻縄がわりにして縛る
蔦は一本では弱いが3〜4本によっておけばロープがわりになる
それを支柱にして立ちかまどを組み上げていく たまたまカバンにニッパーが入っていたのでそれを使って余分な蔓を切っていく
土を持って燃えないように支柱はカバーする
地べたで直接 火を炊いてもよいがこの方が調理などする時は使いやすい
小枝を組んで 松の枝葉のようなものもあったのでそれを焚きつけに使えるだろうと思い枝のしたにいれ ついでに先ほどのタバコの吸い殻をバラバラにしてまく タバコの吸い殻は着火剤としても使えるのだ
これで火はつくだろとふむとライターで火をつけた
パチパチと音をだして 火がつくと大きな枝を置いておき火が出来るようにしていく
ここまでやるのにかなり時間がかかり
既に日は傾きかけていた
やっばり焚き火は暖かいな 火の匂いと木がはじく音が心地良い
今日はもう寝るしか無いなと呟くと
持ってきていた昼に食べたグレープフルーツを剥いて口に運んで食べると
巨木を枕にして足元のかまどを見ながら眠りについた
そんなタケルの事を暗い森の中ではいくつもの目が光っていた
第一話はどうだったでしょうか
現代エンジニアのタケルは死んで謎の森に転移したきました
一見過酷な森ですがタケルに取っては仕事から離れた天国のような場所だったのです
ものづくりの専門エンジニアが実際異世界転生したらと言う考え方で書いています
お楽しみ




