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とある半端者の告白

あいつらの居場所を教えます。


あいつの相棒でした。

だから、行動を共にしていました。


もちろん、あいつらの言葉に共感した訳ではなく成り行きです。ほんの少しの判断ミスが死を招くような場所で孤立無援で2人相手に大立ち回りなんて死にたがりじゃなきゃ選ばないでしょう。


信じてください。


祖国を裏切ったりしてません。


ええ、本当にそうです。


えっ?何故、すぐに連絡しなかったかですか?


申し訳ありません。

あいつは勘が鋭くて、下手な行動するとバレる可能性があったんです。


しかも、戦闘能力はずば抜けてる。

無傷であいつを倒すことなんて不可能で相打ちになる可能性は高いです。


……なるほど。


祖国の裏切り者と共に行動するくらいならそうした方が良かったのだと言うんですね。


もし、それを選んでいたらきっと2人のうちどちらかを取り逃してしまう可能性が高かったと思いますよ。それなら、2人まとめて確実に取り押さえる方が祖国のためではありませんか?


はい、納得してもらえたんなら良かったです。



……相棒を裏切るのに良心は痛まなかったのか?


おかしな事を言いますね。


祖国を裏切った裏切り者にかける情けがあるとでも言うのですか?


そんな事ある筈はありません。


……やたらと疑いますね。


ああ、確かに私はそんな愛国心に溢れる人間ではありません。


貴方を捕まえるための罠ではないですけど、疑り深い貴方はそんな言葉では納得しなさそうですね。


しかし、これはオフレコでお願いします。


昔から自由に憧れていました。

その為に色々足掻いたけれど、結局最後の一線を超えることが出来ずこんな所で腐ってたんです。


でも、あいつは違う。

規則に従っているのに何処までも自由だった。どこまでも、自然体で何に対しても動じない精神の持ち主だった。


なのに、たった一人の少女に骨抜きされた。


自由を捨てて、その少女の為に生きることにしたんだ。


俺がどんなに足掻いても手に入れられなかった自由をいとも簡単に投げ捨てたんだ!


そんなの、許せる筈がないでしょう?


俺があらゆる犠牲と覚悟をもって手に入れようとしたものをたった1日一緒に過ごした程度のどこにでも居そうな少女の為に捨てるなんてあって良い筈ない!!


もし、それを認めてしまったら俺の人生はなんだったんです?


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