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「❤️彼女の妹 彼女の親友 Ⅰ」黒のストッキング姿の長身美少女の彼女の妹が突然部屋に上がり込んだ夜。机の下で絡みつく白い脚、迫るゴスロリ。  作者: ⚓フランク ✥ ロイド⚓
第3章 真中真理子と曽根崎アンヌ

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第12話(5) フィナーレですわ!全員脱ぐの?

⑤ I Will Survive、全員合唱


 遥が、凜花、恵美とアンヌに、「ねぇ~、みなさん、『この演出でやれ』って、真理子にこの演技の紙を渡されたけど、みんな……ほんっとに、これやるんですか?やるんですか?……もう、みなさん、お嫁にいけなくなりますよ!」


「……悠馬が見たいというなら……」

「ぼくは……凜花がやりたいなら……」

「悠馬が見たいなら……」


「おい!二人、ジャレつくんじゃない!」と恵美がアンヌの方を向いて、「アンヌ、あんた、これ、やるの?え?」

「まあ、あれだけさらけ出したら、私は、別にもう白の綿パンを脱ぐわけじゃなし、いいわよ、やっても」

「……もう、良いかぁ、どうでも……お嫁に行けるかどうかもわからないし……アラサーの色気で聴衆をぶっ殺すか?」


 それを聞いていた真理子が、「みなさんだけとは言いませんことよ。私はもっとやりますからね!よろしいわね?以上」


《《演奏開始》》


 ステージは一瞬、真っ暗になった。1500人の観客が息を潜める。


 ゆっくりと、恵美のピアノだけが静かに響き始めた。Jennel Garciaのカバーのように、切なくシンプルな音色が会場を包む。


 スポットライトが五人を優しく照らし出す。

 全員が円陣を組んだまま、ステージ中央に立っていた。


 衣装はこれまでのまま。凜花と遥は陸上部ハイレグユニフォーム、恵美とアンヌは女子高生制服、真理子は新体操の純白ボディースーツ。


 汗で光る肌と、ハイレグのラインがライトに映える。


 イントロが静かに始まる。恵美のピアノが、切なく響き続ける。五人が円陣を解き、ゆっくりと観客に向かって一列に並んだ。


 真理子が最初に歌い出す。


「At first I was afraid…… I was petrified……」


 彼女の声は低く震え、まるで本当の失恋を語るように。

 ボディースーツの肩紐に指をかけ、ゆっくりと下ろし始めた。

 白い肌が露わになり、観客の息が止まる。


 Aメロ、「告白」の儀式


 凜花が続きを歌う。


「Kept thinking I could never live without him by my side……」


 彼女は女子高生制服のスカートを両手で持ち上げ、ゆっくりと捲り上げた。白いハイレグショーツが完全に晒される。凜花の頰が赤く染まり、声が少し震える。


 遥も同じく、陸上部ユニフォームのショーツを指で摘まみ、下ろし始める。黒いTバックが露わになり、汗で光る太腿がライトに妖しく映える。


 恵美は座ったままスカートを捲り上げ、赤いシルクTバックを晒す。


 アンヌは無表情のままスカートを脱ぎ、白の綿パンを堂々と見せた。


 観客は静かに、しかし息を詰めて見つめる。


 スマホのフラッシュが控えめに光り、誰もがこの「告白」の儀式に引き込まれていた。


 サビ前、決意の瞬間


 真理子が声を張り上げた。


「But then I spent so many nights thinking how you did me wrong……」


 彼女はボディースーツのファスナーを下ろし、肩から完全に脱ぎ捨てた。


 純白のハイレグ下着だけになり、観客に向かって両手を広げる。


 五人が一斉に動き出す。


 凜花と遥はショーツを完全に下ろし、Tバックだけに。


 恵美とアンヌは下着だけになり、ハイソックスを残して立つ。


 全員がパンツ(または下着)一枚の姿で、観客に向かって一列に並んだ。


 サビ、再生の叫び


 五人が声を合わせて大合唱した。


「I will survive…… I will survive……」


 真理子がマイクスタンドを倒し、みんなでそれを囲むように踊り始める。


 汗だくの裸体に近い姿で、激しく腰を振り、両手を天に掲げる。


「Go on now, go! Walk out the door!」の部分で、五人が一斉に観客に向かって手を差し伸べるポーズ。


 最後の「I will survive!」を長く伸ばし、真理子が叫んだ。


「あんたたちも、生き残るのよ!」


 照明が一気に明るくなり、五人が汗だくで並ぶ姿が、再生の象徴として輝いた。


 演奏終了。


 会場は爆発的な拍手と歓声に包まれた。


 総立ちの観客が「生き残った!」「最高!」と叫び、スマホのフラッシュが星空のように瞬く。


 五人は息を切らしながら、互いに肩を組み、深々とお辞儀をした。


 凜花がマイクを握り、小さく呟いた。


「……本当に、生き残った……悠馬、これでも、お嫁にもらってくれる?」


⑥ The Köln Concert


 会場からは、アンコールの声と拍手の大歓声が鳴り止まない。


 ステージ袖で真理子が扇子をパタパタと扇ぎながら、みんなを急かした。


「みんな……最後は、黒のゴスロリよぉ~!着替え急いで!」


 四人は慌てて黒のゴスロリドレスに着替えた。フリルとレースが重なり、ヘッドドレスを整える。


 真理子はため息をつきながら言った。「あら、でも、何をやろうかしら?もう、演出のネタも尽きたわねえ~」遥は内心で思った。これだけやれば十分じゃん……。


 そこに、恵美が真理子に耳打ちした。

「真理子、私のわがまま、聞いてくれる?」

「良いわよぉ、ダメ押しの強烈なヤツぅ~?」

「いいえ……ピアノソロだけど……」

「良いんじゃない?何?」

「The Köln Concert Part I, Keith Jarrett」


 真理子は少し目を丸くした。

