表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
間違い転生!!〜神様の加護をたくさん貰っても それでものんびり自由に生きたい〜  作者: 舞桜
第6章 少年期〜青年期 学園6学年編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

487/527

26話 “学園祭“・・・6年越しの新事実・・・


 はい、どうも、僕です。昨日に引き続き、“学園祭“で料理を振る舞っている僕です。


 昨日、帰宅してから、その日にあった出来事を家族に話すと、“ボレアース“の王女殿下の件は一応、向こうに抗議の手紙を出しておくと言われ、アンテレとフィエルテ、エルフ種王族二人の事は、元から知ってて、驚かす事に加担していたとしれっと告白された。その事に僕がむくれていると、今度、こちらからもお茶会を開いて招待しても良いと言ってくれたので、すぐに機嫌を直したよ。

 あとは、挙動不審な動きをしていた、例の“ファンクラブ“の件を話すと、


父様「あぁ、あの会の子達の事だね・・・まぁ、大丈夫だろう変な事はしないと思うよ、あ、でも、迷惑に思うならしっかり釘を刺してあげなさい」


「????は、はい・・・???」


 と、何やらファンクラブのことを元から知っていたような口ぶりで、彼女達の目的を知っている様な意味深なセリフを言われてしまい、僕の頭にははてなマークが量産されてしまいましたとさ。


(しかし、マジで、どう言う意味なんだろう???(・・?))


 そして、今日、“学園祭“二日目、今は昨日と同じように、いや、昨日よりさらに忙しく料理を量産している僕です・・・


(うわぁ~・・・人多過ぎ・・・たこ焼きを作っても作っても間に合わない・・・作った側から提供されていって、ストックができないよぉ~~(*´-`))


 料理の量産に忙殺されている僕、そろそろ手が腱鞘炎になるんじゃなかろうかと思うほどの盛況さに嬉しい悲鳴?をあげていると・・・


ヘリー姉様「アトリー、あなた先にソルとお昼休憩を取ってらっしゃい、その後にイネオス達と交代してあげて」


「あ、え、良いんですか?先に休憩を取っても・・・」


ヘリー姉様「えぇ、アトリー達が先に休憩を取らないと、これからのお昼時の混雑が捌ききれなくなってしまうから、あなた達は今のうちにお昼ご飯を食べてしまって」


 と、ヘリー姉様に先の事を見据えて、昼食の時間帯より早めに休憩を取るようにと促された。


(まぁ、昨日より人が多いからなぁ、多少慣れて来たと言っても、僕とソルの方が作るのうまいもんねぇ(*´ー`*)・・・次点でイネオス達だから僕らは先に休憩を取らせとこうって事か・・・昨日の様子からしてこのペースだと、昼食のピークが過ぎたあたりで今日の食材がなくなりそうだし、早めに昼食休憩しといても問題なさそうだしな、ありがたく先にお昼ご飯を食べさせてもらおう・・・( ̄▽ ̄))


 そう思って隣で僕と一緒にたこ焼き作りをしていたソルと一緒に、厨房奥の人目につかない休憩スペースで、僕達と同じ様に昼食休憩をヘリー姉様から言い渡された他の担当のクラスメイト達と、作り置きされていた“(まかな)い“の“白身魚のフライのサンドイッチ“をゆったり食べることに・・・


「ふぅ・・・今日は昨日より多いね。この調子だと最終日の明日はもっと凄い事になりそうだよ・・・」


ソル「そうですね。明日は旦那様方やマルキシオス家の方々もお越しになりますし、何事も起き無いと良いのですが・・・」


「・・・そうだね・・・」ふぅ・・・


昼食を食べ終わってお茶で軽く一息付き、先程までの混雑具合を思い出し、明日の“学園祭最終日“の事を思うとすでに憂鬱になってき出していると・・・


クラスメイトA「あ、あの、申し訳ありません。デューキス様、お話中に口を挟む事をお許しください」


「あぁ?いいよ?」


クラスメイトA「お許しいただき感謝します。・・・少々お聞きしたい事がありまして、その、本当に明日、公爵様方、デューキス家の方々や他のご親族の皆様がお越しになるんですか?」


「・・・うん、そうだけど・・・どうしてそんなこと聞くのかな?」


 突然、静かに食事をとっていた“イルニス諸島“にある“小人族の国の一つ、“プティットゥ王国“の王族であるクラスメイトの王女が、僕達の会話を聞いて、話に割り込んできた。

