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エピローグ その後

短いです。



 私は大学生になった。


 福見と水崎さんの仲は順調だ。福見からの連絡で、この前初キスをしたと報告があった。




 ……いやなんでわざわざ報告するかな?福見くん、貴方本当に人の話聞いてた?



 

 私は、髪を切りました。それはもうばっさりと。周りからは「失恋でもしたの?」って聞かれる。全くもってその通りなのだけれど、しつこく聞かれると嫌だし、「え?ううん、イメチェンだよイメチェン!」と言って誤魔化している。だいぶ印象が変わった、と自分でも思う。



そして……




「よ、南。久しぶり」




「………………何ですかぁ?女心のわからない福見くぅん?」




「……その件については、悪かったと思ってる」




 そう、大学生になって学校が離れても、まだ福見とは関係がある……って言ったらアレだけど、まぁ、まだ連絡をとっている。そして、こんなふうに、月に一回くらい会っている。



そうして、また私たちはあの時のように軽口を叩き合っているのだ。



 やっぱり今も福見のことは好きだけれど、それでも、だいぶ未練も恋心も薄れてきて、なんか、友達に戻った気がする。




「福見、ありがと」




「ん?なんか言った?」




 そう言った福見の顔が、なんだか間抜けで、思わず声を出して笑ってしまった。




「いーや、なーんにも」




 人を一途に想う気持ちを教えてくれて、ありがと。




最後までお読みいただきありがとうございます。


ここで完結です。

また、当サイトで『運の悪すぎるアラサー女が、悪役令嬢に転生したところ。』(https://ncode.syosetu.com/n1934hc/)の連載を始めました。読んでくださると嬉しいです。


おかしいところや矛盾しているところ、誤字脱字等ほどあれば報告してくださると嬉しいです。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 青春ってこういうものですよね。 切なくてほろ苦い。 そうしてみんな大人になってゆく! ( ;∀;)
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