「渋いわねぇ~。このアンコールに答えられる自信がお有り?」

「……私の死んだ友達へのレクイエム。でも……真理子にアイデアがあるなら……」

「……超意外な選曲ね。でも、『アルファ』との契約は60分以内。『The Köln Concert Part I』は30分弱じゃなかった?」

「Part Iの原曲の8分ぐらいから、20分までを編曲でアレンジしてすっ飛ばす。それで、最後の21分になだれ込ませて10分プラスでまとめられるわ」

「そっか、思い入れがあるみたいね?佐藤さんがどう思うか知らないけど、どうぞ、存分におやりになってぇ~」


 真理子が「みんな……」と言って、凜花、遥、アンヌに立ち位置を指示した。


 ステージは再び暗転。


 恵美だけがグランドピアノの前に座り、スポットライトが彼女を照らす。

 他の四人は、観客から見える右の舞台袖に立った。

 全員黒のゴスロリで、神殿巫女のように何もせずに立ち尽くす。

 視線は観客席の空中を見て、無表情に目を見開いている。両手は胸の前で交差している。


 恵美の左手が、低く反復するベースラインを奏で始めた。

 A音が静かに響き、深く沈むような重さで会場を満たす。

 右手がゆっくりとアルペジオを紡ぎ出す。音の粒が水面に落ちるように広がり、静かな波紋を呼ぶ。

 左手は同じフレーズを繰り返し、執拗に低音を刻む。

 右手が徐々に旋律を探し始め、同じモチーフが何度も回る。

 やがて、突然、和音が大きく開いた。

 豊かな響きが会場を包み、残響が天井まで届く。


 恵美は感情を抑えながらも、指先が鍵盤に沈むたびに、微かな震えを帯びていた。

 原曲から飛ばし展開を凝縮して、最後の情熱的なクライマックスへなだれ込む。

 左手が激しく低音を叩きつけ、右手が高速のアルペジオと和音の奔流を繰り出す。

 音の奔流が頂点に達し、しかし決して崩れず、徐々に穏やかで美しいイ長調の響きへと収束していく。

 右手が高音域の和音を優しく奏で、左手が最後のAの音を静かに響かせた。


 豊かな残響が会場に広がり、ゆっくりと消えていった。


 恵美は立ち上がり、四人の傍へ歩み寄った。


 五人は観客席を見下ろし、恵美が静かに微笑んだ。


 深くお辞儀をする五人。


 照明が徐々に暗くなり、頭を下げたままだった。


 聴衆は、盛大な拍手で応えた。


 緞帳がゆっくりと下り、コンサートは静かに終わった。


《《明美?》》


 まあ、アラサーでも受けたわよね、アンヌ~!という声援も多かったわ。でも……


 ケルン・コンサートの余韻は、まだ会場全体に残っていた。1500人の観客が帰りそびれ、拍手が何度も波のように戻ってくる。最後のピアノ曲が、あまりにも静かで、あまりにも重かったせいだろう。


 誰もが「あの曲は何を言いたかったんだろう?」と首を傾げながら、立ち去れないでいる。


 私も同じだった。あの残響は、まだ胸の奥に沈んでいる。


 私はステージ袖の暗がりに立っていた。


 真理子が、珍しく客席の方をじっと見つめている。

 普通の真理子なら、こんなところで観客の反応など興味などないはずなのに。


 彼女は悠馬を呼び寄せ、小声で話しかけていた。

【注意・免責事項】

※本作に登場するすべてのキャラクターは18歳以上です。

※制服・学生風衣装・部活動ユニフォーム等の描写は、すべて演出上のコスプレ要素であり、現実の未成年を描写したものではありません。

※本作に登場する事件・設定・団体等はすべてフィクションであり、実在のものとは一切関係ありません。

※第4章以降では、過去の出来事や医療・倫理に関する重いテーマが語られますが、描写は簡潔に留めています。

※性的・暴力的要素を一部含みますが、過度に詳細な描写は行っていません。

※本作は特定の思想・行為を推奨するものではありません。

※苦手な方は該当章の閲覧をお控えください。

※飲酒・喫煙の描写が含まれます。


【新宿コンサートの楽曲 1】


① Don't Stop Believin'、悠馬+凜花

Arsenal & Various Artists - Don't Stop Believin' ("Rock of Ages")

https://youtu.be/oIIXA1I8pg4


② 残酷な天使のテーゼ、遥のソロ

『残酷な天使のテーゼ』/後藤真希が歌ってみた

https://youtu.be/0Pz9kQv9XrE


BABYMETAL SU METAL 魂のルフラン

https://youtu.be/8NVdK6GRTP8


【新宿コンサートの楽曲 2】


③ Eye of the Tiger、バンド紹介曲、ウクレレ、真理子

Best "Eye of the Tiger" Cover Ever?!

https://youtu.be/acXjUPrZ9Pk?list=RDGMEM6ijAnFTG9nX1G-kbWBUCJAVMacXjUPrZ9Pk


④ I Don't Want to Miss a Thing、悠馬+凜花

I Don't Want To Miss A Thing - Aerosmith (Jennel Garcia ft. Boyce Avenue cover) - Aerosmith Cover

https://youtu.be/QQps-I4xCFY


⑤ I Will Survive、全員合唱

I Will Survive - Gloria Gaynor (Jennel Garcia piano cover) on Spotify & Apple

https://youtu.be/u1ii9CSyEgk?list=RDGMEMpBkrRsgmbnoWVzfUhAA61gVMu1ii9CSyEgk


⑥ Keith Jarrett

The Köln Concert [Full Album 1975]

https://youtu.be/skkiVoI7sBk

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