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「❤️彼女の妹 彼女の親友 Ⅰ」黒のストッキング姿の長身美少女の彼女の妹が突然部屋に上がり込んだ夜。机の下で絡みつく白い脚、迫るゴスロリ。  作者: ⚓フランク ✥ ロイド⚓
第4章 彼女の姉 彼女のママ

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第6話 渡航準備の彼女たち

《《12月第一週》》

《《第4章、『第1話(5) その夜の明美』の翌朝》》


 明美と悟を真理子の部屋に残して、アンヌの部屋で一夜明かした早朝。


 真理子に電話した。

「真理子、悟、帰ったわ……」

「あらあら、サッパリした声ねぇ~。何か、あった?」

「ちょっとだけ……」

「何発、やったの?」


 な!なんとういう質問!な!何!

「……真理子!そんなこと言わないわよ!」

「あら?性格が変わられましたわね。昨日までだったら、『あの……4発です……』とか答えたでしょうに。で、何発?」

「……6回です……ヘロヘロ、ヘトヘトです……」

「まあ!アンヌ!6発ですって!」スピーカーフォンなので明美にはアンヌの声も聞こえる。

「真理子!いい加減にしなさい!」

「アハハハハ……ええとねえ、明美、まだ居られる?話があるのよ」

「大丈夫ですけど……何のお話ですか?」

「海外旅行に無料ご招待!」


《《2026年9月下旬、北千住「分銅屋」》》

《《『第3章、第10話 性のマンハッタン計画』》》


「父親が娘の様子を見に行くのは自然な話しよね?そうしましょう。それで、その後は……」と真理子がアンヌ先生を見た。「アンヌ、私はアメリカに行ったことがないのよ?」

「あら、そう。私は学会で何度も……そうね、『米国のトランスジェンダー研究における社会的影響調査』というのを大学の理事会に出せば、出張費がでそうね?2人分くらいは?」

「文化人類学の研究生でも?」

「社会的影響調査でしょ?民俗学も必要よ」

「アンヌ、あなた、頭いいわね?」……真理子、それはずる賢いと言います。


「凜花ちゃん、遥ちゃん、こういう悪魔二人をアメリカに輸出したら危険ね?」

「女将さん、アンヌ先生と真理子、ズルしてますよね?」

「東京都も中小企業の海外展開に対して、補助金が出るのよ。このお店、株式会社『分銅屋』なのね。それで、『㈱分銅屋の米国進出事前調査』という名目なら、200万円は出るわねえ……助手が必要よね?物理科の学生が二人?」

「女将さん、それ!私と遥!」

「そうねえ、小池百合子に掛け合いましょうか?」

「あの、ぼくは?」


 私、凜花、女将さん、真理子、アンヌ先生が声を揃えた。


「お留守番!」


《《12月第一週、渡航準備》》


 明美は、『海外旅行に無料ご招待!』ってなんだろう?としばらく考えていた。


 まったく!真中真理子!ぜんっぜん、理解できない!


 30分ほどして、廊下から騒がしい声がした。ドアが開いた。


「明美ぃ~、ただいまぁ~」

「……お帰りなさい?」

「うん」真理子がわざとクンクンと部屋の臭いを嗅ぐ仕草をした。「明美、よくルームフレッシュナーの置いてある場所がわかったわね!でも、フェロモンの香りが残っていますわぁ~。6発ですもんね!」

「……」なんて言えばイイの!

「真理子!お止めなさい!」とアンヌが助け舟を出してくれた。ちょっと、アンヌに対しては恥ずかしいのはなぜだろう?


「明美もこういうからかいができるようになったのね。前の明美だったら泣いちゃうものねぇ~。じゃ、もう止める」

「それで、『海外旅行に無料ご招待!』ってなんの話よ?まさか、明美もNYに連れていくの?」え?NY?話が読めないわ。

「あら、悪い?凜花は彩花の妹、遥は凜花の親友、明美は彩花の親友で敵、明美が必要でしょ?彩花並の知識がこっちにも必要でしょ?」


 ますます話がわからなくなった。「真理子、何の話か、サッパリわかりませんが……」

「あなたが悠馬に彩花の論文を送った後、9月下旬にみんなで彩花に会いに行こうという計画を立てたのよ」


 こういって、真理子は、彩花のパパがNYに出張の折に彼女の会う予定の話、アンヌが『米国のトランスジェンダー研究における社会的影響調査』というのをでっち上げて、自分と真理子との旅費を大学の補助金から引っ張る話(詐欺だよ!それ!)、分銅屋の女将さんという人が、東京都から『東京都も中小企業の海外展開』という口実で、自分と凜花と遥(コンサートに出ていた彼女たち?)の旅費を都から巻き上げる話(これも詐欺だよ!)を説明してくれた。


「それで、私もNYに行けと。彩花に会えと言うの?」

「うん。12月中旬だけど、ダメ?」

「1月上旬の卒論締切が……」

「私も同じ四年だけど、もう書いちゃったわ」

「なんとかなるかも……なんとか、します。彩花に会って聞きたいことが山程あるもの。行きます!真理子」


「じゃあ、アンヌ、今度はお金の話だけど、補助金、どうなったの?女将さんの方の話も聞いてる?」とアンヌの方を向いて尋ねた。

「私は、理事会承認が必要だったから、『特命の社会的影響調査』としてねじ込んだわ。医学部(精神皮膚科)の『持ち回り決裁』を利用したの。あの話のあった2026年9月下旬に申請して、承認に6週間くらいかかったわ。それで、経理の野郎がモタモタしやがったけど、先週、200万円、私の研究室の口座に振り込まれたわ。いつでも使える」

