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スローライフ配信をしてたら、相方のゴーレムがアップをはじめたようです  作者: アッキ@瓶の蓋。


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515/575

第515話 カナエマスが居る島での配信

 メンタル、テクニック、フィジカルの新生シンギタイの3人。それに対話型ゴーレムであるルターちゃん、密航者のディープフェーブル、それと私。

 (うち1人というか、主にルターちゃんで戦力外にしかなってないんだけど)計6人にて、激突のカナエマスが居るとされる宝島へと辿り着いた私達。


「ん。ようこそ、新たな挑戦者よ。このカナエマスは、あなた方の到来を素直に歓迎しましょう」


 そう言いながら、カナエマスは6本指の両手をパチパチと叩きながら、私達が来た事を歓迎するための拍手で迎えてくれていた。彼女はビーチベッドで休憩(リラックス)しており、ベッドの横には【激突】の二文字が書かれた仮面を置いていた。

 それだけ見ると、ただ単に砂浜で(くつろ)ぐ観光客のようにしか見えない装いなのだが、カナエマスのビーチベッドの周りには、大量の仮面が打ち捨てるかのように置かれていた。


 【本】、【旅】、【絵画】、【夢】、【隠れ家】、【妖精】、【鍵】……。

 その他にも色々な仮面が無造作に落ちていた。いや、落ちていたというよりかは、元々は誰か他の悪魔が付けていたのだろう。その証拠とばかりに落ちている仮面はどれもボロボロに汚れていた。きっと、激戦によってやられたのであろう。そう、このカナエマスによって。


「カナエマスっ……!」


 そんな優雅にベッドの上で寛ぐカナエマスを見て、ディープフェーブルは歯ぎしりをしながら、カナエマスを強く睨みつけていた。まぁ、彼女はあれほどカナエマスの情報をしっかりと知っていた。事細かに、詳細にだ。

 そんな因縁の相手が、ビーチベッドでのんびりと寛いでいる。そんな様子を見たら、そりゃあイライラとした気持ちになっても、不自然ではないでしょうよ。


「ん? そこの馬獣人は、この私に因縁があると見える」

「まさか……覚えてないとでも言う気かしら!? このわたくしを!?」


 ディープフェーブルの強い口調を込めた、怒りの言葉。それに対して、そんな言葉をぶつけられたカナエマスはどこ吹く風と言わんばかりに、涼やかな顔を見せる。




「――ん? 本当に誰かな?」


「こ゛ろ゛す゛!!」




 ディープフェーブルはそう言って、【アイテムボックス】の中から炎を纏った剣を振るおうとする。それをガシッと、メンタルが止めていた。


「なにするの?!」

「この老骨から、それを説明しろと? あなたが、カナエマスに対して厄介な仕様があると教えてくれた張本人だったはずでは?」

「――っ!」


 メンタルの言葉でようやく正気を取り戻して、いや怒りを抑えたディープフェーブル。メンタルに謝罪をして、カナエマスを睨みつけるだけに留まった。

 そんな風に攻撃を止めたディープフェーブル。彼女の行動に対して、カナエマスは「ん。びっくりだよ」と素直に賞賛の声を、ディープフェーブルに向けていた。


「ん。私の能力が初見の相手に破られるのは大変珍しい。ん。さては私が忘れているだけで、会った事がありますね?」

「そう言われて……わたくしが、素直に正体を明かすとでも?」

「いや、思ってないけれども……ん。そうか、情報を知っているのはあなたですね」


 ジロッと、ディープフェーブルを見るカナエマス。そしてディープフェーブルの馬耳と馬の尻尾、つまりは馬獣人の特徴を見ると、「馬かぁ……」とそんな言葉を言っていた。

 目をつぶって、記憶を探っているカナエマス。文字通り隙だらけな姿であり、普通ならそんな姿を晒しているカナエマスに、一発派手にぶち当てたい所ではあるが、まだ彼女には戦闘の許可を頂いていないのだから、今は我慢の時だ。


「馬獣人だから、馬だから戦わないというのかしら? 【激突】の名を持つ者が、戦い――ぶつかり合いから、激突を避けるとは、どういう事なのかしら?」

「ん。いやいや、相手が何者であろうとも、たとえ私が自他共に認める平和主義者(・・・・・)だったとしても、戦いからは逃げませんって」


 平和主義者……?

 平和主義者なのに、あれだけの仮面が足元に転がっているという事は、それだけ多くの悪魔を倒して来たという事でしょうに。それのどこが、平和主義者なんだか。


 まぁ、悪魔のいう事に、いちいち反応していてはキリがないという意味なのかもしれない。


「ん。私が気になっているのは――馬獣人には、既に先約(・・)が居るからです」


 カナエマスがそう言うと共に、島にうっそうと生える森。その木々の中から、3mくらいの大男が顔を出す。いや、彼を大男と呼んで良いのだろうか……?


「この我を馬として扱うのは、止めていただきたいな。五本槍の先輩、カナエマス様」


 木々の中から現れたのは、馬――の人形の顔を持つ大男である。全身が人形のような、むしろ人形としか思えない関節がむき出しなんだけど。簡単に言えば、馬の人形の顔を取り付けた人形――それが3mくらいの大きさで、剣を持って立っているという感じだろうか。

 そんな馬人形の額には、【死霊】の二文字が刻まれた仮面がついていた。つまり、この馬人形も、五本槍の1人? という事なのか?


「我は、偉大なる魔王ユギー様より【死霊】の二文字を頂きし、上級悪魔。名を、【死霊のナゲヤリィ】と申す。先に戦闘を申し込んだのは、このナゲヤリィの方だ。順番は守ってくれたまえ」

と言う訳でして、

新たに登場したのは、死霊のナゲヤリィ!!

人形のような身体を持つ、馬の大男です!!


【死霊】って、ずいぶんと物騒な二つ名を

お持ちの悪魔ですなぁ~(*^▽^*)

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