 話に割り込んできた事は別に気にしては無かったが、何故か僕の家族が来る日にちを気にする様に確認を取ってきたので、僕とソルは警戒を強めながら、そのクラスメイトの確認の意図を見極めようと、質問を返した。


プティットゥ王女「あっ!その!わたくしはご家族に危害を加えようとか言う事ではなくてですね!デューキス様のお母上のお母上、デューキス様からみて、お祖母様になられるお方が、わたくしの大伯母様になりますの、我が国では大伯母様はとても人気がお有りでして、例を漏れず、わたくしもとても憧れていますの、そのご本人がお越しになると聞いて、つい、舞い上がってしまいまして・・・」


(そう言えば・・・お祖母様って、イルニス諸島に複数ある小国群の一つの王女殿下だったって、聞いたことあるな(*´ー`*)・・・でも、孫の代のこの子も知ってるほどの人気って、何があってそんな人気を博したんだろうか???(・・?))


 警戒した僕達の様子にすぐに気づいたプティットゥの王女は、慌てた様子で両掌を前に出し、無害アピールをしながら急いで理由を話した。

 彼女の話を聞いてみると、なんて事ない、母方のお祖母様のファンだと言う事が判明、プラセルお祖母様がイルニス諸島のどこかの国の元王女だと言う事はすっかり忘れていたので、気づかなかったが、どうやら、プラセルお祖母様は母国でかなり人気なようだ。

 まぁ、どんな理由で人気なのかは知らんが・・・


「・・・そう言う事、・・・ん?と言う事は、貴女と僕は遠い親戚になるのかな?」


プティットゥ王女「えっ!?あ!!そうですね!かなり遠くはありますが、血は繋がっていますね!プラセル大伯母様は、わたくしの祖父の異母姉に当たりますので!」


「へぇ・・・知らなかったよ。うーん、親戚だったのか・・・なら、そんなにかしこまらなくて良いよ?普通にアトリーって呼んで、僕も君の事・・・あ、名前はー・・・あ!“マールィ王女殿下“って名前で呼んで良いかな?」


マールィ王女殿下「えっ!?あっ、え、えぇ、そ、そのよろしくお願いします。アトリー様・・・わ、わたくしの事はもっと気軽に“マル“でも構いませんわ、殿下も入りません・・・」


「うん?そう?じゃあ“マル王女“、よろしくね」ニコッ


マル王女「っ!!」


 この時、このやり取りを見ていたソルが、かなり呆れた表情で見ていたことに気づかなかった僕、他にも、一緒に食事をとっていた他のクラスメイトの女子からは、嫉妬に満ちた視線がマル王女に向けられていたのだが、その事にも全く気付いていなかった。


(ってか、この子、マル王女、6年一緒のクラスに居たのに、今までそんなに接触したことなかったな!?Σ('◉⌓◉’)こんな卒業間近になって親戚って分かるなんて・・・どんだけだよ・・・(・Д・))


 その時のソル・・・


(あ、王女殿下の名前、今まで忘れてましたね・・・しかし、また無自覚に人をたらし込んで・・・あぁ、かなりの数の女子生徒に目をつけられてしまってますね。今後、マールィ王女殿下に警護の影をつけるように進言しておきましょう・・・)


 と、呆れつつも、裏から気遣いの手配をする事にしていた・・・*ついでに言うと、アトリーがマル王女の名前を覚えていたのは彼女の名前が日本語の“丸い“と同じ発音だった為、印象に残っていたからだったりする。まぁ、それでもすぐに思い出さない程度の認識でしか無かったが、親類だとわかってかなり気を許した対応をしていたのは、普段のアトリーを思えば凄く珍しい事だったりする・・・


 そんなこんなで、話しをしていると・・・


 ダンッ!!


「今日は朝早くから並んだんだぞっ!?少しぐらい話をさせてくれたって良いだろう!?」


「こ、困ります。ご本人が望まない限り、お会いになれません!ご注文をなさらないのならお引き取り下さい!!」


 と、注文カウンターの方から何やら、成人男性と注文受付担当のクラスメイトが激しく言い合う声が聞こえてきた。


(ん?聞き覚えのある声だ・・・どこで聞いたんだっけ???(・・?))


