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戦士の宴  作者: 高橋 連
一章 前編 「殺刃の剣士」
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レンヤ

【レンヤ】


 老人から借りた宝剣を振るう度に、レンヤは己の中の何かが徐々に目覚めていく気がした。

 今までは目で追う事すら叶わなかった老人の動きが、少しずつだが目で追えるようになり、滾らせ爆発させるしかし知らなかった殺気や闘気さえも、己の精神の中で自在に形を与え繰り出せるようになっていた。

 精神内で鋭く尖らせた殺気を自分の剣筋に併せて放ち、老人の見切りを惑わせながら、斬撃を老人の左に集中し、老人の注意を左に向けさせた。

そして、殺気を消した一撃を、今度は右腕を斬り落とされて防ぐ術のない右側の死角に叩き込んだ。

 不意を突いて、死角に強烈な一撃を繰り出された老人に避ける余裕は無かった。しかも、右腕を切り落とされ受ける事も出来なかった。

 レンヤは勝利を確信した。


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