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スローライフ配信をしてたら、相方のゴーレムがアップをはじめたようです  作者: アッキ@瓶の蓋。


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第505話 私なりの【激突】対策配信

 リイル王女様からの直接的なお言葉を授かっては、ウミヅリ王国民ではなくても、小市民代表みたいな私は気合を入れてやるしかないよね。


「(というか、もう五本槍とは無関係ではいられないよね)」


 狩猟のドン・デーロ。快感のブラッド。闘争のカイデン。暴力のハルファス。

 既に魔王ユギーの五本槍と名乗る相手に、4人も出会っているのだ。5人目がいつ来てもおかしくはなかった。


 ここで放っておいたとしても、運命に導かれるようにして、私と魔王ユギーの五本槍は出会う事になっているのだろう。

 こう言うのを、『二度あることは三度ある』というのだろう……既に四度出会っているんだけれども。


 今回の相手は、人の願いを叶え、そして新たな能力を与えるという快感のブラッドに似たタイプ。違いと言えば、快感のブラッドはその人間に関する事を世界から消し去る。それに対し、今回の【激突】という仮面を着けた悪魔は、逆にその人間が最初から居たかのように、改ざんする。


 快感のブラッドと違い、連れてきた仲間が"最初から居た仲間"なのか、あるいは"【激突】の能力によって生み出された仲間"なのかが判断できないというのが辛いよね。

 いま現在は、その追加されただろう仲間は何もおかしな行動だったり、【激突】の味方をするような行動はとっていないけれども、いつ暴走してこちらに牙を剥くか、怖くてしょうがない。見分ける方法もないから、本当に厄介だ。



 ――だからこそ、私は同行者を連れて来なかった。



 デルタちゃんやアレイスター、シュンカトウ騎士団の人達、それにウミヅリ王国にて訓練をしていた相手など、私の味方になってくれる人は多い。しかしながら、その人間達が本当に昔からの知り合いなのかどうか、判断できないというのが厄介だ。

 戦闘中に、それが分からないというのは本当に厄介だ。連携の取りようがない。


 アレイスターを連れて来たが、彼女はここまで来るための足役。戦闘には参加せず、一旦イスウッドに帰って貰った。配信があるから、帰りはまたこのウミヅリ王国まで呼べば良いのでね。


「一人で行くのが正解なんだろうけど、どんな相手かも分からないのに、たった1人で挑むのは下策だよな」


 【激突】の悪魔が"人を増やす"、"増やした人間が最初から居た事に改変する"という2つの能力だけしか持っていないという事はあり得ない。きっと、もっと厄介な能力を持っているに違いない。


 狩猟のドン・デーロが、他者の記憶を読み取って、その記憶を自らの仲間として再構築して出現させるという、厄介な能力を持っていたように。

 快感のブラッドが、他者と契約を交わす事によって、その人間を武器化する能力を与えるという、面倒な能力を持っていたように。

 闘争のカイデンが、刀剣による攻撃のみを強いて、刀剣攻撃は自分には効かないという、一方的な能力を持っていたように。

 暴力のハルファスが、暴力によって支配された世界を生み出し、周囲の人間の装備を弱々しい貧弱装備に変えるという、迷惑な能力を持っていたように。


 【激突】の能力を持つ、今回の敵さんもまた、とっても厄介な能力を持っているに違いない。


 私一人ではなく、他にも使える仲間を用意するべきだ。


「こういう時こそ、ゴーレムの出番ですね」


 さて、と言う訳で戦力として、新たにゴーレムを作り始めた。


 私は、ゴーレムに名付け(ネーミング)する時は、前世の知識にある文字を使っている。ギリシア文字という、古代ギリシア人という向こうの世界の人が使っていた文字を名前に使っている。

 アルファやベータ、ガンマ、デルタなどといったのは、この理論に合わせて名付けを行っている。


 まぁ、アレイスターやダヴィンチなどは、向こうの世界の偉人の名前を使っているんだけれども。


「いくら【激突】の悪魔さんが、新しい人間を追加するとしても、私だけしか知らない前世の知識による名付けの理論は知らないだろう」


 そう言う訳で、【激突】の悪魔さんであろうとも、私が作ったゴーレムの名付け(ネーミング)法則(ルール)は把握して、その名前のゴーレムを作る事は出来ないでしょう。

 と言う訳で、私は即席で、同行する仲間であるゴーレムを3体製作する。


「(ギリシア文字を使ったのだと、確かホテル用のイータちゃんまで来たから、次は順序的に言えばシータという所なのかな?)」


 しかしながら、ギリシア文字系統の名前は、こんな雑な感じに使いたくはない。しかしながら、偉人系統の名前を使いたくはないな……。

 これは、私なりのこだわりみたいなモノであり、本来であればどうでも良いのかも知れないけれども、錬金術師などの職人は、こういうモノこそこだわらないといけませんよね!



 と言う訳で、【激突】対策でサラッと考えるはずだったのに、ゴーレム3体の名前を付けるのに、3日ほどお時間をいただいたのであった。いやぁ、リイル王城様の方から「なにか足らないモノでもあったら、遠慮なくおっしゃってください」と言われた時には、罪悪感が凄かったね。ただ、名前を付けるのに、ほんのすこーし時間をかけていただけなのに。

五本槍は全員が全員、

厄介な能力を持っている

だからこそ、無人島に居る【激突】の悪魔も

厄介な能力を持っていると、ススリアは考えている


そんな所に、一人で行くのは

愚策ですよね('◇')ゞ

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