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スローライフ配信をしてたら、相方のゴーレムがアップをはじめたようです  作者: アッキ@瓶の蓋。


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第499話 最後の五本槍は、カナエマス配信

 季節は、晩秋。

 秋の季節はどんどん深まって行き、どことなく雪が降りそうな季節になっていた頃。




 魔王ユギーの五本槍、その最後の1人。

 【激突のカナエマス】は、南の島でゆったりしていた。


「ん。暇、ですなぁ~」


 う~んっと、大きく背伸びをしながら6本(・・)ある指を1本ずつ、マッサージしながら伸ばしていく。


「世間一般は、寒さで凍えそうになっている中、唯一寒さ知らずの南国アネシドラ。このウミヅリ王国のはるか南に浮かぶ南の島にて、ん。ゆっくりバカンスさせていただくですなぁ~」


 魔王ユギーの五本槍の特徴である、【激突】と書かれた仮面を傍に置いて。完全なる休暇(オフ)を楽しんでいる様子のカナエマスであった。


「そう、世間一般は冬備えをしている最中! そんな中で、余裕のある私はバカンス気分を満喫したいので――もう(・・)送り込まない(・・・・・・)()欲しいなぁ(・・・・・)~」


 そういうカナエマスの足元には、



 無数の仮面が転がっていた。



「【時間】、【変身】、【育成】、【射的】、【乙女】……ん。弱いのばかりですなぁ~」


 その無数の仮面は、魔王ユギーが召喚した悪魔たち。新生・五本槍と名乗る悪魔たちが付けていた仮面である。

 彼らはそれぞれ魔王ユギーから権能(のうりょく)と、向上心を与えられていた。魔王ユギーの五本槍、その中で魔王に非協力的であるカナエマスを倒せば、新たな五本槍として認めると、そう煽られてカナエマスに戦いを挑んだ。そういう事である。


「……まぁ、どの娘も面白い能力ではありましたが、ん。私には到達できませんでしたね」



 【時間】は、自分と相手にターン性バトルを強いる。その上で自分は100倍速、相手は1/100倍速という、行動回数の圧倒的な差を用いて倒しにかかるターン性バトルゲーム系悪魔。

 ――だが、カナエマスには勝てなかった。


 【変身】は、自分は相手の耐性を崩し、なおかつ相手の攻撃をほとんど防ぐ魔法少女(アバター)へと変身する。多くの変身衣装(コスチュームチェンジ)にて、多種多様な攻撃を繰り広げる魔法少女変身ゲーム系悪魔。

 ――だが、カナエマスには勝てなかった。


 【育成】は、万物に対して自分に愛着を持たせ、無限に育成できるという育成チート。空気、水、果ては世界に至るまで、ありとあらゆるモノを味方につけ、育成という名の強化にて攻め込む放置育成ゲーム系悪魔。

 ――だが、カナエマスには勝てなかった。


 【射的】は、自分だけが相手に対してダメージを与えられる専用空間に引きこもる隠匿者。頭命中(ヘッドショット)、もしくは心臓に命中すればどんな相手も一撃で殺すシューティングゲーム系悪魔。

 ――だが、カナエマスには勝てなかった。


 【乙女】は、自分だけが愛されるという超絶魅了スキル持ちの悪魔。運に愛されたその悪魔の力によって、こちらの攻撃は全て外れ、しかしながらあちらの攻撃は全て必中するという乙女ゲーム系悪魔。

 ――だが、カナエマスには勝てなかった。



 多くの悪魔たちが、それぞれ魔王ユギーから授かった素晴らしき権能(のうりょく)にて、カナエマスを倒そうとする。

 しかし、誰1人として、カナエマスを倒す、いやダメージを与える者すら現れなかった。


「皆は素晴らしい権能(のうりょく)を、魔王ユギー様から授かったようだね。ん。それに関しては素直に、凄い才能を貰ったんだなと褒め称えましょう。

 ――だが(・・)カナエマスには(・・・・・・・)私には(・・・)勝てなかった(・・・・・・)


 圧倒的すぎた。強すぎた。

 相性が悪いとか、あちらの方が権能(のうりょく)を貰ってからしばらく立っているからだとか。

 そういう言い訳は、一切させてもらえなかった。



 ――圧倒的な(・・・・)才能(・・)



「だいたい100人くらい挑んで来たようだけど、私から言わせてもらえれば、ん。君達には信念(ポリシー)を感じない」


 ガチャっと、置いていた【激突】の仮面を自らの青い肌の顔に取り付けながら。

 もう既に倒して、この世界には存在していないだろう、新生・五本槍候補だった者達に向けて、カナエマスはそう宣言する。


「信念なき者に、このカナエマスと激突(たたか)う権利すら与えてあげませんよ? 悔しかったら、あちらの世界で自分を磨くと良いでしょう。

 ――ん。再戦(リベンジ)の機会、お待ちしておりまーす、ってなぁ~」





 彼女こそ、激突のカナエマス。

 魔王ユギーの五本槍の1人にして、魔王ユギーが一番戦い合いたくない相手。


 この世で、もっとも自由気ままに。平和を愛する――


「さぁ、バカンスを続けましょう」


 ――もっとも危険な悪魔。




 カナエマスは無数の仮面の墓標、そして南国アネシドラにて自分と同じようにバカンスを楽しもうとしていた人達の亡骸(・・)を見ながら、ゆっくりワインを飲むのであった。




(※)新生・五本槍候補

 魔王ユギーが、新たに作ろうとしている五本槍。その候補者の悪魔たち

 彼らには魔王ユギーの手から直接、五本槍に匹敵するだけのチート能力を与えられており、その能力を使って新生・五本槍のメンバーからは外した旧メンバーであるカナエマスを倒したモノを正式メンバーに加えると、魔王ユギーから直々に命を受けた

 それぞれ悪魔の中では上級以上の、力のある悪魔たちであり、貰った能力も一級品のチート能力であったが、カナエマスには勝てなかった

最後の五本槍、

その名も激突のカナエマス!!


四天王に良くある

性格は戦い向きではないが、

性能はめちゃくちゃ強い!!


そういうキャラです(;^ω^)

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