「女将さんの方は?」

「女将さんの話では、東京都の中小企業振興公社などが実施する補助金は、本来、募集期間が決まっているんだけど、女将さんが、ほんっとに都知事に掛け合ったみたい。なんなんでしょうね?彼女のコネって?それで、新規の募集を待たないで、『都知事特命の伝統産業海外展開枠』に潜り込ませたようよ。こっちは、先々週に振り込まれたって言ってたわ」


……この二人の話、なんなの!特に、アンヌ!そういう口実で、大学理事会から金を引っ張れるの?……私も大学院に行ったら真似しよう……勉強になります……。


「アンヌ、これでしめて400万円!」

「だけど、それって、私と真理子と恵美、女将さんと凜花に遥を前提としてなのよ?大学にも都にも明美の名前はないわよ」

「それはプライベートで同行ということで、報告なしでいいじゃん?」

「400÷5は80万、÷6だと67万円よ?」

「コンサートの契約金1500万にユーチューブの収益金があるじゃない?後は、個々人から多少、差っ引く!」えええ?あのコンサートの契約金、1500万円なの?


「……真理子……私もクラシックギター、弾けるの……」

「あら?じゃあ、次があったら、コンサート出る?でも、私の『ゴスロリ文化会』に入会して、パンツみせなきゃ、ダメよ?」

「ゴスロリは、悟も好きみたいだし……パンツの二枚や三枚、いまさらケチる必要もないわよ。入会する!」

「アンヌ、また一人、メンバーが増えたわね?」

「明美かぁ~。目立ちそうだね……私は地味に恵美とアラサーで……って、そういう話じゃない!じゃあ、NY直行便を手配して……」


「アンヌ、あなたぁ~、わ・た・く・しを17時間、座らせておくおつもりぃ~?」

「だって、女将さんとも相談して、大学にも都にも調査ルートで直行便ということにしたわよ」

「そんなの、変更事由申請するのよ」

「どういうルート変更なんだ?どういう変更事由なのよ?」

「ええっとね、考えたんだけど、羽田ーハワイ、ハワイで一泊、ハワイからは米国国内便でNYのJFKまで。全部プレエコクラスで。本当はビジネスにしたいけど、資金が足りないわ……」


「で、変更事由は?」

「ハワイ大学の教授にお願い済み。アンヌと女将さんの調査目的に合致する教授を紹介してもらった!で、お土産を持っていって、ご挨拶して、30分でずらがって、海岸へ、ということ……」

「……この、悪魔!」とアンヌが怒った。本当に、金勘定のできる悪魔ね、真理子は。

「それで、直行便だとフライト時間は17時間。耐えられないわぁ~。ハワイ、トランジットだと、羽田ーハワイが7時間、ハワイーNYが10時間、なんとか我慢できますわ」


「まあ、その方が私も楽だわ。わかった。女将さんに説明する。でも、金額差は?」

「トラベルサイトにもう押さえてあるけど、直行便で34万円、ハワイトランジットでホテル代含めて、41万円。差は7万円。滞在は実質NY一週間としたけど、帰国便はオプションをつけて、変更可としてあるわ。ハワイからは国内便。NYでは、イミグレ要らないわよ」


 真理子がタブレットを見せた。


 12/15 (火):羽田発ーホノルル着、ハワイは現地で12/15朝

 12/15 (火):ハワイ滞在(1泊)

 12/16 (水):ホノルル 発、JFK空港 着

 12/18 (金)~12/24 (木):NY滞在

 12/25 (金):JFK空港 発、ホノルル 着

 12/25 (金):ハワイ滞在(1泊)、NYの調査結果をハワイ大学の教授と討議……名目よ!

 12/26 (土):ホノルル発

 12/27 (日):羽田着

※日付は現地時間


「なんだ、たった7万円か。それくらいなら……おい!ちょっと待て!予約を押さえてあるって、明美は?」

「もちろん、みんなと一緒に押さえたわよ」

「真理子!いつから、明美も連れていくって考えてた?」

「9月からですわよ」

「……あんた、みんな視えていたの?」

「ええ、もちろん。いけません?」視えていたって何のこと?


「明美もこの予定でいいわね?準備してよね。ハワイの水着とNYの防寒着。得意分野でしょう?」

「もう、『海外旅行に無料ご招待!』なんですから、文句なしです。おまけに、ハワイ!」

「アンヌもみんなに水着と防寒着の準備言っておいてね」

「わかった……あれ?水着……」

「明美と一緒に買いに行けばいいしぃ~、現地調達でもいいのよ」

「了解だ!」


「ところで、明美?6発、詳しく教えてぇ~」

「真理子!言わないわ!言うもんですか!」

「あっ、そう!じゃあ、悟に聞くもん!」

「わ、わかったわ……わかったわよ……あのねえ……」


 私は、真理子の執拗な質問に、一挙手一投足を白状させられた。満足気に舌なめずりする真理子。


 アンヌがボソッと呟いた。


「明美……悟、ちょっと、貸して……」


 やれやれ。

【注意・免責事項】


※本作に登場するすべてのキャラクターは18歳以上です。

※制服・女子高生風衣装・部活動ユニフォーム等の描写はすべて演出上のコスプレ要素であり、現実の未成年を描写したものではありません。

※当シリーズの作品はすべてフィクションであり、実在の事件・人物・団体とは一切関係ありません。

※作中に描かれる出来事は、詳細な描写を意図的に抑制しています。

※本作は医療・倫理・社会的テーマを扱うフィクションであり、特定の思想・行為を推奨するものではありません。

※性的・暴力的要素を一部含みますが、描写は必要最小限に留めています。

※苦手な方は閲覧をお控えいただくことをおすすめします。

※本作は法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。

※飲酒・喫煙の描写が含まれます。

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