天華『アトリー!今どこですか!?』


(あ、天華?今は表から見えない場所にいるから大丈夫だよ!(*´Д`*))


「もういい、止さないか」


「ですが、殿下・・・」


「良いんだ、見たところ、今は厨房にいない様だから、休憩中だろう、ここで騒いでも、本人がいない事にはどうしようもない」


「そうですね・・・」


(ん、ん?殿下って、・・・あー、またあの“ボレアース“の王女殿下か、それと男の方は前に僕が剣を壊した人だな・・・(*´Д`*))


 最初、騒ぎを起こしている成人男性の声に聞き覚えがあるな?と思っていると、途中から成人男性を止める別の若い女性の声が聞こえてきた。

 するとそこに念話で、天華が慌てた様子で僕の居場所を聞いてきた、僕はそんな天華に軽く返しながらも、注文カウンターで続いている会話の内容をよく聞いてみると、どうやら、“殿下“というキーワードと独特な男まさりな言葉遣いから、昨日も僕に会いにきていた“ボレアース“の王女殿下だと判明。


天華『そうですか、良かった・・・すみません、今日は最初から列に並んで大人しく入ってきて、注文中までは普通でしたから、少し警戒が薄れて警告するのが遅れました・・・』


ボレアース王女「それより、昨日食べる事ができなかった料理を食べてみよう!食べてみて、美味かったのならさらに旦那様にしてみたいものだ!」


「そうですね!殿下に相応しい結婚相手の条件です!」


(・・・あぁ、そうなんだ。はぁ、でもまだ諦めてなさそうだなぁ、・・・しかし、ここにいる他国とは言え、同じ王女殿下なはずだよなぁ、どうしてこんなに違うのやら・・・(*´ー`*))


夜月『こっちの脳筋王女と、そこの謙虚な王女を比較するのは失礼だと思うぞ?』


(だね・・・)


 どうも天華は昨日と同じ様に騒ぎを起こしそうな人を警戒してくれていたのだが、今日は昨日の教訓からか、“ボレアース“の王女殿下達は、他の客と同じように朝から行列に並び、順番が来るまで大人しくして、中に入っても注文するまで普通だった様だ。

 その様子を見て、僕に警告は必要なさそうだと思っていた所に、急に大声を出し始めた事に驚き、慌てて僕の居場所を聞いてきたらしい。


 そして、声の感じから注文カウンターのクラスメイトを怒鳴りつけていたのは、以前僕が剣を壊した“ボレアース“の貴族冒険者だったようで、用件はまたもや僕に会って決闘を申し込む事だと察しが付いて、そこからはもう自分のテンションがダダ下がりしていくのを感じつつ、さっき親しくなった目の前の“プティットゥ“の王女殿下を見ながら、比較していると、夜月から、“ボレアース“の脳筋王女と、“プティットゥ“の気遣いができるマル王女を比べるのはマル王女に失礼だと、毒舌気味のツッコミが入った・・・


「ソル、僕は彼らが帰るまで裏で食材の運び出しをしてるよ、だから、たこ焼き作りを任せて良いかな?」


ソル「はい、お任せください。アトリー様はなるべくお姿を見せないほうがいいでしょうから、厨房に入る際は隠蔽スキルを使って食材を運んだほうがいいですね」


「うん、そうだね。そうするよ・・・」


 ソルに裏方に回る事と、自分の役目であるたこ焼き作りの引き継ぎを頼むと、ソルからより具体的な対策案を出されて、僕はその案をすぐに採用。

 そして、今はまだ休憩時間中なので、時間いっぱい休憩をしてから、次の人達と入れ替わる事にして、その休憩後は“ボレアース“の人達がご飯を食べて出ていくまで、僕は神出鬼没の食材供給係としてしばらく厨房内を驚かせる事になった・・・


・・・そうして、数十分後・・・裏方で次に配る食材の確認をしているところに、一人のクラスメイトの女子が声をかけてきた。


「あ、あの、デューキス様、よろしいでしょうか?」


「どうしたの?」


「あ、はい、あの、先程の方達が今お帰りになられましたので、ご報告と、そ、その宜しければ、こちら・・・どうぞ、良かったらお飲みください」


「ん?あ、抹茶ミルク?ありがとう、頂くよ」ニコッ


「っ!!い、いいえ、どういたしまして、お疲れのご様子でしたので!で、では持ち場に戻ります!」ダッ!


 彼女は“ボレアース“の王女達が帰っていったことの知らせと、飲み物の差し入れをしに来てくれた、その子は以前にも僕に飲み物の差し入れをしてくれた子で、前回と同じく用件を済ませると顔を真っ赤にして慌てて去って行ってしまった。


「あっ!・・・また、カップ・・・」


 そして、また、差し入れの飲み物のカップは僕の手に残ったままだったりする・・・


(慌てん坊さんだなぁ・・・(*´ー`*))


ジュール達(『『『『『・・・・そうじゃないんだよなぁ』』』』』)
















評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