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10話 一時停止から暗躍へ

お待たせしてすみませんでした。


何分卒業式にスポーツ大会と行事があったのに加え地震に計画停電と色々なことが重なってしまい更新できませんでした。


やや短めです。

真サイド


「えーっと、つまり私はいつの間にか薬の影響で情緒不安定になってたってこと?」


「はい!大変だったんですから!でも無事でよかったですよ~」


おうおうルルよ。泣きつくな、服が汚れちゃうだろ。給料低いから替えの服とか買うにも苦労するんだよ。


「しっかしあんたも間抜けだよな。こんなあっさり薬とか嗅がされてよ。目立つ行為するなら風の魔法か水の魔法で決壊の一つでもはればいいのによ。」


「そういわない。副隊長はあんまり魔法が得意じゃ無いみたいだし。」


「その代り女とは思えない戦い方と強さだがな……なあ、お前本当に女か?実は男だったり……ぶほっ!」


「うふふっ失礼な口は塞がないとね。臭い物には蓋を、失礼な口にはチャックを、愚か者には鉄拳制裁(乙女の怒り)!」


必殺のボディーブローを数発失礼な部下に放ってやった。全く、一応それなりに胸だって成長してるにどうして男だと思うのか……BだぞB!


「で、えーっとそっちがリーンだよね。リーン=アルバート。あんたは?」


「忘れてんのかよ……俺はレイル。レイル=ウルリッヒ。」


レイルね。とりあえずしばらくは行動は控えないとね。薬を盛られたって事は(正確には盛られたっていうより気化した薬が風邪の魔法で飛んできてそれを吸わされたんだけど)警戒されてるってことだから少し誤魔化しを入れる必要があるわね。


本当ならさっさと第2王子を国王にしてある程度自由に動けるようにしてもらって、そのうえで妹とかあのバカの情報を集めたりしようと思ったんだけど時間がかかりそうね。

あーあ、普通の漫画とかの主人公なら自然と良い感じになるんだろうけど現実はそんなに甘くないか。


「あ、そうそう。三人ともありがとね。多少手荒なのは突っ込みたいけど助けてくれて。」


「気にしないでください!マコトさんの為ならなんのその!」


アッレ~何時の間に私こんなフラグ立てた?


「むしろもっと感謝してほしいけどな。」


可愛げの無い奴め……


「あっはっはっ気にしないでくださいよ副隊長。後、レイルはツンデレだから。」


「ツンデレなの?」


「ツンデレだよ。」


「そっかーツンデレかー。」


「うん、ツンデレ。」


ツンデレね。なるほど、確かにその素質は十分にありそうだ。


「誰がツンデレだ誰が!後訳わかんねんだよそのツンデレって!少なくてもツンデレじゃねえぞ!!」


「「またまた~」」


「ふ・ざ・け・ん・な!!」


うん、凄い楽しい。ここまでからかいがいのある人はそういないね。


「楽しいでしょ。」


「楽しいね。最高。」


「~~~~テメエら表に出ろ!叩き斬ってやる!!」


「駄目です!そんなの私が許しません!!」


「のわっ!?あぶねえだろうが!!」


おうおう、ルルが刀を振り回してレイル襲い掛かったよ。流石にレイルも動揺したみたいで逃げの一手だし。


まあそれより、助けてくれたってことは


「ねえリーン。あなた、私に協力してくれない?」


「何故ですか?」


「国王のすげ替えをしたいんだけど……残念ながら私は色々警戒されてるみたいだしね。私以外に色々暗躍してくれる人が欲しいわけよ。」


「僕が密告しないとでも?」


「したら私は逃げるだけ。そんでアンタはこの国と一緒に滅びなさい。このままいけば遠からずこの国は亡ぶでしょうから。」


この予測は間違ってはいないだろう。大都市は潤ってるようだが地方ではそうでもない。貧富の差が激しく国の上層部は権力闘争の真っ最中。軍隊も能力より家柄を重視した飾りみたいなものに成り果ててる。

この調子ならその内別の国か内乱で滅亡するのは時間の問題だ。


ま、彼がわかってないとは考えずらいけどね。


「……ふぅ、他国の人間なのにここまで詳しいなんてね。確かに君の言う通りの結果になるだろう。わかった、君に協力するよ。」


「ありがと。レイルやルルージュには内緒ね。あの二人は暗躍とか隠密には絶対向いてないから。」


「そこは同感だね。ちなみに具体的には?」


「その辺は……また後で。」


「おいからマコト!こいつ止めろ!!色々ヤバくなってきたぞ!!」


視線を移せばレイルがルルに追い詰められていた。


「うふふふふ……マコトさんには手は出させない……触れる事さえ許さない…………許されるのは私だけ……うふふ……だから…………死んで!」


…………あれ?もしかして私、死亡フラグ建てた?

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