5話 終わりの始まり
あれ?ここどこだろ。
私、里奈のとこで寝てたよね。
もごもご動くと隣に誰かいた。
くんくん、ん〜
『リリタース?』
「起きたの?」
『私、どうしてここにいるの?』
「俺が連れてきたからだよ」
『なんで!も〜、里奈と遊んでたのにぃ』
んしよ、んしよ。
リリタースの膝の上に乗ると、ほっぺたびよ〜んとする。
おお、おもしろ〜い。
「あの里奈って子、寝せてあげないとかわいそうだろ」
『なんで?』
「魂の色が弱くなってたから、もう長くないんだろ」
『長くないって?』
「死んじゃうってこと」
『え!じゃあ里奈と遊ベなくなっちゃうの?!』
それは困る!イヤだ!
「別に、他の探せばいいだろ」
『やだ〜。里奈がいい〜。私、里奈が1番好きだもん』
「…へえ、里奈が1番好きなの?」
『うん、そうだけど』
リリタース、なんかコワイよ。
「人間ごときに君の1番取られるとか、腹立つね」
リリタース、なんかユラユラ出てるよ!
『だって、私に名前つけてくれたのも、ごはん食べさせて遊んでくれたのも里奈だもん』
里奈、いっぱいナデナデしてくれるんだよ。
「…ふーん。なんかお母さんみたいだね」
『お母さん?』
「そう。お母さんは自分の子どもを大切に可愛がるんだよ。里奈は君のお母さんみたいだね」
『お母さん!』
…里奈のことはお母さん認識してもらわないと危ないな。
『リリタース?』
「里奈が死んだ瞬間に、魂だけ連れてくる?」
『そんなことできるの?』
里奈、連れてこれるの?
「俺の力を使えばね」
『やる!』
「俺の力を君が取り込むとできるよ。少しの間、君も俺の影響受けるけどね」
…君に俺の印、つけさせてもらうよ
『わかった!力ちょうだい』
「口開けて」
あ、あの甘いのくれるのかな?
わ〜い!
ん?な…なんか、ねむい…よ…ぐ〜
さ〜て、乗っ取ってる間に里奈連れてくるか。
里奈の近くに監視人つけた方がいいよな。
どうせ我慢できなくて、君は里奈のとこに行っちゃうだろうし。
君と里奈がくっつかないようにしないと。
俺も1度降りると、君に会えるまで力を回収できなくて記憶を封じられるし。
君を手に入れるためにこんな賭けに出るなんて、俺も大概どうかしてるよな。
リリアス君とケイミーの前身のお話でした。
京様はリリタースに乗っ取られたケイトのことだったと思われます。(;^_^A
次回作はリリアスとケイミーの孫にあたる子が主人公のお話になります。
神様と神様の間に生まれた子孫ですから、ちょっとした無双感が出ちゃったり出ちゃったり…?
ちなみに次回作の子は、シーラのお母さんです。
よろしくお願いします(≧∇≦)