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スローライフ配信をしてたら、相方のゴーレムがアップをはじめたようです  作者: アッキ@瓶の蓋。


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第509話 シンギタイの! 会議は進むよどこまでも配信!

 ~~新生シンギタイ 航空戦闘機能搭載型ゴーレム・モデル『心の鷹』メンタル~~


 ススリア様と共に、宝島へと赴くため、船に乗り込んだわたくし、メンタル。それとテクニックと、フィジカルという新生シンギタイの3人。

 ススリア様は『魚群探知機』なるものを開発するべく、船の調査へと向かわれた。恐らくだが、わたくし達の個々の調整にも事細かくやられていたススリア様の性格上、しばらくは戻って来られないでしょう。




「と言う訳で、今のうちに我々3人の陣形(フォーメーション)を確認いたしますよ」


 わたくしがそう言うと、2人は嫌々そうに反発する。


「え~? 後輩である私が、先輩たちよりも先に意見するのってあまり良くないじゃないっすかぁ? てなわけで、私の方から意見を出すなんて事は出来ないっすよ! それなので、意見があるならお二人からどうぞ?」

「オレ、頭使うの、ニガテ。まかせる」


「早々に、会議として成り立たなくなったのですが……」


 はぁ~と、大きく溜め息を吐くわたくし。後輩キャラと脳筋キャラをまとめあげるのに、わたくし一人ではあまりに荷が重すぎるように思えるのですが……。


「テクニック。では、わたくしから意見を出します。前衛がフィジカル、中衛がわたくし(メンタル)、後衛があなた(テクニック)。これでどうでしょうか?」

「それは意見ってより、ススリア様が最初から想定している構成っすよね? ただ読み上げているだけっすし、それを意見というのは流石に……」


 あんたが先に意見を出せっていうから、意見を出したんだろうに!

 テクニックは後輩キャラ。それすなわち先輩である私達のアイデアを見て、良かったら着いて来るが、悪かったら文句をタラタラと言うだけの批判キャラ! 自分の意見を言って、責任を取らされるのを嫌う、最悪なキャラである!


「フィジカル。では、あなたに聞きましょう。あなたは盾以外に、ススリア様からハンマーを武器として貰っているはずです。それでどう攻撃しますか?」

「……てきとうに? オレ、その場で考えずに振る、トクイ!」


 その場で考えずに振るのが得意って、それってなにも考えていない事を誇らしげに言われても困るんですが!

 フィジカルは脳筋キャラ。それすなわち自分は頭を使うのが苦手だと最初から逃げて、こういう作戦会議に自分は一つも意見を出さなくて良いと言っているようなモノじゃないですか! 自分の意見を最初からないモノとして扱う、最悪なキャラじゃないですか!


「はぁ……老骨にこの2人の対処は難しいですぞ」


 自分では意見を出さないテクニックと、意見を出す事を考えていないフィジカル。

 3人1組を前提にわたくし達は生み出されましたが、作戦立案者が3人居てわたくし1人という状況は、かなーり負担が大きいように感じます!


 こうなる事は読めていた。

 ススリア様には敢えて言いませんでしたが、この2人では作戦会議なんて事は出来ないというのは目に見えて分かっていた。だからこそ、予めわたくしは、この策を打っていたのである。


「では、メンタル。それにフィジカル。わたくし達3人では埒があきませんので、別の方の意見を聞くと言うのはどうでしょうか?」

「「別の方?」」

「はい。別の方、でございます」


 わたくしがそう言って、ポチポチッと通信装置を弄る。すると、目の前に配信画面が出て来て。



『作戦立案は、私が担当しましょう』



「「あっ、アレイスター様っ?!」」


 そう、配信画面に映し出されたのは、ウミヅリ王国までススリア様を送り届けてくださった先輩ゴーレム、アレイスター様であった。


「こういう事もあろうかと思い、予め諸先輩方にお声がけし、作戦立案の手伝いをお願いした次第であります」

『できれば、マスター・ススリアが想定した通り、3人で立案して欲しかった所ではありますっすけど』


 『残念です』と、アレイスター様が言うと、2人はブルブルと、頭が外れんばかりの勢いで首を横に振る。


「そっ、そのような事は! 後輩キャラである私が、先輩であるアレイスター様の手を(わずら)わせるなど、あってはなりません! じっ、実はメンタルに言われる前に、5つくらい考えていた事がございまして!」

「まとめるの、ニガテ! でも、アレイスター様、だいじょーぶ! 2つは、かんがえた!」


 うんうん、予想通りですね。

 わたくし様達はススリア様に作られた、戦闘用ゴーレム。そんなわたくし様達にとって、同じ戦闘用ゴーレムとして、先に生み出されたアレイスター様は、まさしく天の上のお方!

 そんな方の手を使うなど、してはならないと、わたくし達はそう思うように設計(プログラム)されているのである。


「(まぁ、老骨であるわたくしにとっては、尊敬すべき先輩であると同時に、支えてもらう若者という印象ではありますが)」


 わたくしが、アレイスター様をこのような形で使えたのは、わたくしが老人キャラだから。

 老人だからこそ、自分には出来ない事が、若者の方が出来る事があると知っている。だからこそ、外見年齢は若いアレイスター様を頼るという事が出来たのであった。


 ……え? デルタ様?

 あのお方は、アレイスター様を天の上の人だとすれば、デルタ様はまさしく神域に住まう神様ですので、流石のこの老骨でも、神様を使って2人のやる気を引き出すだなんて、無粋な事は出来はしませんよ。


 と言う訳で、アレイスター様のお力をお借りして、わたくし達シンギタイの作戦会議は順調に歩みを進めたのでありました。

【シンギタイにとっての先輩ゴーレム達の扱い】

 アレイスター

  天の上の世界の人


 デルタ

  神様


 ススリア

  製造者


……あれ? なんかススリアが

一番下の立場な気がする(?_?)

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